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公開番号2025164463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068461
出願日2024-04-19
発明の名称熱分解炉
出願人株式会社クリンテック
代理人弁理士法人クレイア特許事務所
主分類B09B 3/40 20220101AFI20251023BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】炭酸カルシウムに効率よく変換することができる熱分解炉を提供する。
【解決手段】
熱分解炉100は、外側筐体210および内側筐体220からなる二重構造筐体と、外側筐体210と内側筐体220との間に形成された空間に気体を供給する気体供給システム500と、内側筐体220に形成された複数の孔226と、複数の孔226に応じて設けられたノズル装置300と、内側筐体220に所定の原料を投入する投入部と、二重構造筐体から排気を排出する排気システム900と、を含み、ノズル装置300は、湾曲した筒形状を有する、ものである。
【選択図】図8



特許請求の範囲【請求項1】
外筐体および内筐体からなる二重構造筐体と、
前記外筐体と前記内筐体との間に形成された空間に気体を供給する気体供給口と、
前記内筐体に形成された複数の孔部と、
前記複数の孔部に応じて設けられたノズル部と、
前記内筐体に所定の原料を投入するための投入部と、
前記二重構造筐体から排気を排出するための排気口と、を含み、
前記ノズル部は、湾曲した筒形状を有する、熱分解炉。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記ノズル部は、管接手90度エルボ部材からなり、
前記内筐体の内部で、かつ水平より下方側に向けて前記気体を噴射する、請求項1記載の熱分解炉。
【請求項3】
前記内筐体の内面を構成する少なくとも4面にそれぞれ配置された温度計、をさらに含み、
前記ノズル部は、前記内筐体の内面を構成する少なくとも4面にそれぞれ配置され、隣接するノズル部とのピッチが200mm以下で配置される、請求項2に記載の熱分解炉。
【請求項4】
前記内筐体は、主に矩形筒部と、前記矩形筒部から連通して形成された内部空間を有する四角推台部と、を含み、
前記外筐体は、主に前記内筐体を内蔵可能な矩形箱形状を有する、請求項1記載の熱分解炉。
【請求項5】
前記複数の孔部は、千鳥状に配置され、
前記ノズル部は、複数のノズル部のうち8割以上のノズル部は、鉛直下方向に沿って噴出口が設けられ、その他残りのノズル部は、前記内筐体のすみに向かって噴出口が設けられた、請求項1記載の熱分解炉。
【請求項6】
前記複数の孔部は、前記内筐体の深さが底から少なくとも30%以上の領域に設けられた、請求項1記載の熱分解炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱分解炉に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2014-13136号公報)には、通常の運転時には、種火のみで、燃料や電力を必要とせず、可燃物の完全燃焼を図ることができ、最小限の灰しか生じない磁場熱分解炉について開示されている。
【0003】
特許文献1記載の磁場熱分解炉は、縦型筒状の密閉型筐体と、この筐体の内側に、該筐体の外壁に対して所定の間隔を隔てて設置された内筒と、内筒の底部より所定間隔高い位置に設けられた火格子と、基端部の吸気口が筐体の外部に位置し、先端部の噴出口が火格子の上部と内筒の下部との間の空間に位置するように、筐体に取り付けられた複数本の吸気管と、各吸気管の吸気口の近辺に設けられ、吸引される空気に磁場を与える永久磁石と、筐体外部から被燃焼物を投入するための投入口および投入扉と、火格子から落下した焼却灰を回収する回収口および回収扉と、内筒の外壁と筐体の内壁との間の空間より排出される排気を通す乾留ガス処理槽とを備えたものである。
【0004】
特許文献2(特開2014-113574号公報)には、有機廃棄物を短時間に効率よく熱分解することができ、有機廃棄物の熱分解を安定した温度で長時間行うことができる磁気熱分解装置について開示されている。
【0005】
特許文献2記載の磁気熱分解装置は、所定容積の熱分解炉と、熱分解炉に空気を給気する給気機構と、熱分解炉からガスを排気する排気機構とを備え、熱分解炉が、分解対象の有機物を収容する有機物収容空間と、有機物収容空間の下方に位置して有機物を処理した処理灰が落下する処理灰収容空間と、熱分解炉に設置された開閉機構によって開閉されて有機物収容空間に有機物を投入する投入口と、熱分解炉に設置された開閉機構によって開閉されて処理灰収容空間から処理灰を取り出す取出口とを有し、磁気熱を利用して有機物を熱分解する磁気熱分解装置において、熱分解炉の周壁が、該熱分解炉の外部に対向する第1周壁と、第1周壁の内側に位置する第2周壁と、第2周壁の内側に位置して収容空間に対向する第3周壁とから形成され、熱分解炉が、第1および第2周壁の間に画成されて処理灰収容空間に延びるとともに有機物収容空間の底部から頂部に向かって延びる気密断熱層と、第2および第3周壁の間に画成されて有機物収容空間の底部から頂部に向かって延びる空気流動層とを有し、給気機構が、有機物収容空間の底部に延びる周壁に設置されて該底部の側から有機物収容空間および空気流動層に空気を流入させる複数の第1給気管と、それら第1給気管に取り付けられて該第1給気管を通過する空気を磁化する永久磁石とを含み、排気機構が、熱分解炉から外部に延びるガス排気管と、ガス排気管に設置されて有機物の熱分解中に有機物収容空間に発生したガスを強制的に排気する送風機とを含むものである。
【0006】
特許文献3(特開2012-73016号公報)には、廃プラスチック、廃木材、生ゴミ、古紙、粘着性の汚泥等の廃棄物を効率よく焼却することができる熱分解装置について開示されている。
【0007】
特許文献3記載の熱分解装置は、廃棄物を熱分解する有底筒状の処理室と、処理室の底板に配置し、廃棄物に磁気を作用する磁気作用手段と、処理室の底板上で磁気作用手段の周囲に敷設する断熱材層Iと、処理室の側面に配置する空気導入管と、を備える熱分解装置であって、磁気作用手段は、N極とS極とが鉛直方向を向くように配置する磁石と、該磁石を被覆する断熱材層IIと、磁石により磁気誘導されるように、該磁石の上方に該磁石に近接して配置する常磁性の板状体と、を備えるものである。
【0008】
特許文献4(特開2004-33966号公報/特許第4108387号公報)には、大規模な高温焼却設備を必要とせずに、ダイオキシン類やコプラナーPCBを発生することなく、可燃廃棄物を無害化処理することの可能な処理技術について開示されている。
【0009】
特許文献4記載の廃棄物処理方法は、焼却炉と、この焼却炉に連通する吸気通路と、焼却炉の上部に開口した排気通路と、吸気通路に設置された磁石とを備え、この磁石は、吸気通路に設けられた非磁性体からなるハウジング内に、磁極が吸気通路を介して互いに対向するように配置され、ハウジングの内面に対して吸気通路と連通する径方向隙間及び軸方向隙間を介して保持されたことを特徴とする廃棄物処理装置である。
【0010】
特許文献5(特開2006-223974号公報)には、廃棄物処理炉により廃棄物処理を行なう際に、廃棄物の処理が均一に、完全に処理でき、処理効率を向上できる廃棄物処理炉について開示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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