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公開番号
2025176470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082649
出願日
2024-05-21
発明の名称
電動開閉遮蔽装置およびその制御方法
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E06B
9/58 20060101AFI20251127BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】シャッターカーテンを下降させて閉じる際に位置の制限を受けずに障害物を検知することが可能な電動開閉遮蔽装置を提供する。
【解決手段】電動シャッター10は、スリット64aを形成するように連結された複数のスラット44を備えるシャッターカーテン24が制御部50の作用下にモーター30によって駆動され、巻取り状態から繰り出されて下降し、シャッターカーテン24の先端の座板46が下枠20によって下降規制された後、後続のスラット44がスリット64aを順次塞ぐように下降する。シャッターカーテン24の繰り出し量に対応した検査位置Pdにおいて、障害物がない場合のモーター30の基準電流Ibが記憶部52に記憶されており、制御部50は、検査位置Pdにおいて検出された電流Iと記憶部52から読み出された基準電流Ibとの差ΔIが閾値以上のときにモーター30を停止または反転させる。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
連結部にスリットを形成するように連結された複数のスラットを備えるシャッターカーテンが制御部の作用下にモーターによって駆動され、巻取り状態から繰り出されて下降し、前記シャッターカーテンの先端部が規制部によって下降規制された後、後続の前記スラットが前記スリットを順次塞ぐように下降する電動開閉遮蔽装置であって、
前記シャッターカーテンの繰り出し量に対応した1以上の検査位置において、障害物がない場合の前記モーターの基準負荷が記憶部に記憶されており、
前記制御部は、前記検査位置において検出された前記モーターの検出負荷と前記記憶部から読み出された前記基準負荷との差が閾値以上のときに前記モーターを停止または反転させる
ことを特徴とする電動開閉遮蔽装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
下降する前記シャッターカーテンの自重を相殺する方向に作用する弾性材を備え、
前記検出負荷は、前記先端部が前記規制部によって下降規制された後に前記弾性材の弾性に抗するように前記検出負荷が増加する負荷増加開始点を示し、
障害物がないと確認されている第1教示モードにおいて、前記制御部は前記シャッターカーテンの繰り出しを行って前記負荷増加開始点を求め、前記検査位置を前記負荷増加開始点より所定量前の位置に設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動開閉遮蔽装置。
【請求項3】
前記第1教示モードの後、前記制御部は障害物がないと確認されている第2教示モードにおいて、前記シャッターカーテンの繰り出しを行って前記検査位置において前記検出負荷を読み取り前記基準負荷として前記記憶部に記憶する
ことを特徴とする請求項2に記載の電動開閉遮蔽装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記モーターの回転を検出するエンコーダから信号を読み取り、前記繰り出し量を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動開閉遮蔽装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記モーターを駆動している時間から前記繰り出し量を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動開閉遮蔽装置。
【請求項6】
前記先端部の進行方向に沿って設けられた帯状スイッチと、
前記先端部が障害物に当接したときに揺動部が突出して前記帯状スイッチに接触する揺動機構と、
を備え、
前記制御部は、前記帯状スイッチが前記揺動部の接触を検知したときに前記モーターを停止または反転させ、
前記検査位置の少なくとも1つは、前記帯状スイッチによる障害物の検知不能領域に設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電動開閉遮蔽装置。
【請求項7】
前記検出負荷は、前記モーターの電流値である
ことを特徴とする請求項1に記載の電動開閉遮蔽装置。
【請求項8】
連結部にスリットを形成するように連結された複数のスラットを備えるシャッターカーテンが制御部の作用下にモーターによって駆動され、巻取り状態から繰り出されて下降し、前記シャッターカーテンの先端部が規制部によって下降規制された後、後続の前記スラットが前記スリットを順次塞ぐように下降する電動開閉遮蔽装置の制御方法であって、
