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公開番号2023142330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-05
出願番号2022049186
出願日2022-03-24
発明の名称膝関節用装着具
出願人個人
代理人個人
主分類A61F 5/02 20060101AFI20230928BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】関節可動域に制限が生じて完全伸展不可能な関節へ使用した場合であっても、関節可動域のコントロールが可能であり、姿勢や取り付け状態によっても関節に負担が生じにくく、関節への負担を軽減する膝関節装着具を提供する。
【解決手段】左右一対の別体からなる装着穴付きのクッション材であって、前記クッション材は少なくとも、膝裏に対向する下構成材11、膝の左右側部それぞれに対向する内側部材12,及び外側部材13で一体構成された弾性素材からなり、クッション材の底部には、膝裏と対向する方向の底材の下端に、平坦な底部を有した棒状/板状の膝裏材2が内蔵される。膝裏材2は、クッション材の下構成材、内側部材12,外側部材13の弾性素材よりも低い弾性係数の弾性素材、又は硬質素材を有して構成され、左右のクッション材全体がそれぞれ自立可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
横臥・就寝時に両足の膝にそれぞれ巻いて装着可能な、左右一対の別体からなる装着穴付きのクッション材からなる膝関節用装着具であって、
前記クッション材は少なくとも、膝裏に対向する下構成材、膝の左右側部それぞれに対向する内側部材,及び外側部材で一体構成された弾性素材からなり、
クッション材の底部には、膝裏と対向する方向の底材の下端に、平坦な底部を有した棒状/板状の膝裏材が内蔵され、
前記膝裏材は、クッション材の下構成材、内側部材,外側部材の弾性素材よりも低い弾性係数の弾性素材、又は硬質素材を有して構成され、
装着穴は、膝裏に対向する穴底部の穴幅よりも、ひざ頭に対向する穴上部の穴幅のほうが小さい上窄みの穴形状に成形され、かつ、穴底部が平坦に成形されてなり、
左右のクッション材が両膝にそれぞれ装着されたとき、左右それぞれの成形穴の穴上部が弾性変形した装着状態となることを特徴とする、膝関節用装着具。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
クッション材は、平坦な底面を有して膝裏に沿う下構成材と、下構成材の内側端部から屈曲して膝内側部に沿う内側部材と、下構成材の外側端部から屈曲して膝外側部に沿う外側部材と、内側部材及び外側部材の各上端から屈曲また環湾曲して膝前部に沿う上構成材とで一体構成された弾性素材からなり、
前記弾性素材は、
内部穴軸と正対する正面視にて、上構成材よりも下構成材の厚さがより大きく構成され、かつ、底部が平坦に構成された上下非対称形状からなると共に、
内側部材よりも外側部材の平均厚さがより大きく構成され、かつ底部が平坦に構成された左右非対称形状からなり、
左右の膝に一対装着し、膝裏材の底部を接地させた状態で、膝裏材を含む左右のクッション材全体がそれぞれ自立可能であることを特徴とする、請求項1に記載の膝関節用装着具。
【請求項3】
クッション材の弾性素材は、内部穴軸を左右方向とする側面視にて、上構成材よりも下構成材の厚さ及び奥行きがより大きく、かつ、底部が平坦な上下非対称形状からなることを特徴とする。さらにいえば、上辺より下辺の方が長い上窄みの略台形形状からなることを特徴とする、請求項1に記載の膝関節用装着具。
【請求項4】
クッション材の下構成材、内外側部材、及び上構成材で一体構成された弾性素材は低弾性の分散材を有さないフォーム材からなり、膝裏材の弾性素材は低弾性の分散材が分散構成されたチップ入りフォーム材からなることを特徴とする、請求項1に記載の膝関節用装着具。
【請求項5】
装着穴は、穴内の上部寄りの左右位置にそれぞれ、一つ又は一対以上の内突出部を有してなり、各穴の内突出部は下構成材方向又は穴中心方向を向いた突出形状からなり、装着状態では、各穴の内突出部が膝上部周辺の左右位置からそれぞれ弾性圧接すると共に、下構成材又は膝裏材が膝裏の左右方向に亘って圧接することを特徴とする、請求項1に記載の膝関節用装着具。
【請求項6】
装着穴は、膝表部寄りの装着位置が弾性開放可能であると共に、開放した左右の上構成材同士を近接方向に弾性繋止する繋止具が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の膝関節用装着具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
変形性膝関節症など、膝の関節に障害、怪我、劣化などの状態異常をきたしている場合や、大腿後面(ハムストリング)が硬いなどの症状がある等の場合に、装着者の膝関節に装着して用いる膝関節用の装着具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
変形性膝関節症など、関節異常或いは怪我や傷病などの症状を有している患者は、足を伸ばして座っているか、寝ているだけで膝関節に負担がかかってしまう。負担がかかった状態を継続すると、炎症を起こしたり、関節水腫が生じたりするなど、状態改善が遅れてしまうこととなる。
【0003】
このような膝関節を完全伸展できない患者への負担の軽減策として、従来は、膝裏に枕やクッションを入れるなどして対応していた。例えば従来、主に就寝時や休息時において、膝の下にあてたり、足首等を乗せたりする枕が開示される(特許文献1:意匠登録1103638「足枕」参照)。
【0004】
しかしながら、寝返りを打ったり姿勢を変えたりするときに位置がずれてしまったり、邪魔になって動きが制限されてしまうことがあった。
【0005】
また上記に関連し、従来、環状式保護クッション(特許文献2:実登31764286参照)が開示される。この環状式保護クッションは、スポンジ或いは高密度弾性ウレタン(形状記憶綿)等の弾性緩衝材料によって作製したクッション体を採用し、クッション体には支持部と、支持部の上部に位置し向き合う二つの保護部とを備え、保護部の間には人体四肢を納められる凹部を形成し、前記保護部の上端の間には径を縮小させ、凹部の幅を調整する伸縮口を形成する構造からなる。
【0006】
このクッションを用いて人体四肢患部を包み込むことで、四肢が衝撃を受けるのを防ぎ、また、患部及びその周囲を高くできるため、それらの箇所が長期間ベッドに接触することで生じる蒸暑さや褥瘡を防ぎ、便利に使用できる、とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
意匠登録1103638号公報
実案登録第31764286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし前記環状式保護クッションは、環状形態の弾性緩衝材料を肩ひじ又は片側の膝に装着して包覆し、外部からの衝撃緩衝機能や通風放熱効果、褥瘡を防ぐものであって、左右一対で用いることを想定していなかった。このため、関節可動域に制限が生じて完全伸展不可能な関節へ使用した場合、関節可動域のコントロールができず、姿勢や取り付け状態によっては逆に関節に負担が生じる場合があった。
【0009】
また、変形性膝関節症など、膝に痛みや可動域の制限などの症状は、程度差こそあれ、片膝ではなく両膝に生じている場合が多いところ、前記従来のような保護クッションを左右の膝に装着したときには互いの構成部品が干渉して装着時の動きに制限が出てしまう。
【0010】
そこで本発明は、関節可動域に制限が生じて完全伸展不可能な関節へ使用した場合であっても、関節可動域のコントロールが可能であり、姿勢や取り付け状態によっても関節に負担が生じにくく、関節水腫や炎症の拡大を抑制することができる膝関節装着具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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