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公開番号2025139600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2022126464
出願日2022-08-08
発明の名称ウェブ接ぎ装置及びウェブ接ぎ方法
出願人株式会社瑞光
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類B29C 65/02 20060101AFI20250919BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】短時間でウェブ継ぎ行うことが可能で、作業員の作業の省力化が可能なウェブ接ぎ装置及びウェブ接ぎ方法を提供する。
【解決手段】ウェブ接ぎ装置(100)は、第1支持部(10)と、第2支持部(20)と、第1接合部材(30)と、第2接合部材(40)と、を備える。第1支持部は、第1ウェブ(W1)が巻き回された第1ロール(R1)を支持する。第2支持部は、第2ウェブ(W2)が巻き回された第2ロール(R2)を支持する。第2接合部材は、重ねられた状態の、第1ロールから繰り出される第1ウェブと、第2ロールから繰り出される第2ウェブとを、第1接合部材との間で挟み込む。第1接合部材と第2接合部材とは、挟み込んでいる第1ウェブ及び第2ウェブを溶着する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1ウェブが巻き回された第1ロールを支持する第1支持部と、
第2ウェブが巻き回された第2ロールを支持する第2支持部と、
第1接合部材と、
重ねられた状態の、前記第1ロールから繰り出される前記第1ウェブと、前記第2ロールから繰り出される前記第2ウェブとを、前記第1接合部材との間で挟み込む第2接合部材と、
を備え、
前記第1接合部材と前記第2接合部材とは、挟み込んでいる前記第1ウェブ及び前記第2ウェブを溶着する、
ウェブ接ぎ装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第1接合部材と前記第2接合部材とは、前記第1ウェブの、前記第2ウェブとの溶着箇所より前記第1ロールに近い側で、前記第1ウェブを溶断する、
請求項1に記載のウェブ接ぎ装置。
【請求項3】
前記第1支持部は、前記第1ロールを回転させる駆動部を有し、
前記駆動部は、前記第1ウェブを溶断する際、前記第1ロールの駆動を停止する、又は、前記第1ウェブを巻き取る方向に前記第1ロールを回転させる、
請求項2に記載のウェブ接ぎ装置。
【請求項4】
前記第1接合部材は、発熱体を有する、
請求項1又は2に記載のウェブ接ぎ装置。
【請求項5】
前記第2接合部材は、前記第1接合部材と対向する第1面を有し、
前記第1面には弾性部材が設けられる。
請求項4に記載のウェブ接ぎ装置。
【請求項6】
前記発熱体の温度を測定する温度センサと、
前記発熱体の発熱を制御するコントローラと、
を更に備え、
前記コントローラは、前記発熱体の発熱を、前記温度センサの測定結果に基づいて制御する。
請求項4に記載のウェブ接ぎ装置。
【請求項7】
前記発熱体は、電熱式であり、直流電源から電流が供給される、
請求項4に記載のウェブ接ぎ装置。
【請求項8】
第1支持部が支持する第1ロールから繰り出される第1ウェブと、第2支持部が支持する第2ロールから繰り出される第2ウェブとを接ぐ、ウェブ接ぎ方法であって、
前記第1ウェブと前記第2ウェブとを、第1接合部材と第2接合部材との間に挟み込む工程と、
前記第1接合部材と前記第2接合部材とにより、前記第1接合部材と前記第2接合部材との間で挟み込んでいる前記第1ウェブ及び前記第2ウェブを溶着する工程と、
を備える、ウェブ接ぎ方法。
【請求項9】
前記第1接合部材と前記第2接合部材とにより、前記第1ウェブの前記第2ウェブとの溶着箇所より前記第1ロールに近い側で前記第1ウェブを溶断する工程、
を更に備える、請求項8に記載のウェブ接ぎ方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブ接ぎ装置及びウェブ接ぎ方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
各種の製造装置(例えば使い捨てオムツ、使い捨てパンツ、生理用品、マスク等の製造装置)にウェブを供給するウェブ供給装置が知られている。ウェブ供給装置は、ウェブの巻き回された原反ロールから繰り出されるウェブを搬送し、製造装置に供給する。
【0003】
このようなウェブ供給装置では、連続的にウェブを供給するため、使用している原反ロールのウェブが無くなると(原反ロールが使用済みとなると)、交換用の新たな原反ロールのウェブが、使用済みの原反ロールのウェブに接がれる。
【0004】
従来、このようなウェブの継ぎは、例えば特許文献1(特開2004-76221号公報)に開示されているように、使用済みの原反ロールのウェブの後端付近を刃物で切断し、切断されたウェブの端部を新たな原反ロールのウェブの先端とテーブで接合するという方法を用いて行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-76221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、このようなテープでのウェブ継ぎは、ウェブの厚みや性質によっては容易ではない場合があり、テープの継ぎ作業に長時間を要したり、作業員の手作業によるウェブ継ぎが必要になったりするおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、短時間でウェブ継ぎ行うことが可能で、作業員の作業の省力化が可能なウェブ接ぎ装置及びウェブ接ぎ方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るウェブ接ぎ装置は、第1支持部と、第2支持部と、第1接合部材と、第2接合部材と、を備える。第1支持部は、第1ウェブが巻き回された第1ロールを支持する。第2支持部は、第2ウェブが巻き回された第2ロールを支持する。第2接合部材は、重ねられた状態の、第1ロールから繰り出される第1ウェブと、第2ロールから繰り出される第2ウェブとを、第1接合部材との間で挟み込む。第1接合部材と第2接合部材とは、挟み込んでいる第1ウェブ及び第2ウェブを溶着する。
【0009】
本発明に係るウェブ接ぎ方法は、第1支持部が支持する第1ロールから繰り出される第1ウェブと、第2支持部が支持する第2ロールから繰り出される第2ウェブとを接ぐ、ウェブ接ぎ方法である。ウェブ接ぎ方法は、第1ウェブと第2ウェブとを、第1接合部材と第2接合部材との間に挟み込む工程を備える。また、ウェブ継ぎ方法は、第1接合部材と第2接合部材とにより、第1接合部材と第2接合部材との間で挟み込んでいる第1ウェブ及び第2ウェブを溶着する工程を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るウェブ接ぎ装置及びウェブ継ぎ方法では、テープを用いないでウェブ継ぎを行うため、短時間でウェブ継ぎ行うことが可能で、また、作業員の作業の省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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