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公開番号2024081440
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022195079
出願日2022-12-06
発明の名称コンポジット材料の製造方法
出願人株式会社ZIVA開発協会
代理人個人,個人
主分類B09B 3/60 20220101AFI20240611BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】廃菌床や食品廃棄物や下水汚泥を再資源化する。
【解決手段】廃菌床は、キノコ類を菌床から収穫した後に残るものである。昆虫材料は、食品廃棄物及び下水汚泥で作製した飼料を用いて昆虫を養殖し、この昆虫を乾燥等の処理をして得られる。コンポジット材料の製造において、まず、昆虫材料と廃菌床とを混合する。次に、昆虫材料と廃菌床との混合物を発酵させることで、コンポジット材料が得られる。前記発酵は、乳酸菌による乳酸発酵であることが好ましい。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
食品廃棄物及び下水汚泥で作製した飼料を用いて養殖された昆虫から得られた昆虫材料と、廃菌床とを混合する工程と、
前記昆虫材料と前記廃菌床との混合物を発酵させる工程と、を有する
ことを特徴とするコンポジット材料の製造方法。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記発酵が、乳酸発酵である請求項1記載のコンポジット材料の製造方法。
【請求項3】
前記昆虫が、アメリカミズアブである請求項1又は2に記載のコンポジット材料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、コンポジット材料の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
キノコの栽培は、木屑等で構成された菌床に種菌が接種されて、菌床の外面に成長したキノコが収穫される。このようなキノコを収穫した後に残る菌床は、廃菌床と呼ばれる。廃菌床の処分方法としては、例えば、廃菌床とパーク堆肥等の有機質資材とを混ぜて、海岸の植生を復元するための植生基材とすることが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5542232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
廃菌床のような廃棄物の増加は社会問題となっており、廃棄物を再資源化する更なる取り組みが求められている。
【0005】
本発明は、前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、廃棄物を再資源化できるコンポジット材料の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るコンポジット材料の製造方法は、
食品廃棄物及び下水汚泥で作製した飼料を用いて養殖された昆虫から得られた昆虫材料と、廃菌床とを混合する工程と、
前記昆虫材料と前記廃菌床との混合物を発酵させる工程と、を有することを要旨とする。
このコンポジット材料の製造方法によれば、昆虫材料と廃菌床との混合物を発酵させることで、得られるコンポジット材料に有用な特性を与えることができる。しかも、廃菌床、食品廃棄物及び下水汚泥の複数種類の廃棄物を、コンポジット材料として再資源化できる。
【0007】
本発明のコンポジット材料の製造方法において、
前記発酵が、乳酸発酵であってもよい。
このコンポジット材料の製造方法によれば、乳酸発酵であることで、コンポジット材料に含まれる乳酸による有用な効果が得られる。
【0008】
本発明のコンポジット材料の製造方法において、
前記昆虫が、アメリカミズアブであってもよい。
このコンポジット材料の製造方法によれば、アメリカミズアブが効率よく有機物を蓄えることから、得られるコンポジット材料の有用性を向上できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るコンポジット材料の製造方法によれば、廃菌床、食品廃棄物及び下水汚泥を再資源化できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
キノコ類の栽培過程を示す説明図である。
実施例の昆虫材料の製造工程を示す説明図である。
実施例のコンポジット材料の製造工程を示す説明図である。
炭化バイオマスの製造工程の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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