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公開番号
2025178419
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025164419,2021095436
出願日
2025-09-30,2021-06-07
発明の名称
フェノール樹脂発泡体
出願人
旭化成建材株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08J
9/14 20060101AFI20251128BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】幅方向と奥行方向における強度のばらつきが小さく、幅方向と奥行方向の切断面の外観も均一なフェノール樹脂発泡体を提供すること。
【解決手段】フェノール樹脂発泡体の密度が、20kg/m
3
以上100kg/m
3
以下であり、フェノール樹脂発泡体のそれぞれ直交する幅、奥行および厚さをそれぞれ、X、YおよびZとしたとき、X、YおよびZのうち、Zが最も小さく、フェノール樹脂発泡体のX方向とY方向での密度差が、0.1%以上6.0%以下であり、フェノール樹脂発泡体の独立気泡率が、80%以上であることを特徴とする、フェノール樹脂発泡体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フェノール樹脂発泡体であって、
前記フェノール樹脂発泡体の密度が、20kg/m
3
以上100kg/m
3
以下であり、
前記フェノール樹脂発泡体のそれぞれ直交する幅、奥行および厚さをそれぞれ、X、YおよびZとしたとき、X、YおよびZのうち、Zが最も小さく、
前記フェノール樹脂発泡体のX方向とY方向での密度差が、0.1%以上6.0%以下であり、
前記フェノール樹脂発泡体の独立気泡率が、80%以上であることを特徴とする、フェノール樹脂発泡体。
続きを表示(約 62 文字)
【請求項2】
前記フェノール樹脂発泡体のボイド率が、5%以下である、請求項1に記載のフェノール樹脂発泡体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェノール樹脂発泡体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の省エネルギー性能に対する要求は、建築物のみならず自動車、船舶、産業用機器、および家電製品など幅広い分野に亘る。特に断熱性能が求められる場合においては、主に建築用断熱材を目的とした断熱材を、必要形状に加工して構造体内に充填した上で利用する場面が増えている。
【0003】
特に断熱性、耐熱性、および、耐火性に優れる断熱材としてフェノール樹脂発泡体の利用が好まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5373622号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フェノール樹脂発泡体は熱硬化性樹脂であるため、硬化成形された形状を再成形することは極めて困難である。そのため、断熱材としてのフェノール樹脂発泡体を利用する場合、建築用として製造された大面積のフェノール樹脂発泡体を基に、フェノール樹脂発泡体を適用する形状および寸法に応じてフェノール樹脂発泡体を加工して用いる。フェノール樹脂発泡体を適用する寸法が小さい場合または適用する形状が複雑な場合には、大面積のフェノール樹脂発泡体を適切な大きさに加工する、もしくは、小片を組み合わせて適用部位の寸法と形状に応じて複数集合させて用いる等の対応を行っている。
【0006】
しかし、フェノール樹脂発泡体には、断熱性に加えて強度も要求されるが、本発明者らが検討したところ、フェノール樹脂発泡体の小片を集合させて集合体として用いる場合、一つのフェノール樹脂発泡体から形成した同一形状かつ同一寸法の集合体であっても、強度にばらつきがあることがわかった。
【0007】
また、フェノール樹脂発泡体を幅方向と奥行方向で切断して小片にした場合、切断面に周期的な色の濃淡が現れ、切断面の外観が不均一になる場合があった。小片の切断面の外観が不均一であると、小片の集合体の外観も不均一となり、集合体の外観が損なわれることがあった。
【0008】
本発明者らがさらに検討したところ、集合体の強度のばらつきは、小片に加工する前のフェノール樹脂発泡体の幅方向の強度と奥行方向の強度のばらつきに起因することがわかった。小片に加工前のフェノール樹脂発泡体の幅方向の強度と奥行方向の強度にばらつきが存在すると、そのフェノール樹脂発泡体を小片に加工した際に、小片にも強度のばらつきが生じる。そのため、ある範囲の小片の集合体と、別の範囲の小片の集合体でも強度にばらつきが生じるものと推測される。
【0009】
そこで、本発明は、幅方向と奥行方向における強度のばらつきが小さく、幅方向と奥行方向の切断面の外観も均一なフェノール樹脂発泡体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明では、上記課題を解決すべく鋭意検討を行い、幅方向及び奥行方向の区別なく、厚さ方向を除く直交する2方向の密度差が殆どないフェノール樹脂発泡体によって、上記課題を解決できることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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