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公開番号2024020006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-14
出願番号2022122850
出願日2022-08-01
発明の名称染毛用または脱色用第1剤組成物
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/81 20060101AFI20240206BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】50℃保存後の粘度安定性、50℃および60℃保存時の乳化安定性が良好であり、さらにすすぎ時の指通りが良好な染毛用または脱色用第1剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体またはアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体から選ばれる1種以上、(B)ポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウムまたは塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体から選ばれる1種以上、(C)ポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤、(D)炭素数12~22のアルキル鎖を有する高級アルコールを含有する染毛用または脱色用第1剤組成物。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
(A)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体またはアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体から選ばれる1種以上、
(B)ポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウムまたは塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体から選ばれる1種以上、
(C)ポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤、
(D)炭素数12~22のアルキル鎖を有する高級アルコール
を含有する染毛用または脱色用第1剤組成物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記(A)成分と前記(B)成分の質量比(A)/(B)が0.1~12.5である請求項1に記載の染毛用または脱色用第1剤組成物。
【請求項3】
前記(C)成分を2種以上含有する請求項1または請求項2に記載の染毛用または脱色用第1剤組成物。
【請求項4】
前記(C)成分の平均HLB値が12~18である請求項1に記載の染毛用または脱色用第1剤組成物。
【請求項5】
20℃における初期粘度V1が5,000~80,000mPa・sであり、20℃における初期粘度(V1)に対する50℃保存後の粘度(V2)の粘度比(V2/V1)が0.4~1.6である請求項1に記載の染毛用または脱色用第1剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は染毛用または脱色用第1剤組成物に関し、特に50℃保存後の粘度安定性、50℃および60℃保存時の乳化安定性が良好であり、さらにすすぎ時の指通りが良好な染毛用または脱色用第1剤組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、毛髪を染色または脱色する剤として染毛剤、脱色剤などが知られている。染毛剤または脱色剤としては、アルカリ剤や酸化染料を含有する第1剤組成物と、酸化剤を含有する第2剤組成物から構成される2剤式が広く利用されている。これらは使用直前に混合し、毛髪に塗布して用いられる。通常、多剤式の染毛剤や脱色剤は、混合性の良さ、毛髪への塗布のしやすさ、毛髪のダメージの軽減を目的としてクリーム状や乳液状の乳化組成物が用いられている。
【0003】
しかしながら、染毛用または脱色用第1剤組成物は高濃度のアルカリ剤や酸化染料を含有するため、染毛用または脱色用第1剤組成物の乳化安定性を維持することが難しく、特に夏場の高温になる車内や、海外などへの運搬に用いられるコンテナ中で高温条件下に長時間さらされた場合などでは、乳化安定性を維持することが難しく、染毛用または脱色用第1剤組成物が分離を起こすことがある。また、高温条件下に長時間さらされた染毛用または脱色用第1剤組成物は調製直後の染毛用または脱色用第1剤組成物と比べて粘度変化する場合があり、酸化剤を含有する第2剤組成物との混合性が低下する場合がある。その結果、染めムラや毛髪からの垂れ落ちを生ずる可能性があることから、高温条件下に長時間さらされた場合でも安定的に使用できる染毛用または脱色用第1剤組成物が望まれている。
【0004】
更に、染毛剤や脱色剤に含まれるアルカリ剤や酸化剤により毛髪が損傷することで、パサつきやごわつきといった毛髪の感触低下が生じることがある。特に染毛剤や脱色剤を施術後のすすぎ時には毛髪が絡まりやすくなり、きしみ感やごわつきを生じるため、染毛剤や脱色剤は施術後のすすぎ時の滑らかな指通りの良さが求められている。
【0005】
特許文献1では、第4級アンモニウム型陽イオン性界面活性剤、アルキル硫酸またはその塩である陰イオン界面活性剤を含有する染毛用または脱色用第1剤組成物により、高温(50℃および60℃)時の製剤安定性を十分に改善することができることを開示している。
【0006】
特許文献2では、炭素数12~24の高級アルコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤、炭化水素およびアルカリ剤を含有し、特定の比率の含有量であり、さらに20℃における粘度が10,000~100,000mPa・sであることを特徴とする染毛用および脱色用第1剤組成物により、すすぎ時の指通りを改善することができることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-226637号公報
特開2021-138634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1では、高温時の製剤安定性についての検討はなされているが、高温条件下(50℃)に長期保存される条件でも耐えうる粘度安定性およびすすぎ時の指通りの良さについての検討はなされていない。
【0009】
特許文献2では、すすぎ時の指通りの良さについての検討はなされているが、高温条件下(50℃)に長期保存される条件でも耐えうる粘度安定性および製剤安定性についての検討はなされていない。
【0010】
したがって本発明は、50℃保存後の粘度安定性、50℃および60℃保存時の乳化安定性が良好であり、さらにすすぎ時の指通りが良好な染毛用または脱色用第1剤組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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