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公開番号2025177919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085081
出願日2024-05-24
発明の名称プリンタ
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人i.PARTNERS特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約【課題】機能拡張が容易なプリンタを提供する。
【解決手段】実施形態のプリンタは、API,第1及び第2のラッパーAPI,インストール手段,及び実行手段を備える。APIは、プリンタの各機能をインタフェースする。第1及び第2のラッパーAPIは、前記APIのプログラミング言語を変換し、第1及び第2のプログラミング言語実行環境で前記各機能の1以上を利用可能にする。インストール手段は、第1及び第2のプログラミング言語を使って作成し、第1及び第2のプログラミング言語実行環境で前記各機能の1以上を利用可能にすると共に、前記第1のプログラミング言語実行環境で前記各機能の1以上を利用する際に使用するデータの編集を、前記第2のプログラミング言語実行環境で実行できる機能を含むアプリケーションをインストールする。実行手段は、前記アプリケーションを実行する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項１】
ラベル又はタグの画像を形成する印刷制御を含むプリンタの各機能をインタフェースするＡＰＩ(Application Programming Interface)と、
前記ＡＰＩのプログラミング言語を変換し、第１のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用可能にする第１のラッパーＡＰＩと、
前記ＡＰＩのプログラミング言語を変換し、第２のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用可能にする第２のラッパーＡＰＩと、
第１のプログラミング言語と第２のプログラミング言語を使って作成し、前記第１のプログラミング言語実行環境と前記第２のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用可能にすると共に、前記第１のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用する際に使用するデータの編集を、前記第２のプログラミング言語実行環境で実行できる機能を含むアプリケーションをインストールする手段と、
前記アプリケーションを前記第１のプログラミング言語実行環境で実行する手段と、
前記アプリケーションを前記第２のプログラミング言語実行環境で実行する手段と、を備えることを特徴とするプリンタ。
続きを表示（約 530 文字）【請求項２】
請求項１において、
前記第１のプログラミング言語は、ｑｍｌ（Qt Modeling Languate）であり、
前記第２のプログラミング言語は、Ｐｙｔｈｏｎ、ＨＴＭＬ、ＣＳＳ、Ｊａｖａｓｃｒｉｐｔのいずれかを含むことを特徴とするプリンタ。
【請求項３】
請求項１において、
前記第１のプログラミング言語実行環境は、Ｑｔであり、
前記第２のプログラミング言語実行環境は、Ｐｙｔｈｏｎサーバを利用したＷｅｂアプリケーション実行環境であることを特徴とするプリンタ。
【請求項４】
請求項１において、
前記第１のプログラミング言語と前記第１のラッパーＡＰＩラッパーとで、前記プリンタの各機能の中の入力デバイス制御，パネル制御及び印刷制御を利用したスタンドアロン印刷機能をプログラミングしていることを特徴とするプリンタ。
【請求項５】
請求項１において、
前記第２のプログラミング言語と前記第２のラッパーＡＰＩラッパーとで、前記プリンタの各機能の中のネットワーク制御を利用したラベルテンプレートの編集機能をプログラミングしていることを特徴とするプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、プリンタに関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
ラベルプリンタは、ラベルシートに文字やバーコードなどの画像を印刷してラベルを形成する。印刷する画像データは、パーソナルコンピュータ（ＰＣ；Personal Computer）などで作成・編集してラベルプリンタに送信する。ラベルプリンタは、標準印刷機能として、ＰＣなどからの信号を受けて印刷ジョブを実行する機能を備えている。
【０００３】
ラベルプリンタは、印刷機能を拡張することによって、スタンドアロン印刷機能を追加的に備えることができる。スタンドアロン印刷機能を備えるラベルプリンタは、プリンタ自身がバーコードリーダーなどの外部入力デバイスから情報を取得し、プリンタ内でラベルのテンプレートデータと合成して印刷することができる。印刷機能を拡張するには、ラベルプリンタのファームウエアとは別に、スタンドアロン印刷機能を実行するアプリケーションソフトウェアのパッケージをラベルプリンタにインストールする必要がある。以下、アプリケーションソフトウェアを単に「アプリ」と称する場合がある。
【０００４】
しかしながら、これまでのスタンドアロン印刷機能は、アプリパッケージ内に予め定義したラベルプリントデータ（テンプレートデータ）を固定的に利用するしかない。テンプレートデータを改変したい場合、改変したテンプレートデータをパッケージしたアプリを再度インストールしなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１４－２２６８６９号公報
特開２００４－５４７９１号公報
特開２０１７－２２００２３号公報
特表２０１４－５０５２７７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、機能拡張が容易なプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の実施形態のプリンタは、ＡＰＩ(Application Programming Interface)，第１のラッパーＡＰＩ，第２のラッパーＡＰＩ，インストール手段，及び実行手段を備える。ＡＰＩは、ラベル又はタグの画像を形成する印刷制御を含むプリンタの各機能をインタフェースする。第１のラッパーＡＰＩは、前記ＡＰＩのプログラミング言語を変換し、第１のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用可能にする。第２のラッパーＡＰＩは、前記ＡＰＩのプログラミング言語を変換し、第２のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用可能にする。インストール手段は、第１のプログラミング言語と第２のプログラミング言語を使って作成し、前記第１のプログラミング言語実行環境と前記第２のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用可能にすると共に、前記第１のプログラミング言語実行環境で前記各機能の１以上を利用する際に使用するデータの編集を、前記第２のプログラミング言語実行環境で実行できる機能を含むアプリケーションをインストールする。実行手段は、前記アプリケーションを前記第１のプログラミング言語実行環境で実行する手段、及び前記アプリケーションを前記第２のプログラミング言語実行環境で実行する手段を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係るプリンタを含むシステム構成図である。
上記プリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。
上記プリンタの機能構成を示すブロック図である。
上記プリンタが実行するスタンドアロン印刷機能の説明図である。
スタンドアロン印刷によって印刷するラベルのテンプレートである。
スタンドアロン印刷によって印刷するラベルデータである。
スタンドアロン印刷で引き当てる参照データのデータベースである。
スタンドアロン印刷のアプリをインストールし、印刷を実行するフローチャートである。
アプリをインストールするＷｅｂＵｔｉｌｉｔｙ画面である。
スタンドアロン印刷を実行する際のパネル表示画面である。
参照データを変更するＷｅｂＵｔｉｌｉｔｙ画面である。
テンプレートデータを編集するＷｅｂＵｔｉｌｉｔｙ画面である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、実施形態に従うプリンタについて、ラベルプリンタを一例に添付図面を参照しながら詳述する。なお、各図において、同一の構成には同一の符号を付している。
【００１０】
図１は、実施形態のラベルプリンタ１を利用したシステム構成の一例である。ラベルプリンタ１およびパーソナルコンピュータ（ＰＣ）１０は、ＬＡＮ（Local Area Network）１１などのネットワークに接続している。ＬＡＮ１１は、さらに無線ＬＡＮルーター１２を接続している。スマートデバイス１３は、無線ＬＡＮルーター１２を介して例えばＷｉＦｉ（登録商標）でＬＡＮ１１に無線接続している。パーソナルコンピュータ１０とスマートデバイス１３は、各々Ｗｅｂブラウザ１４を利用可能である。外部入力デバイス１５は、ラベルプリンタ１に有線又は無線で接続している。ＬＡＮ（Local Area Network）１１は、ファイアウォールなどを介して、さらにインターネットに接続してもよい。ラベルプリンタ１が利用するドライバやアプリは、インターネットを介してメーカーが提供するＷｅｂサイトからダウンロードできるようにしてよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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