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公開番号2024018994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2023106636
出願日2023-06-29
発明の名称集排水管ユニットおよび設置方法
出願人タキロンシーアイシビル株式会社,鹿島建設株式会社
代理人個人,個人
主分類B09B 1/00 20060101AFI20240201BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】他の集排水管との接続が容易でありながら、支持部材に固定された集排水管と貯留場の底面部に延在する他の集排水管との接続を確実なものにできる。
【解決手段】廃棄物の貯留場に設けられる集排水管ユニット10であって、貯留場内の設置場所の設置底部に配置される底面板12と、設置場所の設置背部に配置される背面板13と、を備え、底面板12と背面板13とを熱溶接により接合して構成された支持部材11と、背面板13を貯留場の場内から場外に亘って貫通し、かつ、底面板12に場内側端部14bが支持され、かつ、背面板13と熱溶接された集排水管14と、を備える。支持部材11と集排水管14の外周面との接続を補強する補強板22,23,24を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
廃棄物の貯留場に設けられる集排水管ユニットであって、
前記貯留場内の設置場所の設置底部に配置される底面板と、前記設置場所の設置背部に配置される背面板と、を備える支持部材と、
前記背面板を前記貯留場の場内から場外に亘って貫通し、かつ、前記底面板に少なくとも一部が支持された集排水管であって、前記背面板と固定された前記集排水管と、を備える
集排水管ユニット。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記底面板と前記背面板とは、熱溶接によって接合されている
請求項1に記載の集排水管ユニット。
【請求項3】
前記集排水管と前記背面板とは、熱溶接によって接合されている
請求項1に記載の集排水管ユニット。
【請求項4】
前記集排水管の少なくとも一部は、前記底面板に直接的又は他の要素によって間接的に支持されている
請求項1に記載の集排水管ユニット。
【請求項5】
前記支持部材と前記集排水管の外周面との接続を補強する補強板を備える
請求項1に記載の集排水管ユニット。
【請求項6】
前記補強板は、上側補強板であって、前記集排水管の前記背面板から前記場内側に突出した外周面上側部分と、前記背面板の前記場内側の内面と、に熱溶接によって接合されている
請求項5に記載の集排水管ユニット。
【請求項7】
前記補強板は、横側補強板であって、前記集排水管の前記背面板から前記場内側に突出した外周面横側部分と、前記底面板の前記場内側の上面と、前記背面板の前記場内側の内面と、に熱溶接によって接合されている
請求項5に記載の集排水管ユニット。
【請求項8】
前記補強板は、場外側補強板であって、前記集排水管の前記背面板から前記場外側に突出した前記集排水管の外周面と、前記背面板の前記場外側の外面と、に熱溶接によって接合されている
請求項5に記載の集排水管ユニット。
【請求項9】
前記底面板と前記背面板とがなすコーナ部の前記場内側に設けられる溶接部分の脚長は、前記背面板の板厚以上である
請求項2に記載の集排水管ユニット。
【請求項10】
前記背面板から前記場内側に突出した前記集排水管の外周面下側部分と前記底面板の上面との間には、隙間が構成される場合があり、
前記隙間には、充填剤が詰められる
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の集排水管ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物処分場等の遮水構造に用いられる集排水管ユニットおよび集排水管ユニットを設置するための設置方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
廃棄物処分場において、廃棄物を貯留する貯留場から外部に汚水など浸出水が漏出することを防ぐため、貯留場の内部と外部の境界には、遮水シートが敷設されている。貯留場の内部で生じた浸出水は、遮水シートを貫通して延びる集排水管を通って浸出水処理施設へと運ばれる。
【0003】
例えば、特許文献1の排水構造は、貯留提の内壁に遮水シートを配設し、貯留提を貫通した筒状部および筒状部に接続された集排水管を介して貯留提内部の浸出水を外部に排水される。筒状部の端部は、貯留提の底部とほぼ同じ高さにおいて、貯留提の内部に臨む前壁と面一である。集排水管に端部は、前壁と面一の筒状部の端部と接続される。
【0004】
また、特許文献2は、集排水管としての連通管が側面を構成する背面より突出し、かつ、連通管が底面と離間している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-321933号公報
特開2016-175068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の筒状部と集排水管との接続は、筒状部の端部に対して集排水管の端部を突き合わせて接合することしかできない。このため、貯留提の内部に廃棄物が貯留されて、集排水管に荷重が加わると、集排水管の端部と筒状部の端部との突合がずれ漏水のおそれが生じる。また、筒状部の端部は、前壁と面一であることから、集排水管の端部との突合部をコンクリートで巻き立てて補強することも困難である。
【0007】
また、特許文献2は、連通管が背面より突出し、かつ、連通管が底面と離間しているので、連通管の根元部分が撓んでしまうおそれがある。連通管に加わる荷重によって連通管の根元が撓んでしまった場合には、連通管の根元部分と背面との接合部分が破損してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための集排水管ユニットは以下のような態様を有する。
〔態様1〕廃棄物の貯留場に設けられる集排水管ユニットであって、前記貯留場内の設置場所の設置底部に配置される底面板と、前記設置場所の設置背部に配置される背面板と、を備える支持部材と、前記背面板を前記貯留場の場内から場外に亘って貫通し、かつ、前記底面板に少なくとも一部が支持された集排水管であって、前記背面板と固定された前記集排水管と、を備える集排水管ユニット。
【0009】
上記構成によれば、集排水管が背面板から場内側に突出していることで、他の集排水管との接続が容易となる。さらに集排水管が底面板に少なくとも一部が接することで、場内側に突出した集排水管を底面板で支持できる。その結果、集排水管の支持部材に対する根元の撓みを抑えることができ、支持部材に固定された集排水管と貯留場の底面部に延在する他の集排水管との接続を確実なものにできる。
【0010】
〔態様2〕前記底面板と前記背面板とは、熱溶接によって接合されている〔態様1〕に記載の集排水管ユニット。
上記構成によれば、底面板と背面板とのコーナ部分において、場内側から場外側への浸出水の漏出を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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