TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025179066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-09
出願番号
2025132335,2024017311
出願日
2025-08-07,2017-09-25
発明の名称
符号化方法、復号方法、および対応するデバイス
出願人
インターデジタル マディソン パテント ホールディングス, エスアーエス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
19/119 20140101AFI20251202BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】イメージのブロックを分割モードに応答して復号する復号方法および復号デバイス並びにコーディング方法及びデバイスを提供する。
【解決手段】イメージのブロックを復号する復号方法であって、ブロックにおける分割の位置のシグナリングに寄与する、ビデオデータ内で指定された構文要素を復号するためのコンテキストを判定することを含む。コンテキストは、ブロックの幅およびブロックの高さのタプルによって表されるブロックの形状の関数である。方法はまた、判定されたコンテキストに応答して、構文要素のコンテキストベースの算術復号を行うことを含む。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
イメージのブロックを復号する復号方法であって、
-分割モードのセット内で前記ブロックの分割モードを判定することであって、分割モードの前記セットは、前記ブロックを少なくとも2つのサブブロックに非対称に分割する少なくとも1つの分割モードを含む、判定することと、
-前記分割モードに応答して、前記ブロックを少なくとも2つのサブブロックに分割することと、
-前記少なくとも2つのサブブロックのそれぞれを復号することと
を含み、前記分割モードの判定は、
-前記ブロックが垂直または水平のどちらに分割されるのかを指定する第1の構文要素(btSplitOrientation)を復号することと、
-前記ブロックが対称または非対称のどちらで分割されるのかを指定する第2の構文要素(horAsymmetricSplitFlag、verAsymmetricSplitFlag)を復号することと、
-前記第2の構文要素が、前記ブロックが非対称に分割されることを指定する場合に、分割モード構文要素(vertical_asymmetric_type/horizontal_asymmetric_type)を復号することと
を含む、復号方法。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
イメージのブロックを復号するように構成された復号デバイスであって、
-分割モードのセット内で前記ブロックの分割モードを判定する手段であって、分割モードの前記セットは、前記ブロックを少なくとも2つのサブブロックに非対称に分割する少なくとも1つの分割モードを含む、判定する手段と、
-前記分割モードに応答して、前記ブロックを少なくとも2つのサブブロックに分割する手段と、
-前記少なくとも2つのサブブロックのそれぞれを復号する手段と
を含み、前記分割モードを判定する前記手段は、
-前記ブロックが垂直または水平のどちらに分割されるのかを指定する第1の構文要素(btSplitOrientation)を復号し、
-前記ブロックが対称または非対称のどちらで分割されるのかを指定する第2の構文要素(horAsymmetricSplitFlag、verAsymmetricSplitFlag)を復号し、
-前記第2の構文要素が、前記ブロックが非対称に分割されることを指定する場合に、分割モード構文要素(vertical_asymmetric_type/horizontal_asymmetric_type)を復号する
ように構成される、復号デバイス。
【請求項3】
前記第2の構文要素の復号は、
-前記第2の構文要素の復号に関するコンテキストを判定することであって、前記コンテキストは、現在のブロックのサイズに対する相対的な隣接ブロックのサイズの関数であり、前記サイズは、幅または高さである、判定することと、
-前記判定されたコンテキストに応答して、前記第2の構文要素のコンテキストベースの算術復号を行うことと
を含む、請求項1に記載の方法または請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記コンテキストは、前記ブロックのサイズの1/4未満のサイズを有する隣接ブロック内のサブブロックの個数の関数であり、前記サイズは、幅または高さである、請求項3に記載の方法または請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記ブロックが水平に分割される場合に、前記第2の構文要素の復号に関する前記コンテキストの判定は、
-前記ブロックの高さの1/4未満の高さを有する前記ブロックの左に配置された隣接ブロック内のサブブロックの個数を判定することと、
-前記個数が0と等しい場合には第1のコンテキストを、そうでない場合には第2のコンテキストを入手することと
を含む、請求項4に記載の方法または請求項4に記載のデバイス。
【請求項6】
前記ブロックが垂直に分割される場合に、前記第2の構文要素の復号に関する前記コンテキストの判定は、
-前記ブロックの幅の1/4未満の幅を有する前記ブロックの上に配置された隣接ブロック内のサブブロックの個数を判定することと、
-前記個数が0と等しい場合には第1のコンテキストを、そうでない場合には第2のコンテキストを入手することと
