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公開番号2024048461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154380
出願日2022-09-28
発明の名称バイオガス発電システム
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人弁理士法人アイミー国際特許事務所
主分類B09B 3/65 20220101AFI20240402BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】バイオガス発電装置の排熱を利用した、ガス生成効率のよいバイオガス発電システムを提供する。
【解決手段】バイオガス発電システム(1)は、有機物を貯留するクッションタンク(2)と、クッションタンクから供給される有機物を発酵させてバイオガスを生成するバイオガス発生槽(4)と、バイオガスを利用して発電するバイオガス発電装置(5)と、クッションタンクおよびバイオガス発生槽を経由して、温水を循環させる温水回路(7)と、温水とバイオガス発電装置で発生した排熱とを熱交換する熱交換器(6)と、バイオガス発生槽内の温度を測定する第1温度センサと、温水回路を流れる温水またはバイオガス発電装置で発電時に発生する排熱のいずれかの温度を測定する第2温度センサと、温水回路内に設けられ、、第2温度センサの値に基づいて順方向および逆方向に温水を送り出すポンプとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有機物を貯留するクッションタンクと、
前記クッションタンクから供給される有機物を発酵させてバイオガスを生成するバイオガス発生槽と、
前記バイオガスを利用して発電するバイオガス発電装置と、
前記クッションタンクおよび前記バイオガス発生槽を経由して、温水を循環させる温水回路と、
前記温水と前記バイオガス発電装置で発生した排熱とを熱交換する熱交換器と、
前記バイオガス発生槽内の温度を測定する第1温度センサと、
前記温水回路を流れる温水または前記バイオガス発電装置で発電時に発生する排熱のいずれかの温度を測定する第2温度センサと、
前記温水回路内に設けられ、順方向および逆方向に温水を送り出すポンプと、
前記第2温度センサの値に基づいて前記ポンプの送り出し方向を切り替える制御手段とを備える、バイオガス発電システム。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記温水回路のうち、前記クッションタンクと前記熱交換器とを直接連結する第1回路と並列に設けられた分岐回路と、
前記分岐回路上に設けられたラジエータとを備え、
前記制御手段は、前記第2温度センサの値に基づいて、前記第1回路および前記分岐回路のうちいずれか一方を選択する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記分岐回路と前記第1回路との接続部分には三方弁が設けられ、
前記制御手段は、前記第2温度センサの値に基づいて前記三方弁を切り替えることで、前記第1回路および前記分岐回路のうちいずれか一方を選択する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第1温度センサの値が所定閾値未満となることに応じて前記第2温度センサの値を判別し、
前記第2温度センサの値が第1閾値未満の場合、前記第1回路を選択し、前記ポンプを順方向となるよう制御し、
前記第2温度センサの値が第1閾値以上第2閾値未満の場合、前記第1回路を選択し、前記ポンプを逆方向となるよう制御し、
前記第2温度センサの値が第2閾値以上の場合、前記分岐回路を選択し、前記ポンプを逆方向となるよう制御する、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記クッションタンクはディスポーザから供給される排水を貯留する、請求項1に記載のシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオガス発電システムに関し、特にバイオガス発生槽の温度を適温に維持するシステムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-49392号公報(特許文献1)には、バイオガス発電装置で発生した排熱をメタン発酵槽の加温に利用するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-49392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、発電で生じた排熱を、その温度に関わらずメタン発酵槽の加温に利用しており、温度調節されることが望まれていた。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的はバイオガス発電装置の排熱を利用した、ガス生成効率のよいバイオガス発電システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある局面に従うバイオガス発電システムは、有機物を貯留するクッションタンクと、クッションタンクから供給される有機物を発酵させてバイオガスを生成するバイオガス発生槽と、バイオガスを利用して発電するバイオガス発電装置と、クッションタンクおよびバイオガス発生槽を経由して、温水を循環させる温水回路と、温水とバイオガス発電装置で発生した排熱とを熱交換する熱交換器と、バイオガス発生槽内の温度を測定する第1温度センサと、温水回路を流れる温水またはバイオガス発電装置で発電時に発生する排熱のいずれかの温度を測定する第2温度センサと、温水回路内に設けられ、順方向および逆方向に温水を送り出すポンプと、第2温度センサの値に基づいてポンプの送り出し方向を切り替える制御手段とを備える。
【0007】
好ましくは、温水回路のうち、クッションタンクと熱交換器とを直接連結する第1回路と並列に設けられた分岐回路と、分岐回路上に設けられたラジエータとを備える。制御手段は、第2温度センサの値に基づいて、第1回路および分岐回路のうちいずれか一方を選択する。
【0008】
好ましくは、分岐回路と第1回路との接続部分には三方弁が設けられ、制御手段は、第2温度センサの値に基づいて三方弁を切り替えることで、第1回路および分岐回路のうちいずれか一方を選択する。
【0009】
好ましくは、制御手段は、第1温度センサの値が所定閾値未満となることに応じて第2温度センサの値を判別し、第2温度センサの値が第1閾値未満の場合、第1回路を選択し、ポンプを順方向となるよう制御し、第2温度センサの値が第1閾値以上第2閾値未満の場合、第1回路を選択し、ポンプを逆方向となるよう制御し、第2温度センサの値が第2閾値以上の場合、分岐回路を選択し、ポンプを逆方向となるよう制御する。
【0010】
好ましくは、クッションタンクはディスポーザから供給される排水を貯留する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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