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公開番号2025181074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024088833
出願日2024-05-31
発明の名称正極活物質
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 4/525 20100101AFI20251204BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】初期抵抗の低減。
【解決手段】正極活物質は、第1粒子および第2粒子を含む。第1粒子は、1μm以上の最大フェレ径を有する。第2粒子は、50nm以下の最大フェレ径を有する。第2粒子は、第1粒子の表面に付着している。第2粒子の付着量は、1μm²あたり0.24個以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
第１粒子および第２粒子を含み、
前記第１粒子は、１μｍ以上の最大フェレ径を有し、
前記第２粒子は、５０ｎｍ以下の最大フェレ径を有し、
前記第２粒子は、前記第１粒子の表面に付着しており、かつ、
前記第２粒子の付着量は、１μｍ
2
あたり０．２４個以上である、
正極活物質。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
前記第２粒子は、１４から２１ｎｍの最大フェレ径を有する、
請求項１に記載の正極活物質。
【請求項３】
前記第２粒子の前記付着量は、１μｍ
2
あたり３．２個以下である、
請求項１または請求項２に記載の正極活物質。
【請求項４】
前記第１粒子は、２０μｍ以下の最大フェレ径を有する、
請求項１または請求項２に記載の正極活物質。
【請求項５】
前記第２粒子は、前記第１粒子と同一の化学組成を有する、
請求項１または請求項２に記載の正極活物質。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、正極活物質に関する。
続きを表示（約 920 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２０１７－２２８４３８号公報は、金属酸化物粒子において、１０から４０ｎｍの範囲の細孔径における差分細孔容積が０．０１ｃｍ
3
／ｇ以上であることを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－２２８４３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば、粒子内部の細孔構造を調整することにより、レート特性を改善することが提案されている。しかし、粒子の表面における反応面積が十分でないために、所望の初期抵抗が得られない可能性がある。
【０００５】
本開示の目的は、初期抵抗の低減にある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
１．正極活物質は、第１粒子および第２粒子を含む。第１粒子は、１μｍ以上の最大フェレ径を有する。第２粒子は、５０ｎｍ以下の最大フェレ径を有する。第２粒子は、第１粒子の表面に付着している。第２粒子の付着量は、１μｍ
2
あたり０．２４個以上である。
【０００７】
第２粒子は、第１粒子の表面に付着する微粒子である。第２粒子の付着量が特定値以上であることにより、初期抵抗の低減が期待される。微粒子が反応面積の増大に寄与すると共に、第１粒子の表面におけるリチウム（Ｌｉ）の移動を促進するためと考えられる。
【０００８】
２．上記「１」項に記載の正極活物質は、例えば、次の構成を含んでいてもよい。第２粒子は、１４から２１ｎｍの最大フェレ径を有する。
【０００９】
３．上記「１」項または「２」項に記載の正極活物質は、例えば、次の構成を含んでいてもよい。第２粒子の付着量は、１μｍ
2
あたり３．２個以下である。
【００１０】
４．上記「１」項から「３」項に記載の正極活物質は、例えば、次の構成を含んでいてもよい。第１粒子は、２０μｍ以下の最大フェレ径を有する。
（【００１１】以降は省略されています）

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