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公開番号
2025165532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069635
出願日
2024-04-23
発明の名称
外付け部品の取付構造および壁パネル
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E06B
1/04 20060101AFI20251028BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】止水処理の手間を軽減すると共に、眺望性を保ち且つ寸法制限されない外付け部品の取付構造および壁パネルを提供すること。
【解決手段】外付け部品の取付構造100は、建物躯体1の開口部5に設置される窓枠31よりも室外側の位置に配置される見切り材11に対して外付け部品としてのロールカーテンユニット50を取り付ける外付け部品の取付構造100であって、見切り材11は、窓枠31に取り付けられ、見切り材11には、ロールカーテンユニット50が固定される固定部としての見付け部151を有するブラケット15が取り付けられ、見付け部151は、見切り材11よりも室外側に突出した位置に配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
建物躯体の開口部に設置される枠体よりも室外側の位置に配置される見切り材に対して外付け部品を取り付ける外付け部品の取付構造であって、
前記見切り材は、前記枠体に取り付けられ、
前記見切り材には、前記外付け部品が固定される固定部を有するブラケットが取り付けられ、
前記固定部は、前記見切り材よりも室外側に突出した位置に配置される
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の外付け部品の取付構造において、
前記見切り材は、裏板が掛けられる掛け片部が開口の両縁に配置されるアリ溝部を形成する
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
【請求項3】
請求項2に記載の外付け部品の取付構造において、
前記見切り材は、前記アリ溝部に対して室内側に隣り合って配置される中空部を有する
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
【請求項4】
請求項3に記載の外付け部品の取付構造において、
前記ブラケットは、前記見切り材に対する固定位置よりも室内側に延びて形成され、
前記ブラケットの一部は、前記中空部に隣り合って配置される
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
【請求項5】
請求項4に記載の外付け部品の取付構造において、
前記ブラケットの一部は、前記見切り材に対して前記中空部に隣り合う位置に固定具によって固定される
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
【請求項6】
請求項1に記載の外付け部品の取付構造において、
前記枠体は、前記開口部に配置される室外側の金属枠材、および、前記金属枠材に連結され且つ前記建物躯体の一部を覆う室内側の樹脂カバー材を有する枠材を備え、
前記見切り材は、前記金属枠材の室外見付け面部に固定される
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
【請求項7】
請求項6に記載の外付け部品の取付構造において、
前記建物躯体の室外側には、外壁材が設けられ、
前記枠体は、前記枠材として上枠を備え、
前記外壁材と前記見切り材との間には、シール材が設けられ、
前記見切り材には、前記室外見付け面部に固定される固定片部が上方に突出して形成され、
前記固定片部の前記室外見付け面部に対する固定位置は、前記シール材の位置よりも上方に配置される
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
【請求項8】
請求項6に記載の外付け部品の取付構造において、
前記枠体は、前記枠材として上枠を備え、
前記上枠は、前記金属枠材において上方に開口し且つ一部が前記室外見付け面部に区画される凹部を形成し、
前記金属枠材と前記樹脂カバー材との連結位置は、前記凹部よりも室内側の位置である
ことを特徴とする外付け部品の取付構造。
【請求項9】
建物躯体の壁部を構成するパネル本体および枠体が設置される開口部を形成する開口部枠を備える壁パネルであって、
前記枠体よりも室外側の位置には、見切り材が配置され、
前記見切り材に対して外付け部品を取り付ける請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の外付け部品の取付構造が構成される