を含む、請求項4から5のいずれか1項に記載の方法または請求項4から5のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記コンテキストは、前記ブロックのサイズの1/2を超えるサイズを有する隣接ブロックの存在の関数であり、前記サイズは、幅または高さである、請求項3に記載の方法または請求項3に記載のデバイス。
【請求項8】
前記分割モード構文要素の復号は、
-前記ブロックの隣接ブロック内のフロンティアが、前記ブロックを非対称に分割することから生じるフロンティアに整列されているかどうかを判定することと、
-前記分割モード構文要素の復号に関するコンテキストを判定することであって、前記コンテキストは、前記ブロックの隣接ブロック内のフロンティアが、前記ブロックを非対称に分割することから生じるフロンティアに整列されているかどうかの前記判定の関数である、判定することと、
-前記判定されたコンテキストに応答して、前記分割モード構文要素のコンテキストベース算術復号を行うことと
を含む、請求項1もしくは3から7のいずれか1項に記載の方法または請求項2から7のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記ブロックが水平に分割される場合に、前記分割モード構文要素の復号は、
-前記ブロックの左に配置された隣接ブロック内のフロンティアが、前記ブロックを水平に非対称に分割することから生じるフロンティアに整列されているかどうかを判定することと、
-前記分割モード構文要素の復号に関するコンテキストを判定することであって、前記コンテキストは、前記ブロックの左に配置された隣接ブロック内のフロンティアが、前記ブロックを水平に非対称に分割することから生じるフロンティアに整列されているかどうかの前記判定の関数である、判定することと、
-前記判定されたコンテキストに応答して、前記分割モード構文要素のコンテキストベースの算術復号を行うことと
を含む、請求項1もしくは3から7のいずれか1項に記載の方法または請求項2から7のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項10】
前記ブロックが垂直に分割される場合に、前記分割モード構文要素の復号は、
-前記ブロックの上に配置された隣接ブロック内のフロンティアが、前記ブロックを垂直に非対称に分割することから生じるフロンティアに整列されているかどうかを判定することと、
-前記分割モード構文要素を復号するためのコンテキストを判定することであって、前記コンテキストは、前記ブロックの上に配置された隣接ブロック内のフロンティアが、前記ブロックを垂直に非対称に分割することから生じるフロンティアに整列されているかどうかの前記判定の関数である、判定することと、
-前記判定されたコンテキストに応答して、前記分割モード構文要素のコンテキストベースの算術復号を行うことと
を含む、請求項1もしくは3から7のいずれか1項に記載の方法または請求項2から7のいずれか1項に記載のデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
[0001] 以下では、ピクチャを符号化する方法およびデバイスを開示する。対応する復号方法および復号デバイスをさらに開示する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
[0002] 高い圧縮効率を達成するために、ビデオ・コーディング方式は、通常、ビデオ・コンテンツ内の空間的冗長性および時間的冗長性を活用するために予測および変換を使用する。一般に、イントラ予測またはインター予測が、イントラフレーム相関またはインターフレーム相関を活用するのに使用され、その後、しばしば残差と示される元のイメージと予測されたイメージとの間の差が、変換され、量子化され、エントロピ・コーディングされる。ビデオを再構成するために、圧縮されたデータは、予測、変換、量子化、およびエントロピ・コーディングに対応する逆プロセスによって復号される。
【0003】
[0003] HEVCコーディング(「ITU-T H.265 Telecommunication standardization sector of ITU (10/2014), series H: audiovisual and multimedia systems, infrastructure of audiovisual services - coding of moving video, High efficiency video coding, Recommendation ITU-T H.265」)では、ピクチャは、通常は64×64、128×128、または256×256の構成可能なサイズを有する正方形形状のコーディング・ツリー・ユニット(CTU)に区分される。CTUは、コーディング・ユニット(CU)への四分木分割のルートである。CUごとに、そのCUがイントラ予測またはインター予測のどちらを使用してコーディングされるのかを示す予測モードがシグナリングされる。コーディング・ユニットは、1つまたは複数の予測ユニット(PU)に区分され、変換ユニット(TU)への四分木(変換木とも称する)区分のルートを形成する。PUは、正方形または長方形の形状を有することができるが、TUは、正方形の形状を有する。PUへのCUの非対称副分割は、インター予測でも可能である、すなわち、CUがサイズN×Nを有する場合に、PUは、図1に示されているように、サイズN/4×N、3N/4×M、N×N/4、N×3N/4を有することができる。各PUは、なんらかの予測情報、たとえば動き情報、空間イントラ予測などを割り当てられる。
【0004】
