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公開番号
2025180685
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024088186
出願日
2024-05-30
発明の名称
有機廃棄物処理装置
出願人
株式会社瑞光
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B09B
3/40 20220101AFI20251204BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】安全性の高い処理物を得ることが可能で、装置から発生する臭気を抑制可能な、信頼性の高い有機廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】有機廃棄物処理装置100は、処理槽10と、給気流路22を介して処理槽内に空気を送り込む給気装置20と、有機廃棄物を破砕する破砕機30と、処理槽内の空気を排気する排気装置40と、有機廃棄物を加熱して、有機廃棄物の加熱殺菌及び水分含有量調整を行う加熱器50と、活性酸素発生装置60と、を備える。処理槽10には、有機廃棄物の投入口16aと、給気装置の送り込む空気を取り込む給気口16bと、排気装置により排気される空気が通過する排気口16cと、が形成される。活性酸素は、給気流路において加熱器により加熱された空気が給気口に供給される場合には、加熱器による加熱前の空気に供給され、加熱器が処理槽内の空気を加熱する場合には、給気流路を流れる空気に供給される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
有機廃棄物を保持する処理槽と、
給気流路を介して前記処理槽内に空気を送り込む給気装置と、
前記処理槽内に保持される前記有機廃棄物を破砕する破砕機と、
前記処理槽内の空気を、排気流路を介して排気する排気装置と、
前記処理槽内の前記有機廃棄物を加熱して前記有機廃棄物の水分含有量を調整すると共に、前記有機廃棄物を加熱殺菌する加熱器と、
活性酸素を発生させる活性酸素発生装置と、
を備え、
前記処理槽には、
前記処理槽内に前記有機廃棄物を投入する投入口と、
前記給気流路から前記給気装置の送り込む空気を取り込む給気口と、
前記排気流路と連通し、前記排気装置により排気される空気が通過する排気口と、
が形成され、
前記活性酸素発生装置の発生する活性酸素は、
前記給気流路において前記加熱器により加熱された空気が前記給気口に供給される場合には、前記加熱器による加熱前の空気に供給され、
前記加熱器が前記処理槽内の空気を加熱する場合には、前記給気流路を流れる空気に供給される、
有機廃棄物処理装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記給気口は、前記処理槽の上部に設けられ、
前記破砕機は、前記処理槽の下部に設けられ、
前記給気口から前記処理槽内に取り込まれる活性酸素を含む空気は、前記処理槽の前記下部に向けて吹き出される、
請求項1に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項3】
前記処理槽内に気流を生じさせる気流生成部を更に備え、
前記処理槽は、長手方向に沿って、第1端から第2端まで延び、
前記給気口は、前記処理槽の前記第1端側に設けられ、
前記排気口は、前記処理槽の前記第2端側に設けられ、
前記気流生成部は、前記第1端側から前記第2端側に向けて送風する、
請求項1又は2に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項4】
前記排気流路に配置される脱臭機を更に備える、
請求項1又は2に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項5】
前記排気流路を流れる空気と前記給気流路を流れる空気とを熱交換させて、前記排気流路を流れる空気により前記給気流路を流れる空気を加熱する熱回収熱交換器を更に備え、
前記活性酸素発生装置が発生する活性酸素は、前記給気流路の、前記給気流路を流れる空気が前記熱回収熱交換器において加熱される位置よりも上流側に供給される、
請求項1又は2に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項6】
前記処理槽内に気流を生じさせる気流生成部を更に備え、
前記気流生成部は、少なくとも前記破砕機による前記有機廃棄物の攪拌時に、前記有機廃棄物に向けて活性酸素を含む空気を送風する、
請求項1又は2に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項7】
前記活性酸素発生装置が発生する活性酸素は、更に前記排気流路に供給される、
請求項1又は2に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項8】
前記処理槽内で水分含有量が調整され、加熱殺菌された前記有機廃棄物をペレット状に加工するペレタイザーを更に含む、
請求項1又は2に記載の有機廃棄物処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機廃棄物を処理し、燃料等として利用可能な処理物を得る有機廃棄物処理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1(特開2006-007111号公報)のように、有機廃棄物を処理し、燃料等として利用可能な処理物を得る有機廃棄物処理装置が知られている。
【0003】
特許文献1(特開2006-007111号公報)には、熱量転化効率がよく、小型化の可能な有機廃棄物処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-007111号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
有機廃棄物処理では、扱う有機廃棄物によって、有機廃棄物が細菌・ウイルス等により汚染されていたり、有機廃棄物が臭気を発生したりするおそれがある。
【0006】
特許文献1(特開2006-007111号公報)の有機廃棄物処理装置においても、加熱により有機廃棄物が殺菌され、有機廃棄物の発生する臭気は脱臭機により処理することができるが、安全性の高い処理物を製造し、有機廃棄物処理装置から発する臭気を抑制するという観点からは、更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の有機廃棄物処理装置は、処理槽と、給気装置と、破砕機と、排気装置と、加熱器と、活性酸素発生装置と、を備える。処理槽は、有機廃棄物を保持する。給気装置は、給気流路を介して処理槽内に空気を送り込む。破砕機は、処理槽内に保持される有機廃棄物を破砕する。排気装置は、処理槽内の空気を、排気流路を介して排気する。加熱器は、処理槽内の有機廃棄物を加熱して有機廃棄物の水分含有量を調整すると共に、有機廃棄物を加熱殺菌する。活性酸素発生装置は、活性酸素を発生させる。処理槽には、投入口と、給気口と、排気口と、が形成される。投入口には、処理槽内に有機廃棄物が投入される。給気口からは、給気流路から給気装置の送り込む空気を取り込む。排気口は、排気流路と連通し、排気装置により排気される空気が通過する。活性酸素発生装置の発生する活性酸素は、給気流路において加熱器により加熱された空気が給気口に供給される場合には、加熱器による加熱前の空気に供給される。活性酸素発生装置の発生する活性酸素は、加熱器が処理槽内の空気を加熱する場合には、給気流路を流れる空気に供給される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の有機廃棄物処理装置は、活性酸素の殺菌効果により安全性の高い処理物を製造するとともに、活性酸素により有機廃棄物処理装置から発せられる臭気を抑制することができるため、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る有機廃棄物処理装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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