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公開番号2023182334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-26
出願番号2022095872
出願日2022-06-14
発明の名称重量物の固定装置
出願人大陽日酸株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F17C 13/08 20060101AFI20231219BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】重量物を起立した状態で固定する作業を自動で行うと共に、重量物の転倒を防止した重量物の固定装置を提供する。
【解決手段】重量物Bを起立した状態で固定する重量物Bの固定装置1であって、重量物Bの下側を自動的に保持する第1の自動保持機構2と、重量物Bの上側を自動的に保持する第2の自動保持機構3とを備え、第1の自動保持機構2は、重量物Bの重量を測定するロードセル102と一体に設けられて、重量物Bの下側をロードセル102に対して固定された状態で保持し、第2の自動保持機構3は、重量物Bを内側に格納するキャビネット100と一体に設けられて、重量物Bの上側をロードセル102に対して自由な状態で保持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
重量物を起立した状態で固定する重量物の固定装置であって、
前記重量物を自動的に保持する自動保持機構を少なくとも1つ以上備えることを特徴とする重量物の固定装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記重量物の下側を自動的に保持する第1の自動保持機構と、
前記重量物の上側を自動的に保持する第2の自動保持機構とを備えることを特徴とする請求項1に記載の重量物の固定装置。
【請求項3】
前記第1の自動保持機構は、前記重量物の重量を測定するロードセルと一体に設けられて、前記重量物の下側を前記ロードセルに対して固定された状態で保持し、
前記第2の自動保持機構は、前記重量物を内側に格納するキャビネットと一体に設けられて、前記重量物の上側を前記ロードセルに対して自由な状態で保持することを特徴とする請求項2に記載の重量物の固定装置。
【請求項4】
前記第1の自動保持機構は、自動で開閉駆動される一対のアーム部を有して、前記一対のアーム部により前記重量物の下側を挟み込んだ状態で保持し、
前記第2の自動保持機構は、自動で開閉駆動されるシャッター部を有して、前記シャッター部により前記重量物の上側を前記キャビネットの搬出入口との間で遮断した状態で保持することを特徴とすることを特徴とする請求項3に記載の重量物の固定装置。
【請求項5】
前記重量物を前記キャビネットの前後方向にスライド自在に支持するスライド支持機構を備えることを特徴とすることを特徴とする請求項3に記載の重量物の固定装置。
【請求項6】
前記スライド支持機構は、前記ロードセル上に前記キャビネットの前後方向に並ぶ複数のローラを有して、前記複数のローラにより前記重量物を起立した状態のままスライド自在に支持することを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の重量物の固定装置。
【請求項7】
前記重量物がガスボンベであることを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の重量物の固定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばガスボンベなどの重量物を起立した状態で固定する重量物の固定装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、各種ガスを供給するための設備として、シリンダキャビネットが広く用いられている。シリンダキャビネットでは、扉を開閉し、その内側の格納スペースに一対のガスボンベを起立した状態で格納している。また、シリンダキャビネットでは、何れか一方のガスボンベからガスを供給している間に、何れか他方のガスボンベを交換することで、ガスの供給を中断することなく行うことが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-057747号公報
特開2012-229727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したシリンダキャビネットでは、地震対策として、地震発生時にガスボンベが転倒しないように、格納スペース内にガスボンベをきちんと固定しておくことが求められる(例えば、上記特許文献1,2を参照。)。このため、従来のガスボンベの固定方法では、チェーンや金属バンドなどの固定具を用いて、ガスボンベを手動により固定することが行われている。
【0005】
一方、上述したガスボンベの交換作業では、ボンベ搬送用台車を用いて、ガスボンベの搬送を行うと共に、ボンベ搬送用台車とシリンダキャビネットとの間で、ガスボンベの搬出及び搬入(入れ替え)が行われている。
【0006】
しかしながら、このようなガスボンベの交換作業は、作業者が重量物であるガスボンベを抱え上げて行う必要があり、非常に危険で且つ重労働である。さらに、上述したガスボンベの固定作業も手動で行わなければならず、作業性も悪かった。
【0007】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、重量物を起立した状態で固定する作業を自動で行うと共に、重量物の転倒を防止した重量物の固定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 重量物を起立した状態で固定する重量物の固定装置であって、
前記重量物を自動的に保持する自動保持機構を少なくとも1つ以上備えることを特徴とする重量物の固定装置。
〔2〕 前記重量物の下側を自動的に保持する第1の自動保持機構と、
前記重量物の上側を自動的に保持する第2の自動保持機構とを備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の重量物の固定装置。
〔3〕 前記第1の自動保持機構は、前記重量物の重量を測定するロードセルと一体に設けられて、前記重量物の下側を前記ロードセルに対して固定された状態で保持し、
前記第2の自動保持機構は、前記重量物を内側に格納するキャビネットと一体に設けられて、前記重量物の上側を前記ロードセルに対して自由な状態で保持することを特徴とする前記〔2〕に記載の重量物の固定装置。
〔4〕 前記第1の自動保持機構は、自動で開閉駆動される一対のアーム部を有して、前記一対のアーム部により前記重量物の下側を挟み込んだ状態で保持し、
前記第2の自動保持機構は、自動で開閉駆動されるシャッター部を有して、前記シャッター部により前記重量物の上側を前記キャビネットの搬出入口との間で遮断した状態で保持することを特徴とすることを特徴とする前記〔3〕に記載の重量物の固定装置。
〔5〕 前記重量物を前記キャビネットの前後方向にスライド自在に支持するスライド支持機構を備えることを特徴とすることを特徴とする前記〔3〕に記載の重量物の固定装置。
〔6〕 前記スライド支持機構は、前記ロードセル上に前記キャビネットの前後方向に並ぶ複数のローラを有して、前記複数のローラにより前記重量物を起立した状態のままスライド自在に支持することを特徴とすることを特徴とする前記〔5〕に記載の重量物の固定装置。
〔7〕 前記重量物がガスボンベであることを特徴とする前記〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の重量物の固定装置。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、重量物を起立した状態で固定する作業を自動で行うと共に、重量物の転倒を防止した重量物の固定装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るガスボンベの固定装置を備えたシリンダキャビネットにおいて、ガスボンベの固定前の状態を示す透視正面図である。
シリンダキャビネットにおいて、ガスボンベの固定前の状態を示す透視平面図である。
シリンダキャビネットにおいて、ガスボンベの固定後の状態を示す透視正面図である。
シリンダキャビネットにおいて、ガスボンベの固定後の状態を示す透視平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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