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公開番号2025178144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2025077606
出願日2025-05-07
発明の名称化粧料用基剤および化粧料
出願人日油株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/39 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】油脂との相溶性に優れる化粧料用基剤、並びに保湿効果、べたつき感の無さ、およびテカリ抑制効果の持続性に優れる化粧料を提供すること。
【解決手段】式(1):HO-{(GL)a/(CH2CH2O)b/(CH2CH2CH2O)c}-H(式中の記号の定義は明細書に記載した通りである)で表されるポリエーテルポリオールからなる化粧料用基剤、および前記化粧料用基剤を含む化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(1):
HO-{(GL)

/(CH

CH

O)

/(CH

CH

CH

O)

}-H (1)
[式中、
GLは、グリセリン残基であり、
a、b、およびcは、それぞれ、GL、CH

CH

O、およびCH

CH

CH

Oの平均重合度であり、
aは、0~30の数であり、
bは、0~80の数であり、
cは、1~70の数であり、
a+bは、1~90の数であり、
(a+b)/cは、0.2~8の数であり、並びに
aが0である場合、b/cは、1~8の数である。]
で表されるポリエーテルポリオールからなる化粧料用基剤。
続きを表示(約 59 文字)【請求項2】
請求項1に記載の化粧料用基剤を、化粧料全体に対して0.1~30質量%の量で含む化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエーテルポリオールからなる化粧料用基剤、および前記化粧料用基剤を含む化粧料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
保湿やスキンケアを目的に使用される化粧水、乳液、クリームなどのスキンケア化粧料には、保湿効果を高める目的として、グリセリンなどの多価アルコール、ヒアルロン酸などの水溶性高分子が良く配合されている。しかし、多価アルコールおよび水溶性高分子は、化粧料に多量に配合すると、べたつきを感じやすくなったり、肌馴染みが悪くなるなど、使用感悪化につながる場合がある。これに関して、皮膚外用剤または水性皮膚化粧料で特定のポリエーテルポリオールを用いることで、保湿力や使用感を向上させることが開示されている(特許文献1および2)。
【0003】
一方で、油脂等の油剤を主成分とする化粧料(例えば、クレンジングオイル、油性クリーム等)においては、保湿力向上や優れた使用感の付与を目的に、水との高い相溶性および油脂との高い相溶性を併せ持つ両親媒性のポリエーテルポリオールを配合したい、という要望が高まっている。しかし、優れた保湿力および使用感に加えて、水との高い相溶性、および炭化水素油との高い相溶性を併せ持つ両親媒性のポリエーテルポリオールは開示されていなかった。
【0004】
また近年では、良好な使用感や保湿効果に加えて、テカリ抑制効果を有するスキンケア化粧料のニーズが高まっている。シリカなどの皮脂吸着能を持つ粉体を化粧料に配合することで、テカリ抑制が期待できる。しかし、前記粉体を使用すると、化粧料の保湿力が不十分になったり、粉体特有の感触によって、化粧料の使用感が悪化する場合があった。また、特許文献2には、特定のポリエーテルポリオールとプロテオグリカンを用いることで、テカリ抑制効果を持つ皮膚化粧料が開示されている。しかし、前記皮膚化粧料は塗布直後のテカリ抑制効果には優れるものの、テカリ抑制効果の持続性に関しては不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-83541号公報
特開2020-105123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述のような状況に鑑みなされたものであって、その目的は、水との相溶性および油脂との相溶性に優れる化粧料用基剤、並びに保湿効果、べたつき感の無さ、およびテカリ抑制効果の持続性に優れる化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らが鋭意検討した結果、特定のポリエーテルポリオールからなる化粧料基剤、および前記化粧料用基剤を含む化粧料は、前記目的を達成できることを見出した。これらの知見に基づく本発明は、以下の通りである。
【0008】
[1] 式(1):
HO-{(GL)

/(CH

CH

O)

/(CH

CH

CH

O)

}-H (1)
[式中、
GLは、グリセリン残基であり、
a、b、およびcは、それぞれ、GL、CH

CH

O、およびCH

CH

CH

Oの平均重合度であり、
aは、0~30の数であり、
bは、0~80の数であり、
cは、1~70の数であり、
a+bは、1~90の数であり、
(a+b)/cは、0.2~8の数であり、並びに
aが0である場合、b/cは、1~8の数である。]
で表されるポリエーテルポリオールからなる化粧料用基剤。
[2] 前記[1]に記載の化粧料用基剤を、化粧料全体に対して0.1~30質量%の量で含む化粧料。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、水との相溶性および油脂に優れる化粧料用基剤が得られる。前記化粧料用基剤を含む本発明の化粧料は、保湿効果、べたつき感の無さ、およびテカリ抑制効果の持続性に優れている。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において「~」を用いて規定された数値範囲は「~」の両端(上限および下限)の数値を含むものとする。例えば「2~5」は、2以上、5以下を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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