前記制御部が、前記シャッターカーテンの繰り出し量に対応した1以上の検査位置において、障害物がない場合の前記モーターの基準負荷を記憶部に記憶するステップと、
前記制御部が、前記検査位置において検出された前記モーターの検出負荷と前記記憶部から読み出された前記基準負荷との差が閾値以上のときに前記モーターを停止または反転させるステップと、
を有する
ことを特徴とする電動開閉遮蔽装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャッターカーテンが制御部の作用下にモーターによって駆動され、巻取り状態から繰り出されて下降する電動開閉遮蔽装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電動シャッターはモーターによってシャッターカーテンが巻取りおよび繰り出されることで開閉する。シャッターカーテンは複数のスリットが連結している。特許文献1に示されるように、モーターの電流値に基づいて、当該モーターにおけるトルク-電流特性を利用して、当該電動シャッターの動作の障害となる障害物を検知する障害物検知装置が知られている。特許文献1に記載の障害物検知装置は、モーターの電流値が閾値を超えた場合に電動シャッターの動作の障害となる障害物が存在する(シャッターに障害物が挟まれた)と判定する。
【0003】
特許文献2に示されるように、電動シャッターにはスリットシャッターと呼ばれるものがある。スリットシャッターは、連結部にスリットを形成するように連結されたスリットからなるシャッターカーテンが制御部の作用下にモーターによって駆動され、巻取り状態から繰り出されて下降する。そして先端の座板が下枠等に当接して下降規制された後、後続のスラットがスリットを順次塞ぐように下降する。スリットシャッターでは通常の電動シャッターとは電流特性が異なるため、特許文献1のような構成では障害物の検知が困難である。
【0004】
特許文献2では、座板およびスラットを案内する上下方向のガイドレールに配設される帯状スイッチと、座板が障害物に当接したときに揺動部が突出して帯状スイッチに接触する揺動機構とを設けることにより障害物の検知を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-194973号公報
特開2020-056195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献2のような帯状スイッチはガイドレールの下端部に設けることが構成上困難であり障害物の検知不能領域が生じる。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、シャッターカーテンを下降させて閉じる際に位置の制限を受けずに障害物を検知することが可能な電動開閉遮蔽装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電動開閉遮蔽装置は、連結部にスリットを形成するように連結された複数のスラットを備えるシャッターカーテンが制御部の作用下にモーターによって駆動され、巻取り状態から繰り出されて下降し、前記シャッターカーテンの先端部が規制部によって下降規制された後、後続の前記スラットが前記スリットを順次塞ぐように下降する電動開閉遮蔽装置であって、前記シャッターカーテンの繰り出し量に対応した1以上の検査位置において、障害物がない場合の前記モーターの基準負荷が記憶部に記憶されており、前記制御部は、前記検査位置において検出された前記モーターの検出負荷と前記記憶部から読み出された前記基準負荷との差が閾値以上のときに前記モーターを停止または反転させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる電動開閉遮蔽装置の制御方法は、連結部にスリットを形成するように連結された複数のスラットを備えるシャッターカーテンが制御部の作用下にモーターによって駆動され、巻取り状態から繰り出されて下降し、前記シャッターカーテンの先端部が規制部によって下降規制された後、後続の前記スラットが前記スリットを順次塞ぐように下降する電動開閉遮蔽装置の制御方法であって、前記制御部が、前記シャッターカーテンの繰り出し量に対応した1以上の検査位置において、障害物がない場合の前記モーターの基準負荷を記憶部に記憶するステップと、前記制御部が、前記検査位置において検出された前記モーターの検出負荷と前記記憶部から読み出された前記基準負荷との差が閾値以上のときに前記モーターを停止または反転させるステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、障害物がない場合のモーターの基準負荷が記憶部に記憶されており、制御部は、検査位置において検出されたモーターの検出負荷と記憶部から読み出された基準負荷との差が閾値以上のときにモーターを停止または反転させることから、シャッターカーテンを下降させて閉じる際に位置の制限を受けずに障害物を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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