[0004] Quad-Tree plus Binary-Tree(QTBT)コーディング・ツール(「Algorithm Description of Joint Exploration Test Model 3」、Document JVET-C1001_v3、Joint Video Exploration Team of ISO/IEC JTC1/SC29/WG11、3rd meeting、2015年5月26日~6月1日、スイス国ジュネーブ)は、HEVC標準規格のCU/PU/TU配置より柔軟なCTU表現を提供する新しいビデオ・コーディング・ツールである。Quad-Tree plus Binary-Tree(QTBT)コーディング・ツールは、コーディング・ユニットを四分木と二分木との両方の形で分割できるコーディング・ツリーを定義する。コーディング・ツリー・ユニットのそのようなコーディング・ツリー表現が、図2に示されており、図では、実線が四分木区分を示し、破線がCUの二分木区分を示す。
【0005】
[0005] コーディング・ユニットへのCTUの分割は、符号器側で、たとえば、最小のレートひずみコストを有するCTUのQTBT表現を判定することに存するレートひずみ最適化手順を介して決定される。QTBT表現では、CUは、正方形または長方形のいずれかの形状を有する。コーディング・ユニットのサイズは、必ず2のべきであり、通常は4から128までになる。図3に示されているように、CTUのQTBT分解は、2つのステージを含み、CTUは、まず四分木の形で4つのCUに分割され、その後、各四分木葉は、二項の形で2つのCUに、または四分木の形で4つのCUにさらに分割され得る。図3では、実線は四分木分割を表し、破線は、四分木葉内で空間的に実施される二項分割を表す。
【0006】
[0006] QTBT表現を用いると、CUは、PUまたはTUにさらには分割されない。言い換えると、CTUの区分が決定されたならば、各CUは、単一の予測ユニットおよび単一の変換ユニットと考えられる。しかし、そのようなQTBT表現は、図4によって示されるCUの対称分割のみを可能にする。図4は、QTBTによって許容される4つの分割モードを示す。モードNO_SPLITは、CUがさらには分割されないことを示し、モードQT_SPLITは、CUが四分木に従って4つの象限に分割されることを示し、モードHORは、CUが等しいサイズの2つのCUに水平に分割されることを示し、VERは、CUが等しいサイズの2つのCUに垂直に分割されることを示す。
【発明の概要】
【0007】
[0007] イメージのブロックを復号する復号方法であって、
-分割モードのセット内でブロックの分割モードを判定することと、
-分割モードに応答して、ブロックを少なくとも2つのサブブロックに分割することと、
-少なくとも2つのサブブロックのそれぞれを復号することと
を含み、分割モードのセットは、ブロックを少なくとも2つのサブブロックに非対称に分割する少なくとも1つの分割モードを含む、復号方法。
【0008】
[0008] イメージのブロックを復号するように構成された復号デバイスであって、
-分割モードのセット内でブロックの分割モードを判定する手段と、
-分割モードに応答して、ブロックを少なくとも2つのサブブロックに分割する手段と、
-少なくとも2つのサブブロックのそれぞれを復号する手段と
を含み、分割モードのセットは、ブロックを少なくとも2つのサブブロックに非対称に分割する少なくとも1つの分割モードを含む、復号デバイスを開示する。
【0009】
[0009] 少なくともストリームにアクセスするように構成された通信インターフェースと少なくとも1つのプロセッサとを含む復号デバイスであって、少なくとも1つのプロセッサは、
-分割モードのセット内でイメージのブロックの分割モードを判定し、
-分割モードに応答して、ブロックを少なくとも2つのサブブロックに分割し、
-アクセスされたストリームからの少なくとも2つのサブブロックのそれぞれを復号する
ように構成され、分割モードのセットは、ブロックを少なくとも2つのサブブロックに非対称に分割する少なくとも1つの分割モードを含む、復号デバイスを開示する。
【0010】
以下の実施形態は、上で開示された復号方法および復号デバイスにあてはまる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
イヤーピース
1か月前
個人
イヤーマフ
1か月前
個人
監視カメラシステム
1か月前
キーコム株式会社
光伝送線路
1か月前
個人
スイッチシステム
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
2か月前
個人
スキャン式車載用撮像装置
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
ホシデン株式会社
スピーカ
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
サクサ株式会社
無線システム
2か月前
個人
映像表示装置、及びARグラス
1か月前
サクサ株式会社
無線制御装置
1日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
サクサ株式会社
無線通信装置
2か月前
サクサ株式会社
無線通信装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
個人
ワイヤレスイヤホン対応耳掛け
2か月前
ヤマハ株式会社
放音制御装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
22日前
日本電気株式会社
海底分岐装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
個人
発信機及び発信方法
2か月前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
22日前
有限会社フィデリックス
マイクロフォン
2か月前
シャープ株式会社
端末装置
1か月前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
2日前
続きを見る
他の特許を見る