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公開番号2024013785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022116139
出願日2022-07-21
発明の名称高圧タンク
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F17C 13/02 20060101AFI20240125BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】燃料ガスを貯蔵することが可能な高圧タンクを提供する。
【解決手段】高圧タンクは、タンク本体と、タンク本体に備えられているひずみセンサと、タンク本体に備えられている記憶部と、を備える。記憶部は、ひずみセンサによるひずみ量に基づいてカウントした高圧タンクへの燃料ガスの充填回数を記憶することが可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
タンク本体と、
前記タンク本体に備えられているひずみセンサと、
前記タンク本体に備えられている記憶部と、
を備える高圧タンクであって、
前記記憶部は、前記ひずみセンサによるひずみ量に基づいてカウントした前記高圧タンクへの燃料ガスの充填回数を記憶することが可能に構成されている、高圧タンク。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記タンク本体は、
ライナと、
前記ライナの外周を覆っている補強層と、
前記ライナに取り付けられており、ジグが係合可能なジグ穴を有する口金と、
を備えており、
前記ジグ穴の底部には、前記高圧タンクの内部と外部とを隔てる隔壁が配置されており、
前記ひずみセンサは、前記隔壁に配置されている、請求項1に記載の高圧タンク。
【請求項3】
前記タンク本体は、
ライナと、
前記ライナの外周を覆っている補強層と、
前記ライナに取り付けられており、フランジを有する口金と、
を備えており、
前記ひずみセンサは、前記フランジに配置されている、請求項1に記載の高圧タンク。
【請求項4】
請求項1に記載の高圧タンクと、
前記記憶部と通信可能に構成されている制御部と、
を備えた車両であって、
前記制御部は、前記記憶部から受信した前記充填回数が予め定められた所定回数に到達したことをユーザに報知可能に構成されている、
車両。
【請求項5】
ライナと、
前記ライナの外周を覆っている補強層と、
前記ライナに取り付けられており、ジグが係合可能なジグ穴を有する口金と、
前記口金に備えられているひずみセンサと、
を備える高圧タンクであって、
前記ジグ穴の底部には、前記高圧タンクの内部と外部とを隔てる隔壁が配置されており、
前記ひずみセンサは、前記隔壁に配置されている、
高圧タンク。
【請求項6】
ライナと、
前記ライナの外周を覆っている補強層と、
前記ライナに取り付けられており、フランジを有する口金と、
前記口金の前記フランジに備えられているひずみセンサと、
を備える高圧タンク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、燃料ガスを貯蔵する高圧タンクに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ひずみゲージを備えた高圧タンクが開示されている。ひずみゲージは圧力測定部と接続されている。圧力測定部は、ひずみゲージから受信したひずみ値を用いて、高圧タンクの内部圧力を算出する。圧力測定部で内部圧力を監視することで、燃料ガスの充填回数を算出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-44863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高圧タンクはガスの充填や放出によって膨張/収縮を繰り返すため、充填回数が所定回数に到達することに応じてタンク交換を行う必要がある。また、中古の高圧タンクが使用される場合がある。しかし特許文献1の技術では、算出した充填回数を高圧タンクに紐づけることができない。そのため、高圧タンクの寿命を適切に管理できない。すると例えば、充填回数の引継ぎが失敗している可能性や、充填回数の改ざんが行われている可能性があるため、中古品の高圧タンクの寿命を保証することが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する高圧タンクは、タンク本体と、タンク本体に備えられているひずみセンサと、タンク本体に備えられている記憶部と、を備える。記憶部は、ひずみセンサによるひずみ量に基づいてカウントした高圧タンクへの燃料ガスの充填回数を記憶することが可能に構成されている。
【0006】
上記構造によれば、燃料ガスの充填回数を記憶可能な記憶部が、タンク本体に備えられている。これにより、高圧タンク自体に、充填回数を保持させることができる。高圧タンクの寿命を適切に管理することが可能となる。よって例えば、高圧タンクを車両から取り外して中古品として使用する場合においても、高圧タンクの寿命を保証することが可能となる。高圧タンクのライフサイクルの適正化が可能となる。
【0007】
タンク本体は、ライナと、ライナの外周を覆っている補強層と、ライナに取り付けられており、ジグが係合可能なジグ穴を有する口金と、を備えていてもよい。ジグ穴の底部には、高圧タンクの内部と外部とを隔てる隔壁が配置されていてもよい。ひずみセンサは、隔壁に配置されていてもよい。隔壁部分は、ジグ穴が形成されていない部分に比して厚さが薄いため、高圧タンクの内部圧力に応じて変形しやすい領域である。従って、ひずみ量を検出するためのダイヤフラムとして、隔壁を機能させることができる。口金の構造とダイヤフラム構造とを共用できるため、部品点数を減少させることが可能となる。ひずみセンサの小型化や低コスト化が可能となる。
【0008】
タンク本体は、ライナと、ライナの外周を覆っている補強層と、ライナに取り付けられており、フランジを有する口金と、を備えていてもよい。ひずみセンサは、フランジに配置されていてもよい。フランジ部分は、口金の本体部分に比して厚さが薄いため、高圧タンクの内部圧力に応じて変形しやすい領域である。すなわちフランジは、内圧による変位に対する感度が高いため、ひずみ量を検出するためのダイヤフラムとして機能させることができる。口金の構造とダイヤフラム構造とを共用できるため、部品点数を減少させることが可能となる。ひずみセンサの小型化や低コスト化が可能となる。
【0009】
車両は、請求項1に記載の高圧タンクを備えていてもよい。車両は、記憶部と通信可能に構成されている制御部を備えていてもよい。制御部は、記憶部から受信した充填回数が予め定められた所定回数に到達したことをユーザに報知可能に構成されていてもよい。これにより、高圧タンクの交換が必要になったことをユーザに認識させることができる。高圧タンクを安全に使用することが可能となる。
【0010】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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