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公開番号2024029798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132181
出願日2022-08-23
発明の名称廃棄物処理システム
出願人三菱重工パワーインダストリー株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類B09B 5/00 20060101AFI20240229BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】火災が発生する可能性を低減させることができる廃棄物処理システムを提供する。
【解決手段】廃棄物処理システムは、廃棄物を搬送経路の入口から出口に向かって搬送する搬送装置を備え、搬送装置は、搬送装置の搬送経路の少なくとも一部に廃棄物を液体中に水没させる水没部を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
廃棄物を搬送経路の入口から出口に向かって搬送する搬送装置を備え、
前記搬送装置は、前記搬送装置の搬送経路の少なくとも一部に前記廃棄物を液体中に水没させる水没部を含む、
廃棄物処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記廃棄物を変形させて変形物を生成し、前記変形物を前記搬送装置における前記水没部に供給する変形装置をさらに備える、
請求項1に記載の廃棄物処理システム。
【請求項3】
前記廃棄物は、リチウムイオン電池を含む、
請求項1又は2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項4】
前記液体は、水よりも導電率の高い水溶液を含む、
請求項1又は2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項5】
前記水没部は、前記搬送装置の搬送経路の一部である第1経路と、前記第1経路とは別の前記搬送装置の搬送経路の一部であって、前記第1経路よりも下流に位置する第2経路と、を含み、
前記第1経路は、前記第2経路が前記廃棄物を搬送する方向と反対側の方向に沿って前記廃棄物を搬送するように構成され、
前記第1経路と前記第2経路とは上下方向において互いにずれている、
請求項1又は2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項6】
前記水没部の上方に設けられたカバー部材と、
前記カバー部材の内部空間におけるガスの濃度を検出するガス検出装置と、をさらに備える、
請求項1又は2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項7】
前記ガスは、二酸化炭素を含む、
請求項6に記載の廃棄物処理システム。
【請求項8】
前記カバー部材の前記内部空間を換気するための換気装置をさらに含み、
前記換気装置は、前記ガス検出装置によって検出される前記ガスの濃度が予め設定された設定濃度を超えると駆動し、前記設定濃度より低い回復濃度未満であると停止するように構成される、
請求項6に記載の廃棄物処理システム。
【請求項9】
前記搬送装置から供給される前記廃棄物を搬送する下流側搬送装置と、
前記下流側搬送装置の搬送方向を順方向又は逆方向に切り換える切換装置と、
前記下流側搬送装置によって前記逆方向に搬送された前記廃棄物を貯留する貯留槽と、をさらに備え、
前記切換装置は、前記ガス検出装置によって検出される前記ガスの濃度が予め設定された設定濃度を超えると、前記搬送方向を前記逆方向に切り換えるように構成される、
請求項6に記載の廃棄物処理システム。
【請求項10】
前記貯留槽には、予め冷却水が貯留されている、
請求項9に記載の廃棄物処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、廃棄物処理システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
廃棄物処理システムは、都市ごみのような廃棄物を破砕、焼却、またはガス化などの処理を行う。そして、このような廃棄物処理システムは、処理済の廃棄物を搬送するための搬送装置を含んでいる。
【0003】
廃棄物には、例えば、電池、ライター、又はガスボンベなど上述の処理によって発火する可能性がある発火原因が意図せず混在してしまうことがある。搬送装置がそれら発火原因を含む廃棄物を搬送すると、搬送中に発火が起き、廃棄物処理システムの全体に亘る火災に発展してしまう虞がある。特許文献1には、防火策として、第1搬送コンベヤから第2搬送コンベヤに落下中の破砕ゴミ(破砕された廃棄物)の画像に基づいて発火の有無を判定する発火検知システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-045723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の発火検知システムを廃棄物処理システムに適用しても、発火が検知されてから発火対策を行うことになる。このため、廃棄物処理システムは、火災が発生する一定の可能性を有することになる。また、搬送装置は、例えば、大量の粉塵が飛散している状態で廃棄物を搬送することがあり、発火検知システムの誤判定が発生する虞がある。
【0006】
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、火災が発生する可能性を低減させることができる廃棄物処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示に係る廃棄物処理システムは、廃棄物を搬送経路の入口から出口に向かって搬送する搬送装置を備え、前記搬送装置は、前記搬送装置の搬送経路の少なくとも一部に前記廃棄物を液体中に水没させる水没部を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の廃棄物処理システムによれば、火災が発生する可能性を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る廃棄物処理システムの構成を概略的に示す図である。
幾つかの実施形態に係る水没部の構成を概略的に示す図である。
第2実施形態に係る廃棄物処理システムの搬送装置及び搬送装置の周辺構造を概略的に示す図である。
第3実施形態に係る廃棄物処理システムの搬送装置及び搬送装置の周辺構造を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態による廃棄物処理システムについて、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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