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公開番号2023075273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2023039532,2019535162
出願日2023-03-14,2018-08-02
発明の名称化粧品用組成物及びその組成物を配合した化粧品
出願人株式会社 MTG
代理人弁理士法人綾船国際特許事務所
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20230523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】これまで利用されていなかったツバキの葉のクチクラ層構成成分を有効利用することを目的とする。
【解決手段】ツバキの葉の表面に存在するクチクラ層に着目し、前記クチクラ層を構成するワックス等の成分を脂溶性溶媒で抽出して得られた抽出物を用いることにより、これらを有効利用する。この結果、ツバキの葉を脂溶性溶媒で抽出したクチクラ層抽出物を含む、化粧品用組成物が提供される。また、上記化粧品用組成物を配合した化粧品が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ツバキの葉を炭化水素系溶剤である脂溶性溶媒で抽出したクチクラ層抽出物を含む、化粧品用組成物。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
ツバキの葉のクチクラ層を構成する脂溶性成分の抽出物を含む化粧品用組成物の製造方法であって、その方法が、
(1)採取したツバキの葉を乾燥させる乾燥工程と、
(2)前記乾燥工程で乾燥させたツバキの葉を脂溶性溶媒で抽出する抽出工程と、
(3)前記抽出工程で作成した抽出液を濾過し、濃縮する濃縮工程と、
を備える、前記化粧品用組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、椿の葉からの抽出物に関する。より詳細には、椿の葉の表面に存在するクチクラ層からの抽出物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
椿は、チヤ又はサザンカと同じツバキ属(genus Camellia)に属する照葉樹であり、野生種はヤブツバキと称される。椿のなかでも、伊豆諸島及び利島(東京都)、伊豆(静岡県)、五島列島の福江島(長崎県)、佐渡島(新潟県)産のものが有名である。
【0003】
椿の種子はオレイン酸等の油分を含み、この種子から得られる椿油は、古来、髪油、食用油等に用いられてきた。その他に、医薬品、塗料等の原料としても用いられている。これに対し、椿の葉は、落葉の灰が釉薬として、また、紫染の媒染剤として使用されているが、それ以外の用途は殆ど知られていなかった。
【0004】
こうした椿の葉を有効利用すべく、三番茶葉とツバキの葉を9:1の割合で混合した発酵茶(以下、「混合茶」という。)が製造され、上記混合茶は、血清トリグリセリド及びリン脂質濃度を低下させることが報告されている(非特許文献1、以下、「従来例1」という。)。
【0005】
また、近年、ヤブツバキに強力な抗アレルギー・抗炎症作用があることが報告されており、脱顆粒阻害物質としてラグ酸配糖体である「オキカメリアシド」、抗酸化物質としてクエルセチン配糖体「カメリアノシド」等が含まれていることが報告されている。また、ツバキ葉の煎じ液は消化管出血に効果があるとされ、沖縄で古くから飲用されているが、葉から得られたメタノール抽出物について科学的な安全性の検証が行われ、報告されている(非特許文献2参照、以下、「従来例2」という。)。
【0006】
陸生植物の葉や体の外側は、水を通さない脂溶性の化合物で形成された層で覆われている(図1(A)参照)。まず、葉面の一番外側にはワックスだけの層(ワックス層)がある。ここに存在する前記ワックスは、結晶構造からアモルファス構造まで様々な状態で存在している。
【0007】
次に、前記ワックス層の下には、細胞壁の上に形成されている「クチクラ層」と呼ばれる脂溶性物質を多く含む層がある。前記クチクラ層は、風雨、乾燥、紫外線、病原菌などの外部環境から陸生植物の葉や体を保護するという役割を果たしている。
【0008】
そして、前記クチクラ層は、上部層と下部層の2層にさらに分けることができる。ここで、前記上部層は全部脂性の物質で構成され、完全にクチクラ化されている。これに対し、前記下部層はクチンを主体とする層であり、全部脂性の物質で構成されているわけではなく、細胞壁の炭水化物繊維が伸びて入り込んでいることもある。ここで、クチンは不飽和脂肪酸の重合体であり、ワックス(ここでは、植物性ワックスをいう。)は脂肪酸エステルであることが知られている(非特許文献3及び4参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
https://www.pref.nagasaki.jp/e-nourin/nougi/topic/tsubakikongou/H21-56.pdf
日本食品科学工学会誌 第55巻第8号379頁~383頁 2008年8月
【0010】
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1969
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/leaf3.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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