ことを特徴とする壁パネル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロールカーテンユニットなどの日除けユニット、ルーバーユニット、面格子ユニット、シャッターユニットなどの外付け部品を取り付ける外付け部品の取付構造および壁パネルに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建物の躯体に設けた矩形開口部(開口部)に内開き窓が配設され、内開き窓の枠体の室外側となる部分に、日よけユニット、面格子ユニット、ルーバーユニット、シャッターユニットなどの面状の外付け部品を備える構造が知られている(特許文献1参照)。この構造においては、横モール部材(見切り材)および左右の縦モール部材(見切り材)で構成されるモール枠が、内開き窓に対して室外側に配置され且つ躯体の外表面にネジ止めされている。外付け部品は、モール枠内に配置され且つ当該モール枠にブラケットを介して取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-008714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の構造では、横モール部材や縦モール部材が躯体の外表面にネジ止めされるので、このネジ止め部分から雨水などが躯体に浸入するおそれが高まる。また、当該ネジ止め部分から雨水などが躯体に浸入するおそれを低減するための止水処理の手間を要する。
また、当該構造においては、モール枠内に外付け部品が配置されるので、例えば、外付け部品を構成する本体ボックス部(各ユニットのケース部)が室内側から目立ちやすい位置に配置されてしまって眺望性が低下するおそれがあると共に、外付け部品の寸法がモール枠内の寸法に制限されることとなる。
【0005】
本発明の目的は、止水処理の手間を軽減すると共に、眺望性を保ち且つ寸法制限されない外付け部品の取付構造および壁パネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の外付け部品の取付構造は、建物躯体の開口部に設置される枠体よりも室外側の位置に配置される見切り材に対して外付け部品を取り付ける外付け部品の取付構造であって、前記見切り材は、前記枠体に取り付けられ、前記見切り材には、前記外付け部品が固定される固定部を有するブラケットが取り付けられ、前記固定部は、前記見切り材よりも室外側に突出した位置に配置されることを特徴とする。
本発明の壁パネルは、建物躯体の壁部を構成するパネル本体および枠体が設置される開口部を形成する開口部枠を備える壁パネルであって、前記枠体よりも室外側の位置には、見切り材が配置され、前記見切り材に対して外付け部品を取り付ける前述した本発明の外付け部品の取付構造が構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、止水処理の手間を低減すると共に、眺望性を保ち且つ寸法制限されない外付け部品の取付構造および壁パネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る壁パネルを示す内観姿図。
前記実施形態に係る壁パネルを示す縦断面図。
前記実施形態に係る壁パネルを示す横断面図。
前記壁パネルの開口上部における外付け部品の取付構造を示す縦断面図。
前記壁パネルの開口縦部における外付け部品の取付構造を示す横断面図。
前記取付構造に用いられる取付ブラケットを示す説明図。
前記壁パネルにおいてルーバーユニットを取り付けた第1変形例を示す説明図。
前記壁パネルにおいて面格子を取り付けた第2変形例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、本実施形態に係る壁パネル10は、建物躯体1に組み込まれてその壁部の一部を構成するものである。壁パネル10は、パネル本体2と、パネル本体2に対して建具として内開き窓3の窓枠31(枠体)が設置される開口部5を形成する開口部枠6とを備えている。パネル本体2よりも室外側の位置には、建物躯体1にスペーサ7を介して取り付けられた外壁材8が設置されている。窓枠31には、仕切り材として見切り材11,12,13および水切り材14が室外側に突出して取り付けられている。見切り材11は後述する上枠32に取り付けられており、見切り材12,13は後述する左右の縦枠34に取り付けられている。見切り材11,12,13には、面状の外付け部品としてのロールカーテンユニット50が固定されたブラケット15,16,17が取り付けられている。このため、見切り材11,12,13には、ブラケット15,16,17を介してロールカーテンユニット50が取り付けられている。
以下の説明において、壁パネル10の左右方向(幅方向)をX軸方向とし、壁パネル10の上下方向(高さ方向)をY軸方向とし、壁パネル10の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。また、室外側はZ軸方向における一方側であり、室内側はZ軸方向における他方側である。
【0010】
ロールカーテンユニット50は、日除けユニットの一つであり、下縁に端部材51Aが取り付けられたロールカーテン51と、ロールカーテン51を巻取りおよび繰り出し可能に巻き回された巻取軸53と、巻取軸53を収容した本体ボックス部54(ケース部)と、本体ボックス部54よりも下方の位置に配置され且つ繰り出したロールカーテン51の端部材51Aを掛け止める掛止部材55とを備えている。本体ボックス部54には、その後面側に取付金具541が固定されており、この取付金具541がネジ91(固定具)によってブラケット15に固定されることで見切り材11に取り付けられ、当該見切り材11に吊り下げ支持されている。また、掛止部材55は、見切り材12,13にそれぞれ取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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