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公開番号2025176334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082401
出願日2024-05-21
発明の名称踏切監視装置
出願人株式会社京三製作所
代理人個人,個人,個人
主分類B61L 29/04 20060101AFI20251127BHJP(鉄道)
要約【課題】各種の保守点検項目の実施のための踏切遮断機の監視を、保守点検項目別に別個独立に実施する場合に比べて簡易な設備で低コストに実現すること。
【解決手段】踏切監視装置1は、踏切道11を俯瞰するように撮影する踏切画像から、当該踏切道に設置された踏切遮断機13それぞれについて、遮断桿15の上昇開始、上昇完了、下降開始、及び、下降完了の個別タイミングを検出し、検出された個別タイミングに基づいて、踏切道11の開放及び遮断に係る遷移順序を定めた遷移動作シーケンス基準に適合するか否かを判断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
踏切道を俯瞰するように撮影する踏切画像から、当該踏切道に設置された踏切遮断機それぞれについて、遮断桿の上昇開始、上昇完了、下降開始、及び、下降完了の個別タイミングを検出する個別タイミング検出手段と、
前記検出された個別タイミングに基づいて、前記踏切道の開放及び遮断に係る遷移順序を定めた遷移動作シーケンス基準に適合するか否かを判断する判断手段と、
を備える踏切監視装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記遷移動作シーケンス基準には、遷移動作時間の基準として、遮断桿上昇時間と、遮断桿下降時間とが更に定められており、
前記判断手段は、前記踏切遮断機それぞれの遮断桿の遮断桿上昇時間及び遮断桿下降時間を算出して、前記遷移動作時間に適合するか否かを判断する、
請求項1に記載の踏切監視装置。
【請求項3】
前記遷移動作シーケンス基準には、前記遷移順序として、開放開始、開放完了、遮断開始、遮断完了に関する順が定められており、
前記判断手段は、
前記検出された個別タイミングに基づいて、開放開始、開放完了、遮断開始、遮断完了に関する遷移タイミングを判定する遷移タイミング判定手段、
を有し、前記判定された遷移タイミングが前記遷移順序に適合するか否かを判断する、
請求項1に記載の踏切監視装置。
【請求項4】
前記踏切画像に基づいて列車到達を検知する列車到達検知手段と、
前記遷移タイミング判定手段により判定された遮断開始から前記列車到達検知手段による検知がなされるまでの間に撮影された前記踏切画像に基づいて、前記踏切道に障害物が存在するか否かを判定する障害物検知手段と、
を更に備える請求項3に記載の踏切監視装置。
【請求項5】
前記遷移タイミング判定手段により判定された遮断完了から開放開始までの間の所与の撮影タイミングで撮影された前記踏切画像に基づいて基準画像を設定する基準画像設定手段と、
前記基準画像に基づいて、前記踏切画像に写っている下降完了時の遮断桿の適否を判定する下降状態適否判定手段と、
を更に備える請求項3に記載の踏切監視装置。
【請求項6】
前記踏切画像に基づいて列車到達を検知する列車到達検知手段、
を更に備え、
前記判断手段は、前記遮断完了から前記列車到達検知手段による検知がなされるまでの時間が、所定の許容時間条件を満たすか否かを判断する、
請求項3に記載の踏切監視装置。
【請求項7】
前記踏切画像に基づいて列車通過を検知する列車通過検知手段、
を更に備え、
前記基準画像設定手段は、前記列車通過検知手段が検知した後であって、開放開始が判定される前のタイミングを前記撮影タイミングとして撮影された前記踏切画像に基づいて基準画像を設定する、
請求項5に記載の踏切監視装置。
【請求項8】
前記基準画像設定手段は、前記撮影タイミングが到来する都度、前記基準画像を設定更新する、
請求項7に記載の踏切監視装置。
【請求項9】
前記踏切画像に基づく所定の不適環境条件を満たす場合に、前記個別タイミング検出手段および前記判断手段の機能を停止させる制御を行う、請求項1に記載の踏切監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、踏切監視装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
踏切道に設けられる踏切遮断機の保守点検項目として、遮断・開放の動作順序や各動作時間が適切であるか、遮断桿が折損していないか等がある。このような保守点検を実施するための技術として、例えば、遮断桿を上昇・下降させる電動機の駆動電力を供給する電源ラインの電流の計測値に基づいて、遮断桿の上昇・下降時間を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、踏切の撮影画像から、遮断桿に施された、黒色と交互に配色されたマーカ色の黄色や、白色と交互に配色されたマーカ色の赤色を検出することで、遮断桿の折損を検知する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-75146号公報
特開2023-041173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、踏切遮断機の保守点検を実施するための様々な技術が知られている。しかしながら、保守点検項目には様々な種類があるが、それぞれについて別個独立に実施することは、必要な設備や作業の手間が増加することにつながる。このため、各種の保守点検の実施のための踏切遮断機の監視を、簡易な設備でできるだけコストを抑えて実現したいという要望があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、各種の保守点検項目の実施のための踏切遮断機の監視を、保守点検項目別に別個独立に実施する場合に比べて簡易な設備で低コストに実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第1の発明は、
踏切道を俯瞰するように撮影する踏切画像から、当該踏切道に設置された踏切遮断機それぞれについて、遮断桿の上昇開始、上昇完了、下降開始、及び、下降完了の個別タイミングを検出する個別タイミング検出手段(例えば、図10の個別タイミング検出部202)と、
前記検出された個別タイミングに基づいて、前記踏切道の開放及び遮断に係る遷移順序を定めた遷移動作シーケンス基準に適合するか否かを判断する判断手段(例えば、図10の判断部204)と、
を備える踏切監視装置である。
【0007】
第1の発明によれば、各種の保守点検項目の実施のための踏切遮断機の監視を、保守点検項目別に別個独立に実施する場合に比べて簡易な設備で低コストに実現することができる。つまり、踏切道に設置された踏切遮断機それぞれについて、遮断桿の上昇及び下降の開始及び完了の個別タイミングを検出し、検出した個別タイミングから、踏切道の開放及び遮断に係る遷移順序が適切であるか否かを判断することを、踏切道を俯瞰するように撮影する踏切画像に基づいて実施する。そのため、簡易かつ低コストな設備で実現することが可能となる。
【0008】
第2の発明は、上述の発明において、
前記遷移動作シーケンス基準には、遷移動作時間の基準として、遮断桿上昇時間と、遮断桿下降時間とが更に定められており、
前記判断手段は、前記踏切遮断機それぞれの遮断桿の遮断桿上昇時間及び遮断桿下降時間を算出して、前記遷移動作時間に適合するか否かを判断する、
踏切監視装置である。
【0009】
第2の発明によれば、踏切道の開放及び遮断に係る遮断桿上昇時間及び遮断桿下降時間が適切であるかを判断することができる。
【0010】
第3の発明は、上述の発明において、
前記遷移動作シーケンス基準には、前記遷移順序として、開放開始、開放完了、遮断開始、遮断完了に関する順が定められており、
前記判断手段は、
前記検出された個別タイミングに基づいて、開放開始、開放完了、遮断開始、遮断完了に関する遷移タイミングを判定する遷移タイミング判定手段(例えば、図10の遷移タイミング判定部206)、
を有し、前記判定された遷移タイミングが前記遷移順序に適合するか否かを判断する、
踏切監視装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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