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公開番号
2025177114
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083656
出願日
2024-05-22
発明の名称
重合体
出願人
JSR株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
C08F
8/44 20060101AFI20251128BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】抗ウイルス剤及び抗ウイルス材料として有用な新たな化合物を提供すること。
【解決手段】下記式(1A)で表される繰り返し単位を有するポリマー鎖を有する、重合体。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025177114000034.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">40</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 〔式(1A)において、
R
1
は、水素原子又はメチル基を示し、
Z
1
は、-N
+
R
2
R
3
R
4
Y
y-
を示し(R
2
~R
4
は、相互に独立にアルキル基を示し、Y
y-
はy価の対アニオンを示す。)、
X
1
は、単結合又は2価の連結基を示す。〕
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1A)で表される繰り返し単位を有するポリマー鎖を有する、重合体。
TIFF
2025177114000029.tif
42
170
〔式(1A)において、
R
1
は、水素原子又はメチル基を示し、
Z
1
は、-N
+
R
2
R
3
R
4
Y
y-
を示し(R
2
~R
4
は、相互に独立にアルキル基を示し、Y
y-
はy価の対アニオンを示す。)、
X
1
は、単結合又は2価の連結基を示す。〕
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
式(1A)中のR
2
~R
4
のうち少なくとも1つ以上が、炭素数5~30のアルキル基である、請求項1に記載の重合体。
【請求項3】
前記ポリマー鎖に含まれる式(1A)で表される繰り返し単位の重合割合が、ポリマー鎖に含まれる全繰り返し単位中、3質量%以上37質量%以下である、請求項1に記載の重合体。
【請求項4】
前記ポリマー鎖が、さらに下記式(1B)で表される繰り返し単位を有する、請求項1に記載の重合体。
TIFF
2025177114000030.tif
39
170
〔式(1B)において、
R
5
は、水素原子又はメチル基を示し、
Z
2
は、-NR
6
R
7
を示し(R
6
及びR
7
は、相互に独立に、置換若しくは非置換の炭化水素基を示す。)、
X
2
は、単結合又は2価の連結基を示す。〕
【請求項5】
前記ポリマー鎖が、さらに下記式(2)で表される繰り返し単位を有する、請求項1に記載の重合体。
TIFF
2025177114000031.tif
28
170
〔式(2)において、
R
9
は、水素原子又はメチル基を示し、
Aは、芳香族炭化水素基、-(C=O)OR
10
、-(C=O)NHR
11
、又は-OR
12
(R
10
~R
12
は、相互に独立に、炭化水素基又は鎖状若しくは環状のエーテル構造を有する基を示す。)を示す。〕
【請求項6】
さらに、-NH-で表される基を含む化合物に由来する部分構造(但し、前記ポリマー鎖を除く。)を有する、請求項1に記載の重合体。
【請求項7】
前記-NH-で表される基を含む化合物が、下記式(12)又は(14)で表されるものである、請求項6に記載の重合体。
TIFF
2025177114000032.tif
12
170
〔式(12)において、R
26
は、置換又は非置換の炭化水素基を示す。〕
TIFF
2025177114000033.tif
12
170
〔式(14)において、R
30
は、置換若しくは非置換の2価の炭化水素基、又は置換若しくは非置換の2価の炭化水素基の炭素原子の一部がエーテル結合に置き換わった基を示す。〕
【請求項8】
末端非アミノ変性型重合体である、請求項1に記載の重合体。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の重合体を有効成分とする抗ウイルス剤。
【請求項10】
抗インフルエンザウイルス剤及び抗コロナウイルス剤から選ばれる抗ウイルス剤である、請求項9に記載の抗ウイルス剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合体に関する。より詳細には、重合体、抗ウイルス剤、抗ウイルス材料、抗ウイルス方法、抗菌剤、殺菌剤、抗菌材料、殺菌材料、抗菌方法及び殺菌方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎等が重症化するときがある。近年では、インフルエンザウイルス、コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている。
そのため、日用品、医療用品、化粧品、衣類等の様々な分野で、抗ウイルス剤を塗布又は配合等して抗ウイルス性を付与することや、抗ウイルス材料を用いて物品を成形して抗ウイルス性を備える物品とすることが広く行われている。例えば、エタノールが、ウイルスを不活化するために広く使用されているが、揮発性が高く、抗ウイルス性を備える物品の成形には不適という問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2017/104676号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、大腸菌(Escherichia coli)や緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)を不活化できる重合体として、メタクリロイルオキシエチルベンジルジメチルアンモニウムクロライドが与える繰り返し単位を有するポリマー鎖をポリエチレンイミン側鎖に有する重合体が報告されているが(特許文献1)、この重合体の抗ウイルス活性に関してはこれまで報告されていない。
そこで、特許文献1に記載された上記重合体の抗ウイルス活性について本発明者が検討したところ、抗ウイルス活性がみられなかった。また、メタクリロイルオキシエチルベンジルジメチルアンモニウムクロライドが与える繰り返し単位を有する鎖状ポリマーは、ポリエチレンイミンを修飾しない場合には緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)に対する抗菌活性が不十分であった。
本発明が解決しようとする課題は、抗ウイルス剤及び抗ウイルス材料として有用な新たな化合物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は鋭意検討した結果、トリアルキルアンモニウム塩を形成している基を側鎖に有する繰り返し単位を有する特定の重合体が、抗ウイルス活性を有し、抗ウイルス剤及び抗ウイルス材料として有用ということを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、以下の<1>~<21>を提供するものである。
<1> 下記式(1A)で表される繰り返し単位(以下、「繰り返し単位(1A)」とも称する。)を有するポリマー鎖(以下、「特定ポリマー鎖」とも称する。)を有する、重合体(以下、「特定重合体」とも称する。)。
【0007】
TIFF
2025177114000001.tif
43
170
【0008】
〔式(1A)において、
R
1
は、水素原子又はメチル基を示し、
Z
1
は、-N
+
R
2
R
3
R
4
Y
y-
を示し(R
2
~R
4
は、相互に独立にアルキル基を示し、Y
y-
はy価の対アニオンを示す。)、
X
1
は、単結合又は2価の連結基を示す。〕
【0009】
<2> 式(1A)中のR
2
~R
4
のうち少なくとも1つ以上が、炭素数5~30のアルキル基である、<1>に記載の重合体。
<3> 前記ポリマー鎖に含まれる式(1A)で表される繰り返し単位の重合割合が、ポリマー鎖に含まれる全繰り返し単位中、3質量%以上37質量%以下である、<1>又は<2>に記載の重合体。
<4> 前記ポリマー鎖が、さらに下記式(1B)で表される繰り返し単位(以下、「繰り返し単位(1B)」とも称する。)を有する、<1>~<3>のいずれかに記載の重合体。
【0010】
TIFF
2025177114000002.tif
40
170
(【0011】以降は省略されています)
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