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公開番号2024003689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-15
出願番号2022103010
出願日2022-06-27
発明の名称水中ポンプ
出願人株式会社桜川ポンプ製作所
代理人個人,個人
主分類F04D 13/08 20060101AFI20240105BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】軸封装置からの液漏れを多段階で検知可能な水中ポンプを提供する。
【解決手段】モータ軸2aを有するモータ2が収容されたモータ室3と、モータ軸2aに取り付けられた羽根車4を収容するポンプ室5と、モータ室3とポンプ室5との間に設けられ、モータ軸2aを軸封する軸封装置6と、モータ室3とポンプ室5との間に配設され、軸封装置6の潤滑油を収容するためのオイル室7と、軸封装置6からモータ室3側へ漏れ出た液体が順次流入して貯留されるように設けられた複数の漏液溜部8a、8bを有する浸水溜室と、複数の漏液溜部8a、8bの其々に設けられ、複数の漏液溜部の其々において流入した液体を検知する其々の浸水検知器9a、9bと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
モータ軸を有するモータが収容されたモータ室と、
前記モータ軸に取り付けられた羽根車を収容するポンプ室と、
前記モータ室と前記ポンプ室との間に設けられ、前記モータ軸を軸封する軸封装置と、
前記モータ室と前記ポンプ室との間に配設され、前記軸封装置の潤滑油を収容するためのオイル室と、
前記軸封装置から前記モータ室側へ漏れ出た液体が順次流入して貯留されるように設けられた複数の漏液溜部を有する浸水溜室と、
前記複数の漏液溜部の其々に設けられ、前記複数の漏液溜部の其々において流入した液体を検知する其々の浸水検知器と、
を備える水中ポンプ。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記複数の漏液溜部の間に越流壁が介在されている、請求項1に記載の水中ポンプ。
【請求項3】
前記浸水溜り室は、前記モータ軸を囲む環状溝部を備え、前記環状溝部に前記複数の漏液溜部が連通して設けられている、請求項1又は2に記載の水中ポンプ。
【請求項4】
前記浸水溜室は、前記越流壁によって仕切られることにより、前記複数の漏液溜部が形成されている、請求項2に記載の水中ポンプ。
【請求項5】
前記越流壁が複数設けられ、3つ以上の前記漏液溜部を有する、請求項2に記載の水中ポンプ。
【請求項6】
前記複数の越流壁は、互いの高さが異なる、請求項5に記載の水中ポンプ。
【請求項7】
前記複数の漏液溜部は、互いに離間配置され、流路によって互いに接続されている、請求項1に記載の水中ポンプ。
【請求項8】
前記複数の漏液溜部は、前記モータ軸を中心とする半径方向に連設されている、請求項4に記載の水中ポンプ。
【請求項9】
前記複数の漏液溜部は、前記モータ軸の軸線周りの周方向に連設されている、請求項1に記載の水中ポンプ。
【請求項10】
前記浸水検知器の検知信号を検出する検出回路を更に備え、
前記検出回路は、前記浸水検知器の各々を並列接続する並列回路と、前記並列回路内で前記各々の浸水検知器に直列接続された既知抵抗値の抵抗と、水中ポンプの外部に配設されて前記並列回路の両端の電気特性を測定する測定部と、を備える、
請求項1に記載の水中ポンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、汚水処理や土木分野等で用いられる水中ポンプに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の水中ポンプとして、例えば図25に示すように、モータ軸2aを有するモータ2が収容されたモータ室3と、モータ軸2aに取り付けられた羽根車4を収容するポンプ室5と、モータ室3とポンプ室5との間に設けられ、モータ軸2aを軸封する軸封装置6と軸封油Lを収容するオイル室7と、オイル室7とモータ室3との間に設けられ、軸封装置6から漏れ出た液体(軸封油、水、それらの混合液)を溜める浸水溜室8と、軸封装置6から浸水溜室8内に侵入した液体を2段階で検知する2つの浸水検知器9a、9bと、を備える水中ポンプ1が知られている(特許文献1等)。
【0003】
軸封装置6は、ポンプ室5からモータ室3側への浸水を防ぐものであるが、摺動部品である軸封装置6の経年劣化等によって軸封装置6からモータ室3側へ浸水した場合に、軸封装置6からの浸水による液漏れを浸水溜室8に貯留し、貯留した液体を上下の浸水検知器9a、9bによって2段階で検出することができる。図25において、下部の浸水検知器9aは電極棒で構成され、上部の浸水検知器9bはフロートスイッチで構成されている。フロートスイッチは浸水溜室8内に侵入した液体の液面レベルを検出し、電極棒は、絶縁抵抗を測定することにより、導電性である水の侵入を検出する。
【0004】
上下2段の浸水検知器9a、9bを設けることにより、下段の浸水検知器9aが浸水を検出した時点で軸封装置6の交換準備をしておき、上段の浸水検知器9bが浸水を検出した時点で直ちに水中ポンプを停止させて軸封装置6の交換作業を開始することができるため、軸封装置6を迅速に交換し、水中ポンプ1の停止時間を出来るだけ短くすることができる(特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
登録実用新案第3213159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の水中ポンプは、浸水検知器を上下2段で検知するために、浸水溜室の高さ方向のスペースが必要となり、浸水溜室を高さ方向に長くする必要があるため、水中ポンプが嵩高になる。
【0007】
また、2段階のみの浸水検知の場合、変化する浸水速度を検出することができず、警告と停止のみであり、警告から停止までの時間が短いと、部品交換の準備等が間に合わず、水中ポンプを長期間可動できない場合がある。
【0008】
さらに、複数の浸水検知器を設けると、浸水検知器毎に信号を送る配線が必要となり、ポンプケーブルが太く、コスト高になり、更に取り回し性が悪く、作業性が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る水中ポンプの一態様は、モータ軸を有するモータが収容されたモータ室と、前記モータ軸に取り付けられた羽根車を収容するポンプ室と、前記モータ室と前記ポンプ室との間に設けられ、前記モータ軸を軸封する軸封装置と、前記モータ室と前記ポンプ室との間に配設され、前記軸封装置の潤滑油を収容するためのオイル室と、前記軸封装置から前記モータ室側へ漏れ出た液体が順次流入して貯留されるように設けられた複数の漏液溜部を有する浸水溜室と、前記複数の漏液溜部の其々に設けられ、前記複数の漏液溜部の其々において流入した液体を検知する其々の浸水検知器と、を備える。
【0010】
前記複数の漏液溜部の間に越流壁が介在され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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