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公開番号
2025178119
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025041770
出願日
2025-03-14
発明の名称
棚入出力システムと取引システムとの同期
出願人
東芝テック株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G06Q
30/0202 20230101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】コンピューティングシステム間の効率的で自動化された値同期のための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】棚入出力システムと取引システムとの同期の方法において、取引システム105の棚IO構成要素106は、空間中の販売用の物理的アイテムについての更新された値117を識別し、該更新された値117を、棚I/Oシステム120に送信する。また、取引システム105の遅延構成要素107は、1つ以上の遅延基準を、物理的アイテムについての更新された値と事前値とを比較することに基づいて決定する。さらに、取引システム105の更新構成要素108は、更新された値が棚I/Oシステムによって実装されたという確認130を受信すると、1つ以上の遅延基準及び確認に従って、更新された値に基づいて取引システムを更新する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の空間内で販売されるアイテムの更新された値を識別し、
棚入出力システムに、前記更新された値を送信し、
前記アイテムの前記更新された値と過去の値とを比較することに基づいて1つ以上の遅延基準を決定し、
前記更新された値が前記棚入出力システムによって実装されたことを示す確認を受信し、
前記1つ以上の遅延基準及び前記確認に従って、前記更新された値に基づいて取引システムを更新する、
方法。
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【請求項2】
前記1つ以上の遅延基準を決定することは、前記更新された値が前記過去の値よりも低いと判断することに基づいて、前記取引システムの更新を遅延させないことを決定することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上の遅延基準を決定することは、前記更新された値が前記過去の値よりも高いと判断することに基づいて、少なくともある時間期間にわたって前記取引システムの更新を遅延させることを決定することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上の遅延基準を決定することは、定義された時間期間にわたって前記取引システムの前記更新を遅延させることを決定することを更に備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上の遅延基準を決定することは、
前記過去の値に関連付けられた取引のセットを識別することと、
前記取引のセットのうちの最後の取引が完了するまで前記取引システムの前記更新を遅延させることを決定することと
を更に備える、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記過去の値に関連付けられた前記取引のセットを識別することは、1つ以上のユーザデバイスを介して、前記確認を受信するより前に開始された取引を識別することを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記過去の値に関連付けられた前記取引のセットを識別することは、前記確認を受信するより前に、前記アイテムに関連付けられた定義されたエリアに入ったユーザのセットを識別することを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記過去の値に関連付けられた前記取引のセットを識別することは、前記確認を受信するより前に前記アイテムを選択したユーザのセットを識別することを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記確認を受信することは、前記棚入出力システムからの送信を受信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記確認を受信することは、1つ以上の棚入出力デバイスが更新されたことを確認するために、前記アイテムに関連付けられた前記1つ以上の棚入出力デバイスを図示する1つ以上の画像を評価することを備える、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
[0001]多くのユーザ向け環境では、複数のコンピューティングシステムが、データ更新を追跡し、ユーザに更新された情報を提供するために使用される。例えば、小売環境は、取引集中システム(例えば、販売時点情報管理(POS:point of sale)システム)及び情報提供又は表示システム(例えば、電子棚ラベル(ESL:electronic shelf labels))を含むことが多い。多くの従来の環境では、情報提供システム(ESL及び/又は紙棚ラベルを含み得る)の更新は、取引システム(複数可)の更新とは完全に別個のプロセスであり、従来の手法は、これらの異種システム間の値の相違(例えば、価格差)の効果的な排除を可能にしない。そのような価格設定の不一致は、監査の対象となり、それは、小売業者が(否定的な評判及び/又はユーザレビュー若しくはセンチメントの対象となることに加えて)多額の罰金を支払うことをもたらす可能性がある。加えて、そのような情報の相違は、ユーザが予想外の価格差に直面したときに取引を完了しないことに決め得るので、収益のかなりの損失を引き起こす可能性がある。
続きを表示(約 3,100 文字)
【図面の簡単な説明】
【0002】
[0002]本開示のいくつかの実施形態による、コンピューティングシステム間の効果的なデータ同期を可能にするための実例的な環境を図示する。
[0003]本開示のいくつかの実施形態による、実例的な棚入力/出力デバイスを図示する。
[0004]本開示のいくつかの実施形態による、棚入力/出力システムと取引システムとの間で更新を同期するための実例的な方法を図示するフロー図である。
