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公開番号2024021382
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124171
出願日2022-08-03
発明の名称粗骨材、細骨材及び流動化処理土原料を生産する破砕処理施設及び流動化処理土原料の作製方法
出願人株式会社新栄重機
代理人個人
主分類B09B 3/35 20220101AFI20240208BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】がれき類から流動化処理土の原料に必要な砂の代替え原料を生産するとともに、異物が混入した建設発生土とがれき類を混合処理し、異物除去と破砕を行い、土粒子を調整した流動化処理土の原料を生産する方法及びその装置を提供する。
【解決手段】
本発明にかかる粗骨材、細骨材及び流動化処理土原料を生産する破砕処理施設は、処理前保管施設10と、第1ホッパー20、第1篩装置30、第1次破砕機40、磁選機51、52、第2次破砕機60、振動篩機70、吸引ゴミ選別機80、第2ホッパー85、第3次破砕機90、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粗骨材、細骨材及び流動化処理土原料を生産する破砕処理施設において、
がれき又は建設発生土を投入する第1ホッパーと、
前記第1ホッパーから送出されたがれき又は建設発生土を粗骨材の粒径以下のものとそれより大きいものに分別する第1篩装置と、
前記第1篩装置によって粗骨材の粒径より大きな粒径に分別された分別物を破砕する第1次破砕機と、
前記第1次破砕機を通過した分別物をさらに破砕する第2次破砕機と、
前記第2次破砕機で破砕処理された分別物を、所定粒径ごとに分別する振動篩機と、
前記振動篩機で分別された細骨材の粒径よりも大きな粒径の分別物からゴミを回収する吸引ゴミ選別機と、
前記第1篩装置によって第1粒径以下に分別された分別物を投入する第2ホッパーと前記第2ホッパーに投入された分別物を破砕する第3次破砕機と、
前記第3次破砕機で破砕された破砕物を前記振動篩機に送出する送出手段と、
を備えていることを特徴とする破砕処理施設。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記送出手段は、送出スピードを変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の破砕処理施設。
【請求項3】
前記第1次破砕機の次に、磁選機を備えていることを特徴とする請求項1に記載の破砕処理施設。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の破砕処理施設を使用して、以下の工程によって、流動化処理土原料を作製する方法。
(1)がれきと建設発生土を第1ホッパーに投入する投入工程。
(2)第1篩装置によって、粒径が粗骨材より大きいがれきと、粒径が粗骨材以下のがれき及び建設発生土に分別する第1次分別工程。
(3)前記第1次分別工程によって、粒径が粗骨材より大きいがれきを第1次破砕機で1次破砕する第1次破砕工程。
(4)第1次破砕工程で得られた破砕物を、第2次破砕機によって粗骨材の粒径以下となるまで破砕する第2次破砕工程。
(5)第2次破砕工程によって破砕された破砕物を、振動篩機によって、粗骨材の粒径以下であって細骨材の粒径より大きいもの、及び細骨材の粒径以下のものに分別し、細骨材の粒径以下に分別されたがれきの細骨材及び建設発生土が混合された流動化処理土原料を得る第2次分別工程。
【請求項5】
請求項4に記載の流動化処理土原料を作製する方法において、さらに、下記の工程を含むことを特徴とする方法。
(6)前記第1次分別工程で粒径が粗骨材以下に分別されたがれき及び建設発生土を第2ホッパーへ投入する再投入工程。
【請求項6】
請求項4に記載の流動化処理土原料を作製する方法において、さらに、下記の工程を含むことを特徴とする方法。
(7)前記第2次分別工程で粗骨材の粒径以下であって細骨材の粒径より大きいものを第2ホッパーへ投入する第2次再投入工程。
【請求項7】
請求項4に記載の流動化処理土原料を作製する方法において、さらに、下記の工程を含むことを特徴とする方法。
(8)建設発生土を、第2ホッパーへ投入する土の量を調節することで、流動化処理土の土成分の調整を行う調整工程。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粗骨材、細骨材及び流動化処理土原料を生産する破砕処理施設及び流動化処理土原料の作製方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、がれき類の再利用を図るための中間処理場では、がれき類の受け入れ量と路盤材(平均直径が40mm以下の破砕材)の販売量とのバランスの不一致で保管過多が起こりやすい問題を抱えていることに加え、がれき類を破砕することで副次的に発生する細粒分(破砕屑)は使用用途がほとんどないため、処分方法に苦慮しているという問題があった。
【0003】
そこで、この破砕時に副次的に発生する細粒分を流動化処理土の原料の砂や微粒分の代替えとして使用できれば、がれき類を路盤材としてのみではなく、細骨材としても使用することができる。
【0004】
しかし、流動化処理土の品質を向上させるには、細粒分に加え、泥(微粒分)も必要となる。そこで、泥成分として、建設発生土を利用することで、これらも流動化処理土の有効な材料となりうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-167530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、がれき類から流動化処理土の原料に必要な砂の代替え原料を生産するとともに、異物が混入した建設発生土とがれき類を混合処理し、異物除去と破砕を行い、土粒子を調整した流動化処理土の原料を生産する方法及びその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本発明にかかる粗骨材、細骨材及び流動化処理土原料を生産する破砕処理施設は、
がれき又は建設発生土を投入する第1ホッパーと、
前記第1ホッパーから送出されたがれき又は建設発生土を粗骨材の粒径以下のものとそれより大きいものに分別する第1篩装置と、
前記第1篩装置によって粗骨材の粒径より大きな粒径に分別された分別物を破砕する第1次破砕機と、
前記第1次破砕機を通過した分別物をさらに破砕する第2次破砕機と、
前記第2次破砕機で破砕処理された分別物を、所定粒径ごとに分別する振動篩機と、
前記振動篩機で分別された細骨材の粒径よりも大きな粒径の分別物からゴミを回収する吸引ゴミ選別機と、
第1篩装置によって第1粒径以下に分別された分別物を投入する第2ホッパーと前記第2ホッパーに投入された分別物を破砕する第3次破砕機と、
前記第3次破砕機で破砕された破砕物を前記振動篩機に送出する送出手段と、
を備えていることを特徴とする。
【0009】
かかる構成を採用することによって、粗骨材、細骨材及び流動化処理土原料のそれぞれの製品を作製することができる。また、流動化処理土の原料としての砂の代替え原料として、がれきから製造した細骨材を利用することができ、かつ流動化処理土の土成分として建設発生土を使用することができるため、産業廃棄物のみで流動化処理土原料を作製することができる。
【0010】
また、本発明にかかる破砕処理施設において、前記送出手段は、送出スピードを変更可能であることを特徴とするものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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