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公開番号2024003891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-16
出願番号2022103224
出願日2022-06-28
発明の名称ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物および成形品、金属複合部品
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08L 67/02 20060101AFI20240109BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高温・多湿な環境下における金属接合性と、離型性に優れた成形品を得ること。
【解決手段】炭素数が10以上50以下の脂肪族アルコールが、テレフタル酸100モル%に対して0.1~2.0モル%化合したポリブチレンテレフタレート樹脂(A)(以下、「成分(A)」ということがある)と、成分(A)100重量部に対して、扁平化率が2~8である扁平ガラス繊維(B)(以下、「成分(B)」ということがある)1~100重量部とが配合されたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、組成物中における成分(B)の重量平均繊維長(Lw)が200~900μmであり、累積繊維長分布曲線における累積度90%繊維長(D90)と重量平均繊維長(Lw)の比(D90/Lw)が2.5以下であることを満たすポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
炭素数が10以上50以下の脂肪族アルコールが、テレフタル酸100モル%に対して0.1~2.0モル%化合したポリブチレンテレフタレート樹脂(A)(以下、「成分(A)」ということがある)と、成分(A)100重量部に対して、扁平化率が2~8であるガラス繊維(B)(以下、「成分(B)」ということがある)1~100重量部とが配合されたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、組成物中における成分(B)の重量平均繊維長(Lw)が200~900μmであり、累積繊維長分布曲線における累積度90%繊維長(D90)(μm)と重量平均繊維長(Lw)の比(D90/Lw)が2.5以下であることを満たすポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
成分(A)100重量部に対し、さらにポリカーボネート樹脂(C)(以下、「成分(C)」ということがある)1~100重量部を配合してなる請求項1に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
【請求項3】
成分(A)100重量部に対し、さらにエポキシ基を有する化合物(D)(以下、「成分(D)」ということがある)1~50重量部を配合してなる請求項1または2に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
【請求項4】
成分(D)の配合量に対する成分(C)の配合量の比(成分(C)の配合量(重量部)/成分(D)の配合量(重量部))が1~10である請求項3に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
【請求項5】
成分(A)100重量部に対して、さらに有機リン酸エステル化合物(E)を0.01~1重量部配合してなる請求項1~4のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
【請求項6】
金属部品と複合化し使用することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を溶融成形してなる成形品。
【請求項8】
請求項1~6のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物からなる樹脂部と、金属部品とからなる金属複合部品。
【請求項9】
前記金属複合部品が、通信機器部品である、請求項8に記載の金属複合部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれを成形してなる成形品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
熱可塑性ポリエステル樹脂は、その優れた射出成形性や機械物性などの諸特性を生かし、機械機構部品、電気・電子部品および自動車部品などの幅広い分野に利用されている。
【0003】
さらに近年、周波数が1GHz帯以上の高周波を利用した高速通信規格に基づいた携帯用通信末端や自動車用ミリ波センサーなどの高周波伝送部品への適用に対して、比誘電率や誘電正接を低減した材料が求められている。高周波伝送部品の材料において、特に誘電正接が高いと、高周波信号と材料が接した場合に高周波が熱に変換されてしまうため、信号強度の低下により通信距離などの通信精度が低下する現象が起こり、課題となっている。
【0004】
熱可塑性ポリエステル樹脂の一種であるポリブチレンテレフタレート樹脂は加工性、機械物性ならびに耐熱性に優れ、高周波伝送部品に適応する材料として注目されている。ポリブチレンテレフタレート樹脂の誘電損失を低減する方法として、特定の脂肪族アルコールを導入することで、高周波下でエネルギー損失の大きい水酸基を低減し、これにより誘電損失を低減する方法が開示されており、その製造方法としてポリブチレンテレフタレート樹脂の重合工程における、テレフタル酸とブタンジオールのエステル化反応工程で、炭素数が10以上50以下の脂肪族アルコールを添加する方法が開示されている。(特許文献1)
一方、近年の高周波伝送部品に要求される特性は、低誘電正接だけではなく、さらに多岐に渡る。伝送部品が使用される、自動車や電気電子機器の各種パーツは、より高度な機能を付与するため、電極や構造部材などの金属部品をインサート成形して複合化された部品(金属複合部品)が多く、金属複合部品の落下時の強度や防水性の観点から、樹脂と金属の接合強度向上が求められている。さらに、特に自動車の部材は、高温・多湿な環境下において使用されるため、このような環境下においても、樹脂と金属の接合強度を維持できる性質が求められている。金属複合部品に使用される材料として、例えば特許文献2には、ポリブチレンテレフタレート樹脂に対して、ポリエチレン、グリシジル含有共重合体、有機ホスフィン、ガラス繊維を配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が開示されている。
【0005】
また、ガラス繊維によって、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の種々特性を向上させることが可能である。例えば特許文献3および4には、ポリブチレンテレフタレート樹脂に対して、扁平ガラス繊維を配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が開示されている。
【0006】
金属接合部品に用いる樹脂は、近年の需要の高まりにより、射出成形などにより大量に生産されるが、形状が複雑化すると成形品が金型から離型しづらくなるため、離型性に優れた材料が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2021/020208号
特開2020-117680号公報
特開2009-96969号公報
国際公開第2019/070025号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、高周波帯の誘電正接が低下する効果が示されているものの、高温・多湿な環境下における金属接合性と離型性に課題があった。
【0009】
さらに、特許文献2に開示された発明は、低誘電正接化と金属接合強度を併せ持つものの、高温・多湿な環境下における金属接合性に課題があった。
【0010】
また、特許文献3、4に開示された発明は、ソリ性や流動性、成形品の外観が改善されるものの、高温・多湿な環境下における金属接合性が不十分であった。
(【0011】以降は省略されています)

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