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公開番号2024021139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022123756
出願日2022-08-03
発明の名称二重化制御装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類G05B 19/042 20060101AFI20240208BHJP(制御;調整)
要約【課題】最初の制待切り替えが発生した際に、即座に新制御系マスタカードが制御対象機器と通信できる二重化制御装置を提供する。
【解決手段】二重化制御装置100は、制御対象機器50A、50Bの監視制御を行う第一制御装置100Aと第二制御装置100Bとを備え、第一制御装置100Aは、フィールドネットワーク40に設定された制御対象機器50A、50Bのアドレスおよび機器情報を収集し、アドレスおよび機器情報を、制御系制御装置と待機系制御装置の機能を切り替える最初の制待切り替えが発生する前に第二制御装置100Bに送信する第一マスタカード20Aを備え、第二制御装置20Bは、第一制御装置20Aから受信した制御対象機器50A、50Bのアドレスおよび機器情報を保存する第二マスタカード20Bを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
制御対象機器の監視制御を行う第一制御装置と第二制御装置とを備え、
前記第一制御装置と前記第二制御装置とのいずれか一方が、制御系制御装置として前記制御対象機器の監視制御を行っているときは、他方は、待機系制御装置として待機している二重化制御装置であって、
前記第一制御装置は、フィールドネットワークに設定された制御対象機器のアドレスおよび機器情報を収集し、前記アドレスおよび前記機器情報を、前記制御系制御装置と前記待機系制御装置の機能を切り替える最初の制待切り替えが発生する前に前記第二制御装置に送信する第一マスタカードを備え、
前記第二制御装置は、前記第一制御装置から受信した前記制御対象機器の前記アドレスおよび前記機器情報を保存する第二マスタカードを備える二重化制御装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記第一マスタカードと前記第二マスタカードとの間の前記アドレスおよび前記機器情報の送受信は、前記第一マスタカードと前記第二マスタカードとに接続された前記フィールドネットワークを経由して行われる請求項1に記載の二重化制御装置。
【請求項3】
前記アドレスおよび前記機器情報の前記送受信は、前記第一制御装置のCPUカードと、前記第二制御装置のCPUカードとの間を接続する前記フィールドネットワークを経由して行われる請求項2に記載の二重化制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、二重化制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の二重化制御装置では、制御系マスタカードによってフィールドネットワークに接続されている機器の自動認識をし、当該機器が保有する情報の取得、および当該機器に設定を行う技術が提案されている(関連技術として例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-269998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の二重化制御装置では、制御系マスタカードによってフィールドネットワークに接続された機器の自動認識、当該機器の機器情報の取得、機器の設定を行うことができたが、その機器情報を、制待切り替え(制御系制御装置と待機系制御装置の切り替え)の前に待機系マスタカードに通知する手段がなかった。
【0005】
そのため、制待切り替えが発生した際に、旧待機系マスタカード(新制御系マスタカード)では、制御対象機器のアドレス、機器情報が未だ設定されていないために、新制御系マスタカードが制御対象機器とすぐに通信できないという課題があった。
【0006】
また、制待切り替えが発生した後、旧待機系マスタカード(新制御系マスタカード)であらためて、機器の自動認識、機器情報の取得を行う方法もあるが、その場合、一旦マスタカードと機器の通信が途絶えてしまうという課題があった。
【0007】
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、最初の制待切り替えが発生した際に、旧待機系マスタカード(新制御系マスタカード)に、制御対象機器のアドレス、機器情報が既に設定されており、即座に新制御系マスタカードが制御対象機器と通信できる二重化制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願に開示される二重化制御装置は、
制御対象機器の監視制御を行う第一制御装置と第二制御装置とを備え、
前記第一制御装置と前記第二制御装置とのいずれか一方が、制御系制御装置として前記制御対象機器の監視制御を行っているときは、他方は、待機系制御装置として待機している二重化制御装置であって、
前記第一制御装置は、フィールドネットワークに設定された制御対象機器のアドレスおよび機器情報を収集し、前記アドレスおよび前記機器情報を、前記制御系制御装置と前記待機系制御装置の機能を切り替える最初の制待切り替えが発生する前に前記第二制御装置に送信する第一マスタカードを備え、
前記第二制御装置は、前記第一制御装置から受信した前記制御対象機器の前記アドレスおよび前記機器情報を保存する第二マスタカードを備えるものである。
【発明の効果】
【0009】
本願に開示される二重化制御装置によれば、最初の制待切り替えが発生した際に、旧待機系マスタカード(新制御系マスタカード)に、制御対象機器のアドレス、機器情報が既に設定されており、即座に制御対象機器と通信できる二重化制御装置を提供できる。このため、制待切り替えの前後を通じて、制御対象装置との通信を継続して行うことができ、安定したプラント運転をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1による二重化制御装置と制御対象機器との構成を示す図である。
実施の形態1によるフィールドネットワークの各アドレスに設定された機器構成を示す図である。
実施の形態1による動作直後のA系のマスタカードの処理フローを示す図である。
実施の形態2による二重化制御装置と制御対象機器との構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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