[0005]本開示のいくつかの実施形態による、更新を同期するために遅延基準を決定及び評価するための実例的な方法を図示するフロー図である。
[0006]本開示のいくつかの実施形態による、値更新のための実例的な方法を図示するフロー図である。
[0007]本開示のいくつかの実施形態による、コンピューティングシステム更新を同期するための実例的なコンピューティングデバイスを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0003】
[0008]本開示の実施形態は、コンピューティングシステム間の効率的で自動化された値同期のための技法及びシステムを提供する。
【0004】
[0009]いくつかの実施形態では、取引コンピューティングシステム(複数可)及び棚入力/出力(IO)システム(複数可)のための値更新(例えば、小売環境中のアイテムの価格に対する変更)は、単一のシステム(例えば、取引システム)を通じて管理され得、ここで、単一のシステムは、それ自体及び他のシステム(例えば、棚IOシステム)への更新を管理する。例えば、所与のアイテムの価格が取引システム中(例えば、取引を完了するために取引システムによって使用されるデータベース中)で更新されている場合、取引システムは、更新された価格が棚IOシステム上に表示又は実装されているかどうかを判断し得る。表示又は実装されていないと判断された場合、取引システムは、(例えば、チェックアウトにおいて、「レジスタ価格」とも呼ばれる)取引システムによって適用される正しい価格を反映するように棚IOシステムへの更新を実行し得る。
【0005】
[0010]いくつかの実施形態では、取引システムは、棚IOシステムに対して、取引システムへの値更新のタイミングを同期するために使用され得る。多くの場合、ユーザが更新の相違から利点を受ける場合に監査に合格する(例えば、罰金なしか、又は他の懲罰が適用される)。例えば、棚IOシステムによって反映された値が取引システムによって適用された値よりも高い場合(例えば、アイテムが実際にはユーザが予想していたよりも安い)、ユーザは、相違から利益を得る。いくつかの実施形態では、従って、取引システムは、価格を増加させる任意の価格変更が取引システムを更新するより前にまず棚IOシステム上で確認又は実施されることを確実にし得る。いくつかの実施形態では、棚IOシステム中の不正確なより高い価格は、ユーザエンゲージメントを低減し得る(例えば、不正確な価格に起因してユーザにアイテムを選択することを控えさせる)ので、取引基準は、より高いチェックアウト価格によってユーザを驚かすことなく価格設定が迅速に同期されることを確実にするために、固定された又は動的な遅延基準を決定し得る。
【0006】
[0011]いくつかの実施形態では、比較的少額(例えば、1ドル未満など、小売業者によって定義された定額)だけアイテムの価格を下げる更新は、いつでも実施され得る(例えば、遅延基準を0に設定するか、又は取引システムの更新を遅延させないことを決定する)。いくつかの実施形態では、定義された閾値を上回って価格を低減する変更は、以下でより詳細に説明される更新同期手法の対象であり得る。即ち、いくつかの実施形態では、値更新(複数可)が提供されると、取引システムは、どの更新が遅延更新動作(例えば、価格の増加、単位価格設定方式の変更、宣伝の追加又は除去、及び同様のもの)を使用すべきかを算出又は判断し得る。いくつかの実施形態では、そのような変更は、取引システムによって遅延としてマークされ、取引システムは、(例えば、棚IOシステムが更新されている間に)事前値から離れて動作し続け得る。いくつかの態様では、棚IOシステムが更新の実行又は実施に成功したという確認を取引システムが受信すると、取引システムは、それ自体の値を更新することができる。
【0007】
[0012]いくつかの実施形態では、この確認は、棚IOシステム(複数可)から直接受信され得る。例えば、いくつかの実施形態では、棚IOデバイスは、双方向通信が可能であり得る(例えば、棚IO管理システムから更新された情報を受信し、更新が実施されたという確認又は確認応答を返す)。いくつかのそのような実施形態では、棚IO管理システムは、従って、更新に関連付けられた各棚IOデバイス(例えば、更新されている在庫管理単位(SKU)に関連付けられた各棚IOデバイス)が、更新された情報をそれらが表示していることを確認するまで待ち得る。棚IOシステムは、次いで、取引システムに確認を返し得る。
【0008】
[0013]いくつかの実施形態では、棚IOデバイスへの更新は、1対1の相関関係にない場合があり得、及び/又は棚IOデバイスのうちの1つ以上は、双方向通信が可能でない場合があり得る。例えば、いくつかの棚IOデバイスは、(例えば、赤外線光リンクを介して)更新された情報を受信し得るが、棚IOシステムに応答を返すことが可能でない場合がある。いくつかの実施形態では、システムは、棚IOデバイス(複数可)の更新(複数可)を確認するために1つ以上のカメラを用い得る。即ち、関連する棚IOデバイスを図示する1つ以上の画像が、予想通り、表示されている情報が更新されたかどうかを確認するために捕捉及び分析され得る。取引システムは、次いで、棚IOデバイスが更新されると更新を進め得る。
コンピューティングシステム間の効果的なデータ同期を可能にするための実例的な環境
【0009】
[0014]図1は、本開示のいくつかの実施形態による、コンピューティングシステム間の効果的なデータ同期を可能にするための実例的な環境100を図示する。
【0010】
[0015]例示されている例では、取引システム105は、値データベース110及び棚IOシステム120と通信可能に結合される。概念を明確にするために個別の構成要素として図示されているが、いくつかの態様では、取引システム105、値データベース110、及び棚IOシステム120の動作は、任意の数のシステムにわたって組み合わせられ得るか、又は分散され得る。取引システム105、値データベース110、及び棚IOシステム120は、1つ以上のワイヤードリンク、1つ以上のワイヤレスリンク、又はワイヤードリンクとワイヤレスリンクとの組み合わせを含む任意の適した技術を介して通信可能にリンクされ得る。例えば、取引システム105、値データベース110、及び棚IOシステム120は、物理的企業(例えば、食料品店などの小売店)中のローカルネットワークを介して接続され得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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