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公開番号2023181681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-25
出願番号2022094942
出願日2022-06-13
発明の名称水素貯蔵装置、及び車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 13/00 20060101AFI20231218BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】複数のレセプタクル及び複数の水素タンクが具備された車両において、効率よく不足なく水素を充填する。
【解決手段】水素充填装置のノズルが接続される複数のレセプタクル、複数の水素タンク、及び、レセプタクルから水素タンクに水素が流れる流路を有し、流路は、1つのレセプタクルから一部の水素タンクへの独立した流路と、他のレセプタクルから他の一部の水素タンクへの独立した流路と、が形成されており、独立した流路同士は具備された電磁弁の開閉により遮断と連通とが切替可能とされ、電磁弁の開閉を制御する制御装置を有し、制御装置は、レセプタクルに接続される水素貯蔵装置の状況に基づいて電磁弁の開閉を判定する演算を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水素を燃料とする車両に具備され、水素充填装置から供給される水素を貯蔵する水素貯蔵装置であって、
前記水素充填装置のノズルが接続される複数のレセプタクル、複数の水素タンク、及び、前記レセプタクルから前記水素タンクに水素が流れる流路を有し、
前記流路は、
1つの前記レセプタクルから一部の水素タンクへの独立した流路と、
他の前記レセプタクルから他の一部の水素タンクへの独立した流路と、が形成されており、
前記独立した流路同士は具備された電磁弁の開閉により遮断と連通とが切替可能とされ、
前記電磁弁の開閉を制御する制御装置を有し、
前記制御装置は、
前記レセプタクルに接続される前記水素貯蔵装置の状況に基づいて前記電磁弁の開閉を判定する演算を行う、
水素貯蔵装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記制御装置は、複数の前記レセプタクルのうち水素が供給されない前記レセプタクルがある場合に前記電磁弁を開放する制御を行う、請求項1に記載の水素貯蔵装置。
【請求項3】
さらに、前記流路の流路内圧力を測定する圧力センサを具備し、
前記制御装置は前記圧力センサからの圧力値を取得して前記独立した流路の間で圧力差が所定以上である場合に前記電磁弁を開放する制御を行う、請求項1又は2に記載の水素貯蔵装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の水素貯蔵装置と、前記水素貯蔵装置の前記水素タンクからの水素の供給を受けて発電する燃料電池システムと、を備える、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は車両に搭載される水素貯蔵装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ディスペンサにより供給される水素を車両に搭載された車載タンクに充填する水素充填方法であって、車載タンクに充填される水素の初期圧力値を測定する初期圧力測定ステップS1と、初期圧力値を測定した後に、車載タンクの容積を推定する容積推定ステップS2とを含む水素充填方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-095982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トラックやバスなどの商用車では走行距離を延ばすために多数の水素タンクを搭載することが考えられるが、水素の充填口が1つしかない場合には充填口からタンクまでの配管長が長く、配管内径が小さいと圧力損失が増加し、水素充填速度が遅くなってしまう。そこで、充填口を複数設けることが考えられるが、水素を供給する側で必ずしも対応しているとは限らず、効率の良い充填ができないことがあった。また、複数の充填口の間で圧力差が生じていた場合には圧力の低い側の充填口から充填された側のタンクの圧力が低い圧で充填完了してしまうため、1回の充填での充填量が十分でないことがある。
【0005】
本開示では上記問題を鑑み、複数のレセプタクル及び複数の水素タンクが具備された車両において、効率よく不足なく水素を充填することができる水素貯蔵装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、水素を燃料とする車両に具備され、水素充填装置から供給される水素を貯蔵する水素貯蔵装置であって、水素充填装置のノズルが接続される複数のレセプタクル、複数の水素タンク、及び、レセプタクルから水素タンクに水素が流れる流路を有し、流路は、1つのレセプタクルから一部の水素タンクへの独立した流路と、他のレセプタクルから他の一部の水素タンクへの独立した流路と、が形成されており、独立した流路同士は具備された電磁弁の開閉により遮断と連通とが切替可能とされ、電磁弁の開閉を制御する制御装置を有し、制御装置は、レセプタクルに接続される水素貯蔵装置の状況に基づいて電磁弁の開閉を判定する演算を行う、水素貯蔵装置を開示する。
【0007】
制御装置は、複数のレセプタクルのうち水素が供給されないレセプタクルがある場合に電磁弁を開放する制御を行うように構成してもよい。
【0008】
上記水素貯蔵装置はさらに、流路の流路内圧力を測定する圧力センサを具備し、制御装置は圧力センサからの圧力値を取得して独立した流路の間で圧力差が所定以上である場合に電磁弁を開放する制御を行うように構成してもよい。
【0009】
また、本願は、上記水素貯蔵装置と、水素貯蔵装置の水素タンクからの水素の供給を受けて発電する燃料電池システムと、を備える、車両を開示する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、複数のレセプタクル及び複数の水素タンクが具備された車両において、効率よく不足なく水素を充填することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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