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公開番号2025179325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086003
出願日2024-05-28
発明の名称注入口の形成方法
出願人株式会社FTS
代理人個人,個人
主分類B21D 53/90 20060101AFI20251203BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】溶接不良の発生を低減し、工程管理、品質管理に対する負荷を低減し、且つ安価に注入口を製造することができる注入口の形成方法を提供する。
【解決手段】アクセルハウジング1のハウジングカバー12に形成され、ドレンボルト3が螺合して密栓される注入口2の形成方法であって、ハウジングカバー12に形成され、内部側に突出する容器側筒状部15を有する開口部14に、筒状部22とフランジ部21を有するプラグ20の筒状部22を挿入するプラグ挿入工程と、フランジ部21とハウジングカバー12をフランジ部21の全周に対し溶接して接合するプラグ接合工程と、プラグ接合工程の後に、筒状部22の内側面にネジ部24を形成するネジ部形成工程と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に液体が注入される金属製の容器に形成され、蓋体が螺合して密栓される注入口の形成方法であって、
前記容器に形成され、内部側に突出する容器側筒状部を有する開口部に、筒状部とフランジ部を有するプラグの前記筒状部を挿入するプラグ挿入工程と、
前記フランジ部と前記容器を前記フランジ部の全周に対し溶接して接合するプラグ接合工程と、
前記プラグ接合工程の後に、前記プラグの前記筒状部の内側面にネジ部を形成するネジ部形成工程と、を備えることを特徴とする注入口の形成方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記プラグ挿入工程において、前記容器側筒状部の容器側内側面と前記プラグの前記筒状部の外側面は当接する請求項1に記載の注入口の形成方法。
【請求項3】
前記プラグは、平板をプレス成形して製造される請求項1又は請求項2に記載の注入口の形成方法。
【請求項4】
前記フランジ部の前記筒状部側には、周状に通電突起部が形成され、前記プラグ接合工程は、リングプロジェクション溶接によって行われる請求項1又は請求項2に記載の注入口の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に液体が注入される金属製の容器に形成され、蓋体が螺合して密栓される注入口の形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、図7には、金属製のアクスルハウジング100のカバー120内にギヤオイル(液体)を注入するための注入部200について、カバー120に開口140が穿設されており、この開口140に、断面略T字形で、その中心軸回りに貫通孔150が穿設され、貫通孔150の周面に螺溝が施されたプラグ210が嵌め込まれ、このプラグ210は、開口140の外周縁部でカバー120に、溶接部Xで溶接されている。そして、貫通孔150へ蓋体300が着脱可能に螺合する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭61-126934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の技術では、プラグ210を開口140の外周縁部でカバー120に溶接する場合、一般的には、アーク溶接によって行われるが、アーク溶接では、部品の精度バラツキや溶接治具をセットする時に生じる位置ズレが等により、ピンホールが発生する溶接不良が発生し易い。又、溶接不要を防止するために、作業者に技術の熟練度が必要である。
【0005】
又、上記不良発生に伴うコストアップや不良低減のための工程管理、品質管理に対する負荷が増大し、コストアップとなる。
【0006】
さらに、プラグ210は、螺溝の長さを確保するために厚さが必要であり、冷間鍛造品など高価格の材料を使用するため、コストアップとなる。
【0007】
本発明は、溶接不良の発生を低減し、工程管理、品質管理に対する負荷を低減し、且つ安価に注入口を製造することができる注入口の形成方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の局面に係る注入口の形成方法は、内部に液体が注入される金属製の容器に形成され、蓋体が螺合して密栓される注入口の形成方法であって、容器に形成され、内部側に突出する容器側筒状部を有する開口部に、筒状部とフランジ部を有するプラグの筒状部を挿入するプラグ挿入工程と、フランジ部と容器をフランジの全周に対し溶接して接合するプラグ接合工程と、プラグ接合工程の後に、プラグの筒状部の内側面にネジ部を形成するネジ部形成工程と、を備えることを特徴とする注入口の形成方法である。
【0009】
本発明の第1の局面に係る注入口の形成方法では、容器に形成され、内部側に突出する容器側筒状部を有する開口部に、筒状部とフランジ部を有するプラグの筒状部を挿入するプラグ挿入工程と、フランジ部と容器をフランジの全周に対し溶接して接合するプラグ接合工程と、プラグ接合工程の後に、プラグの筒状部の内側面にネジ部を形成するネジ部形成工程、を備えるので、ネジ部が溶接時の熱の影響を受けることがなく、ネジ部を精度よく加工、形成することができる。又、特にプラグにおいて、板厚の薄い金属材料で形成することができる。
【0010】
本発明の第2の局面に係る注入口の形成方法は、第1の局面において、プラグ挿入工程において、容器側筒状部の容器側内側面とプラグの筒状部の外側面は当接する注入口の形成方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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