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公開番号2025089703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204486
出願日2023-12-04
発明の名称口腔用組成物
出願人日本ゼトック株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20250609BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】バイオフィルムとして形成された歯垢を効果的に除去することができる口腔用組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る口腔用組成物は、植物種子粉砕物を含む。また、本発明に係る口腔用組成物は、さらに、シリカを含むことが好ましい。また、前記植物種子粉砕物の平均粒子径は、50μm以上1000μm以下であることが好ましい。前記植物種子粉砕物は、コーヒー種子粉砕物であることが好ましい。前記シリカの平均粒子径は、1μm以上1000μm以下であることが好ましい。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
植物種子粉砕物を含む
口腔用組成物。
続きを表示（約 420 文字）【請求項２】
前記植物種子粉砕物は、コーヒー種子粉砕物である
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項３】
さらに、シリカを含む
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項４】
前記植物種子粉砕物の平均粒子径は、５０μｍ以上１０００μｍ以下である
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項５】
前記シリカの平均粒子径は、１μｍ以上１０００μｍ以下である
請求項３に記載の口腔用組成物。
【請求項６】
前記植物種子粉砕物の含有量は、０．０１質量％以上１０質量％以下である
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項７】
前記シリカの含有量は、０．０１質量％以上５０質量％以下である
請求項３に記載の口腔用組成物。
【請求項８】
バイオフィルム除去剤である
請求項１に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、口腔用組成物に関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、環境問題や資源利用の持続可能性といったＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）に対する意識の高まりから、石油化学由来原料に代替して、植物や天然鉱物等の自然由来原料を利用することに関心が集まっている。
【０００３】
ところで、歯垢（プラーク）が口腔内で齲蝕や歯周病をもたらす原因の一つとして知られている。歯垢は、口腔内に形成されるバイオフィルムであり、細菌などの微生物により形成される構造体である。ここで、バイオフィルムとは、一般に、菌体外多糖からなるグリコカリックスに覆われた細菌の凝集塊が物質表面にフィルム状に付着したものである。
【０００４】
バイオフィルムの除去方法としては、界面活性剤等を用いた化学的除去、酵素等を用いた生物的除去、顆粒を用いた研磨や超音波等による物理的除去が知られている（例えば、特許文献１及び２）。特許文献１においては、糖アルコールまたはアミノ酸を配合した口腔用組成物を用いてバイオフィルムを除去する方法が示されている。また、特許文献２では、ケイ酸を出発原料とするシリカ顆粒を用いて歯垢を除去する方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００５－０２９４８４号公報
特開２０１４－２３７６１９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、従来の方法では、バイオフィルムとして形成された歯垢を十分に除去することができず、優れた歯垢除去効果を持つ口腔用組成物の開発が求められている。また、ＳＤＧｓの観点から、歯垢除去の目的に対して自然由来の原料を用いることが求められている。
【０００７】
そこで、本発明は、バイオフィルムとして形成された歯垢を効果的に除去することができる口腔用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係る口腔用組成物は、植物種子粉砕物を含む。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、バイオフィルムとして形成された歯垢を効果的に除去することができる口腔用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の口腔用組成物の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、本明細書中における口腔用組成物は、練状歯磨剤、潤製歯磨剤（ジェル状歯磨剤）、粉歯磨剤、液状歯磨剤、液体歯磨剤などの歯磨剤類、トローチ剤、錠剤、クリーム剤、軟膏剤、貼付剤、洗口剤、及びチューインガム等を含むものである。これらの中でも、本発明の口腔用組成物は、練状歯磨剤または潤製歯磨剤（ジェル状歯磨剤）に適用することが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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