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公開番号2025179367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086069
出願日2024-05-28
発明の名称口腔用組成物
出願人日本ゼトック株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20251203BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】コーヒー油成分抽出物を安定に配合し、環境へも配慮した口腔用組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る口腔用組成物は、(A)抽出後のコーヒー粉から得られるコーヒー油成分抽出物と、(B)ノニオン界面活性剤とを含む。前記ノニオン界面活性剤は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/またはグリセリン脂肪酸エステルであることが好ましい。また、(C)アニオン性水溶性高分子を含むことが好ましい。また、(D)研磨剤を含むことが好ましい。また、前記コーヒー油成分抽出物の含有量は、0.01～10質量%であることが好ましい。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）抽出後のコーヒー粉から得られるコーヒー油成分抽出物と、（Ｂ）ノニオン界面活性剤とを含む
口腔用組成物。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
前記（Ｂ）ノニオン界面活性剤は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び／またはグリセリン脂肪酸エステルである
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項３】
（Ｃ）アニオン性水溶性高分子を含む
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項４】
（Ｄ）研磨剤を含む
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項５】
前記（Ｃ）アニオン性水溶性高分子は、セルロースガム、キサンタンガム、カラギーナン（ι、λ、κ）、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボマーからなる群から選択される少なくとも１種である
請求項３に記載の口腔用組成物。
【請求項６】
前記（Ｄ）研磨剤は、無水ケイ酸、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ゼオライトからなる群から選択される少なくとも１種である
請求項４に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、口腔用組成物に関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、化粧料や口腔製剤でも自然由来成分を配合した製品の開発や、環境への影響も考慮した開発が求められてきている。抽出後のコーヒー粉（コーヒーグラウンズ）を再利用したアップサイクル原料は、環境に配慮した原料であり、抽出後のコーヒー粉を利用したコーヒー油成分抽出物は化粧料に配合されることが知られている（例えば、特許文献１）。
【０００３】
一方で、歯周病とは、病原性細菌によって歯肉の炎症が引き起こされる疾病である。
炎症によって生じた酸化ストレスによって歯肉組織が傷害を受けると、コラーゲン繊維の破壊や細胞増殖能低下によって歯肉が退縮し歯周病が進行することが知られている。
また、抗酸化物質を含有し、歯肉を構成する細胞内の活性酸素を長時間消去して高い歯周病予防効果を有する口腔用組成物が知られている（例えば、特許文献２）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－１１２８２０号公報
国際公開第２０１４／０７３４９０号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、コーヒー油成分抽出物は、抗酸化作用などの有用性があることが知られており（特許文献１）、口腔製剤においては歯周病予防効果に寄与することが期待される。しかし、前述のコーヒー油性成分抽出物は親油性が高く、口腔用組成物に配合した際に製剤の安定性が悪くなるという課題がある。
【０００６】
そこで、本発明は、コーヒー油成分抽出物を安定に配合し、環境へも配慮した口腔用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明に係る口腔用組成物は、（Ａ）抽出後のコーヒー粉から得られるコーヒー油成分抽出物と、（Ｂ）ノニオン界面活性剤とを含む。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、コーヒー油成分抽出物を安定に配合し、環境へも配慮した口腔用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の口腔用組成物の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、本明細書中における口腔用組成物は、練状歯磨剤、潤製歯磨剤、粉歯磨剤、液状歯磨剤、液体歯磨剤などの歯磨剤類、トローチ剤、錠剤、クリーム剤、軟膏剤、貼付剤、洗口剤、及びチューインガム等を含むものである。これらの中でも、本発明の口腔用組成物は、練状歯磨剤に適用することが好ましい。
【００１０】
本発明の口腔用組成物は、（Ａ）コーヒー油成分抽出物と（Ｂ）ノニオン界面活性剤を含むものである。これにより、コーヒー抽性分抽出物を安定に配合した口腔用組成物を提供することができ、環境へも配慮した口腔用組成物を提供することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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