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公開番号2024039233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143629
出願日2022-09-09
発明の名称推定装置、推定システム、推定方法、およびプログラム
出願人三菱マテリアル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B09B 5/00 20060101AFI20240314BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】回収した家電製品を効率よく分別すること。
【解決手段】推定装置は、抽出部と、判定部と、推定部と、出力部とを備える。抽出部は、家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する。判定部は、前記家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出部によって抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う。推定部は、前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する。出力部は、前記推定部の推定結果を出力する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する抽出部と、
前記家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出部によって抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う判定部と、
前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する推定部と、
前記推定部の推定結果を出力する出力部と、
を備える推定装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記一致判定において、前記複数の項目のうち一部の項目について一致しないと判定された場合、前記一部の項目の前記抽出文字列に含まれる一部の文字を消去した残余文字列を生成する生成部を備え、
前記判定部は、前記一部の項目について、前記残余文字列を含む前記製品文字列が前記記憶部に記憶されているか否かの判定を行い、
前記出力部は、前記残余文字列を含む前記製品文字列を、前記製品ラベルが示す前記家電製品の候補として出力する、
請求項1に記載の推定装置。
【請求項3】
前記残余文字列は、前記抽出文字列に含まれる複数の文字のうち、下桁の所定文字数を消去した文字列である、
請求項2に記載の推定装置。
【請求項4】
前記複数の項目は、前記家電製品の製品型番を示す項目と、製造業者名を示す項目と、前記家電製品に含まれる冷媒の識別情報を示す項目と、を含む、
請求項1または2に記載の推定装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記抽出文字列に特定の文字が含まれる場合、前記特定の文字を、前記特定の文字に対応させて予め登録される所定の文字に、置換した置換文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの前記一致判定を行う、
請求項1または2に記載の推定装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記家電製品が特殊品であることを示す特殊品文字列を記憶し、
前記判定部は、前記抽出文字列が前記特殊品文字列に該当するか否かの特殊品判定を行い、
前記出力部は、前記特殊品判定の判定結果に基づいて、前記家電製品が前記特殊品である旨を示す情報を出力する、
請求項1または2に記載の推定装置。
【請求項7】
前記特殊品文字列は、前記家電製品がリコール品であることを示すリコール品文字列を含み、
前記特殊品判定は、前記抽出文字列が前記リコール品文字列に該当するか否かのリコール判定を含み、
前記出力部は、前記リコール判定の判定結果に基づいて、前記家電製品が前記リコール品である旨を示す情報を出力する、
請求項6に記載の推定装置。
【請求項8】
前記特殊品文字列は、前記家電製品が環境負荷物質を含む環境負荷品であることを示す環境負荷品文字列を含み、
前記特殊品判定は、前記抽出文字列が前記環境負荷品文字列に該当するか否かの環境負荷判定を含み、
前記出力部は、前記環境負荷判定の判定結果に基づいて、前記家電製品が前記環境負荷品である旨を示す情報を出力する、
請求項6に記載の推定装置。
【請求項9】
端末装置と、推定装置とを含む推定システムであって、
前記端末装置は、
家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データを生成する撮像部と、
前記撮像データを前記推定装置へ送信する送信部と、
を備え、
前記推定装置は、
前記送信部によって送信された前記撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する抽出部と、
前記家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出部によって抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う判定部と、
前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する推定部と、
前記推定部の推定結果を前記端末装置へ出力する出力部と、
を備え、
前記端末装置は、
前記出力部によって出力された前記推定結果を受信する受信部と、
前記推定結果を表示する表示部と、
を備える推定システム。
【請求項10】
推定装置のコンピュータが、
家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する抽出ステップと、
家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出ステップにおいて抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う判定ステップと、
前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する推定ステップと、
前記推定ステップにおける推定結果を出力する出力制御ステップと、
を含む処理を実行する推定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、推定装置、推定システム、推定方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、使用済みの家電製品は、リサイクル工場等に回収される。回収された家電製品の分別では、作業スタッフが目視で製品ラベルを確認して、家電製品を分別することが行われている。使用済みの家電製品の製品ラベルは、経年劣化により文字が読みにくくなっていることがある。
【0003】
また、近年では、OCR(Optical Character Recognition)技術が進歩している。関連する技術として、紙面に汚れがある場合のOCR認識精度を向上させるために、多数の文字フォントにおけるOCRの誤認識パターンを、誤りパターンとして辞書に蓄積し、これを用いて誤認識を修正するOCR誤り修正装置が開示されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-225695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、製品ラベルの文字を作業スタッフが読み取って、家電製品を分別するため、作業スタッフの作業負荷となってしまう。仮にOCRを利用して、製品ラベルを読み取って文字を得るようにしたとしても、OCRによって得られた文字の中から必要な情報を作業スタッフが読み取ることに変わりはなく、作業負荷が十分に軽減されるものとはならない。また、経験の浅い作業スタッフであれば、製品ラベルの読み取りや家電製品の分別に時間を要してしまうこともある。このため、従来技術では、簡単且つ迅速に精度よく家電製品を分別することができないことがあり、すなわち、回収した家電製品の分別を効率よく行うことができないことがある、という問題があった。
【0006】
上記事情に鑑み、本発明は、回収した家電製品を効率よく分別することができる技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様である推定装置は、家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する抽出部と、前記家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出部によって抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う判定部と、前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する推定部と、前記推定部の推定結果を出力する出力部と、を備える推定装置である。
【0008】
本発明の一態様である推定システムは、端末装置と、推定装置とを含む推定システムであって、前記端末装置は、家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データを生成する撮像部と、前記撮像データを前記推定装置へ送信する送信部と、を備え、前記推定装置は、前記送信部によって送信された前記撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する抽出部と、前記家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出部によって抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う判定部と、前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する推定部と、前記推定部の推定の推定結果を前記端末装置へ出力する出力部と、を備え、前記端末装置は、前記出力部によって出力された前記推定結果を受信する受信部と、前記推定結果を表示する表示部と、を備える推定システムである。
【0009】
本発明の一態様である推定方法は、推定装置のコンピュータが、家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する抽出ステップと、家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出ステップにおいて抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う判定ステップと、前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する推定ステップと、前記推定ステップにおける推定結果を出力する出力制御ステップと、を含む処理を実行する推定方法である。
【0010】
本発明の一態様であるプログラムは、コンピュータを推定装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、家電製品に付された製品ラベルを撮像した撮像データの文字認識結果に基づいて、複数の項目のそれぞれについて文字列を抽出する抽出部、前記家電製品の推定に用いられる製品文字列を前記複数の項目ごとに記憶する記憶部を参照し、前記複数の項目のそれぞれについて、前記抽出部によって抽出された抽出文字列と前記製品文字列とが一致するか否かの一致判定を行う判定部、前記一致判定における各項目の一致度合いに基づいて、前記製品ラベルが示す前記家電製品を推定する推定部、前記推定部の推定結果を出力する出力部、として機能させるプログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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