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公開番号2024008581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022110568
出願日2022-07-08
発明の名称圧力調整器
出願人日酸TANAKA株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F17C 13/00 20060101AFI20240112BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】本発明に係る圧力調整器によれば、コンパクトかつ省スペースで使用でき、接触のリスクに起因する事故のリスクを低減できる圧力調整器を提供することができる。
【解決手段】本発明に係る圧力調整器1は、ガス容器から供給された一次側ガスが流入方向に流入する入口継手40と、長手方向に延在して、側面に入口継手40の第一接続端40bが接続され、一次側ガスの圧力を二次側ガスの圧力に調整する圧力調整部10と、二次側ガスを流入方向と異なる流出方向に流出する出口継手50と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
ガス容器から供給された一次側ガスが流入方向に流入する入口継手と、
長手方向に延在して、側面に前記入口継手の第一接続端が接続され、前記一次側ガスの圧力を二次側ガスの圧力に調整する圧力調整部と、
前記二次側ガスを前記流入方向と異なる流出方向に流出する出口継手と、
を備える
圧力調整器。
続きを表示（約 860 文字）【請求項２】
前記出口継手は、前記圧力調整部の前記側面に接続された第二接続端を有し、
前記第二接続端は、前記長手方向から見て前記圧力調整部の長手軸に対して前記入口継手の前記第一接続端が接続された位置と非対称な位置に接続される
請求項１に記載の圧力調整器。
【請求項３】
前記入口継手は、前記流入方向に沿う第一管路を有し、
前記出口継手は、前記流出方向に沿う第二管路を有しており、
前記第一管路の第一長手軸と前記第二管路の第二長手軸とがなす角度は９０°以内である
請求項１または請求項２に記載の圧力調整器。
【請求項４】
前記流出方向は、前記長手方向に対して傾斜している
請求項１または請求項２に記載の圧力調整器。
【請求項５】
前記圧力調整部は、前記入口継手及び前記出口継手に連通する圧力室と、前記圧力室に対する前記一次側ガスの流入を規制する弁体と、前記二次側ガスの圧力を調整するネジ部を備えた調整ハンドルと、を備え、
前記ネジ部は、前記調整ハンドルによって回転されて前記二次側ガスの圧力を調整する多条ネジである
請求項１または請求項２に記載の圧力調整器。
【請求項６】
前記調整ハンドルは、前記側面に前記二次側ガスの圧力を表示する二次側表示部を備えている
請求項５に記載の圧力調整器。
【請求項７】
前記二次側表示部は、前記圧力調整部の前記長手方向の一方側または他方側に備えられている
請求項６に記載の圧力調整器。
【請求項８】
前記圧力調整部は、前記一次側ガスの圧力を表示する一次側表示部をさらに備えている
請求項７に記載の圧力調整器。
【請求項９】
前記一次側表示部は、前記圧力調整部において前記長手方向の一方側または他方側に備えられた前記二次側表示部と反対側に備えられている
請求項８に記載の圧力調整器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、圧力調整器に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来のアセチレンガスやＬＰＧ等を含む燃料ガス容器の圧力調整器としては、例えば、ガス容器に収容され、バルブ等から供給された一次側ガスの圧力を減圧して二次側ガスになるように調整する圧力調整器が知られている。
【０００３】
また、このような圧力調整器には、一般的にガス容器に収容されるガスの残量確認のため一次側ガスに設けられた一次側圧力計と、一次側ガスの圧力を減圧する二次側ガスの圧力調整のためガス圧力を確認する二次側圧力計が設けられており、使用者は一次側ガス及び二次側ガスのそれぞれの圧力を目視で確認できる。（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
また、ガスを供給する開閉手段や供給されるガスの圧力を調整する圧力調整部をガス容器のバルブと一体的に設けた圧力調整器が知られている（例えば、特許文献２参照）。この圧力調整器によれば、ガス供給路の接続箇所を低減することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００１－２６３５９５号公報
特開２０００－２０５４９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１に示すような圧力計を備えた圧力調整器は、目視するための表示部が必要であるため、圧力調整器全体のサイズが大型になってしまう傾向がある。このように全体が大きな圧力調整器は、ガス容器に取り付けた際にガス容器外径から飛び出してしまう。そのため、研究室や動物病院、ペットショップ等の小規模な施設においては、設置の際に余分にスペースを確保する必要があった。また、圧力調整器がガス容器外径から飛び出してしまうことによって、使用者が建物の壁などにぶつけてしまったり、服などを引っ掛けてガス容器を転倒させてしまったりすることによって、圧力調整器が破損して事故を引き起こしてしまう虞があった。特許文献２のようにガス容器のバルブと一体的に設けた圧力調整器は、特許文献１の圧力調整器よりも小さくできるが、ガス容器ごとに圧力調整器を用意しなければならないため、コスト面での問題があった。
【０００７】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、コンパクトかつ省スペースで使用でき、接触のリスクに起因する事故のリスクを低減できる圧力調整器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係る圧力調整器は、ガス容器から供給された一次側ガスが流入方向に流入する入口継手と、長手方向に延在して、側面に前記入口継手の第一接続端が接続され、前記一次側ガスの圧力を二次側ガスの圧力に調整する圧力調整部と、前記二次側ガスを前記流入方向と異なる流出方向に流出する出口継手と、を備える。
【発明の効果】
【０００９】
本発明に係る圧力調整器によれば、コンパクトかつ省スペースで使用でき、接触のリスクに起因する事故のリスクを低減できる圧力調整器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の第一実施形態に係る圧力調整器を模式的に示す斜視図である。
同圧力調整器と、圧力調整器に接続されたガス容器とを模式的に示す正面図である。
同圧力調整器を模式的に示す断面図である。
同圧力調整器を模式的に示す側面図である。
同圧力調整器を拡大した斜視図である。
同圧力調整器を上側からみた平面図である。
第二実施形態に係る圧力調整器の模式的な正面図である。
同圧力調整器を模式的に示す側面図である。
同圧力調整器を上側からみた平面図である。
同圧力調整器の他の変形例を示す図である。
同圧力調整器の他の変形例を示す図である。
第三実施形態に係る圧力調整器の模式的な正面図である。
同圧力調整器の模式的に示す側面図である。
同圧力調整器を上側からみた平面図である。
第四実施形態に係る圧力調整器の模式的な正面図である。
同圧力調整器の模式的に示す側面図である。
同圧力調整器を上側からみた平面図である。
同圧力調整器の他の変形例を示す図である。
同圧力調整器の他の変形例を示す図である。
同圧力調整器の他の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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