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公開番号2023156216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-24
出願番号2022075392
出願日2022-04-12
発明の名称給紙装置
出願人ケイディケイ株式会社
代理人
主分類B65H 3/08 20060101AFI20231017BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】印刷機やラミネータ等の加工機において、最上位の用紙をその条件に関わらず、確実に下流の工程へ送り出すことが可能で且つ安価で簡素な構成からなる給紙装置を提供するものである。
【解決手段】紙載せ台に積載された複数の用紙からその最上位の用紙の前側端部を吸引し一枚ずつ順次繰り出すと共に、前記繰り出された用紙を少なくとも一対の搬送ローラに挟み込み下流の工程へ送り出すようにした給紙装置において、前記少なくとも一対の搬送ローラが通過する用紙を用紙の搬送ラインに対して下方へ送り出すように傾きが付けられると共に、前記搬送ローラの下流側に角度を設けた搬送テーブルが配置され前記搬送ローラから送り出される用紙を受け止めさらに下流側へ送り出す給紙装置により解決される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
紙載せ台に積載された複数の用紙からその最上位の用紙の前側端部を吸引し一枚ずつ順次繰り出すと共に、前記繰り出された用紙を少なくとも一対の搬送ローラに挟み込み下流の工程へ送り出すようにした給紙装置において、
前記少なくとも一対の搬送ローラが通過する用紙を用紙の搬送ラインに対して下方へ送り出すように傾きが付けられると共に、前記搬送ローラの下流側に角度を設けた搬送テーブルが配置され前記搬送ローラから送り出される用紙を受け止めさらに下流側へ送り出すようにしたことを特徴とした給紙装置。
続きを表示(約 92 文字)【請求項2】
一対の搬送ローラの上流側の搬送テーブルに角度を設けると共に最上位の用紙の前側端部を吸着機構により直接下部搬送ローラ上に載置することを特徴とした給紙装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷機や各種光沢加工機(以下、便宜上、単にラミネータという)等において、上流の紙載せ台に積載された複数の用紙からその最上位の枚葉用紙を一枚ずつ下流の工程へ繰り出すための給紙装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、前記の印刷機やラミネータは、印刷や光沢加工を施す用紙を一枚ずつ繰り出す給紙装置を工程の最上流に配置している。このような給紙装置は、加工を施す用紙を工程の最上流に積載しておき、前記積載されている複数の用紙の最上面に位置する用紙を一枚ずつ、吸着パッドやフィードローラ等の用紙繰り出し手段により下流の加工工程へ繋がる搬送経路へ繰り出している。
【0003】
ところで、前記のように加工を施すために積載された複数の用紙は、サイズ、紙質、紙目、斤量、周囲の環境(温度や湿度)等の条件に起因して、繰り出し時や搬送時に垂れ下がり、浮き上がり、折れ曲がり、皺入り等の不具合を引き起こす。
【0004】
特に繰り出しに関して前記のような不具合を回避して確実に一枚ずつ最上位の用紙を繰り出す手段が、特開2005-8404号公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-8404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献の動作を以下に説明する。
図1及び図2に示すように、紙載せ台1には複数の用紙Sが積載され、その最上位の用紙S1の上方に用紙繰り出し手段としての吸着機構3が配置されている。この吸着機構3は、チューブ2によりエアーコンプレッサ(図示省略)と連結されており、その先端には前記最上位の用紙S1を吸引して吸い付けるゴム製の吸盤が設けられている。そして、紙載せ台1の右側における下流工程方向には搬送テーブル7が近接して配置されている。この搬送テーブル7には、吸着機構3により一枚ずつ移送されてくる前記最上位の用紙S1を右側の下流工程へ送り出すための搬送ローラ4、4が上下に配置されている。なお、複数の用紙を捌いて最上位の用紙S1一枚のみを搬送テーブル7に移送するための補助手段として、積載されている用紙Sの間に、搬送テーブル7から用紙S側面に向けて吹き出すエアーブローVにより空気を送り込み、特に吸着機構3付近の密着した用紙の間に空気層を形成して、一枚一枚分離し易くしたり、また二枚目以降の用紙が最上位の用紙S1と一緒に持ち上げられないように用紙端部を引っ掛ける爪5を設けたり、さらに誤って複数の用紙を持ち上げたときに二枚目以降の用紙を掻き落とすためのブラシ6等を設けたりする。
【0007】
図3に示すように、吸着機構3に吸引された用紙S1は、前記の爪5やブラシ6の捌き作用に助けられて二枚目以降の用紙から分離され、それによってこの用紙S1のみが持ち上げられる。その後、図4に示すように、吸着機構3が、用紙S1を吸着したまま、右側の下流工程へ搬送するための搬送テーブル7へと移動し、用紙S1の先端部分が、上下の搬送ローラ4、4の間におさまる位置で、図5に示すように、吸着機構3と共に搬送テーブル7の上面へ降下し、所定の位置に配置される。そして、上部搬送ローラ4が降下し、用紙S1の先端部分を上下の搬送ローラ4、4の間に挟み込むのである。続いて、図6に示すように、吸着を解除した吸着機構3は用紙S1を残して上昇し、残された用紙S1は、搬送ローラ4、4の回転により右側の下流の工程へと搬送される。なお、前記構成に代えて、搬送されてきた用紙S1の先端部分が、常時閉じられた状態にある接触した一対の搬送ローラ4、4の間に挟み込まれるように構成することもできる。
【0008】
なお、前記給紙手段では、吸着機構3が吸着した用紙S1を上下の搬送ローラ4、4間に移動させる際に用紙S1の進行方向前側端部が垂れ下がった場合に、それが搬送テーブル8の角に突き当たり、折れ曲がって紙詰まり等の事故を起こさないように、用紙S1の前側端部を持ち上げ角度を付けて移動させるようにしている。そしてさらに、例えば搬送テーブル7における吸着機構3が通過する側の角を斜面にして、垂れ下がった用紙S1の前側端部が突き当たらないような構造も採用可能としている。
【0009】
前記給紙手段では、例えば図3に示す状態の場合、持ち上げられた用紙S1の進行方向にはみ出した前側端部が、既述の用紙の条件(サイズ、紙質、紙目、斤量、温度や湿度等周囲の環境等)により用紙の垂れ下がりや捲り上がり或いはカール等により複雑な状態に変形したりする。このような状況は斤量の少ない薄手の用紙や、腰の弱いアート紙やコート紙等で顕著に発生する。そのような場合に搬送ローラ4、4間に上手く挟み込むことができない等の事故が起こる。
【0010】
また仮に首尾よく搬送ローラ5、5間に送り込んだとしても、前記搬送ローラ5、5からの送り出しに際し、例えば用紙が上方へカールしながら送り出されて浮き上がったり、顕著な場合には上部搬送ローラに巻き付いたりして下流の工程へ上手く送り込むことができない等の事故が起こる。なお下方へのカールは搬送テーブルにより抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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