TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025176270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082299
出願日
2024-05-21
発明の名称
ヒューズ接続端子
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/115 20060101AFI20251127BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】耐久性の高いヒューズ接続端子を得る。
【解決手段】板バネ12A、12Bは、それぞれ中心軸X側に向けて突出するタブ端子当接部12A1、12B1を具備する。板バネ12A、12Bは、その先端(後端)側において、側面11A、11B側に突出する外側支持部12A2、12B2を具備する。外側支持部12A2、12B2は、x方向における位置が、内側突出面13A、13Bと重複するように設けられる。外側支持部12A2、12B2と内側突出面13A、13Bを組み合わせて設けることによって、板バネ12A、12Bの過度の変形が抑制される、あるいは、このような大きな変形を生じさせるようにタブ端子が挿入されることが抑制される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒューズと接続された板状のタブ端子を両面側から挟持して固定するヒューズ接続端子であって、
前記タブ端子の表面と平行な中心軸に沿った第1の方向に沿って一方の側から他方の側に向けて挿入された前記タブ端子を固定する端子部が用いられ、
前記端子部は、挿入された前記タブ端子の表面と垂直な第2の方向における一方の側の側面、他方の側の側面の前記第1の方向における前記一方の側から前記中心軸側に向け、更に前記第1の方向における前記他方の側に向けて曲げ加工された板バネを、前記第2の方向における前記一方の側、前記他方の側でそれぞれ具備し、
前記板バネの各々は、
前記第2の方向において前記中心軸側に向けて突出するタブ端子当接部と、
前記第2の方向において前記中心軸がある側と反対側に突出する外側支持部と、
を具備し、
前記タブ端子は、前記第2の方向における前記一方の側の前記板バネにおける前記タブ端子当接部と、前記第2の方向における前記他方の側の前記板バネにおける前記タブ端子当接部に挟持される構成とされ、
前記第2の方向における前記一方の側の前記側面、前記他方の側の前記側面には、前記第1の方向において、対向する側の前記外側支持部が存在する領域と重複し、前記中心軸側に突出するように当該側面を構成する金属板が前記中心軸側に曲げ加工されて構成された内側突出面が、それぞれ形成されたことを特徴とするヒューズ接続端子。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記板バネにおいて、
前記外側支持部は、前記タブ端子当接部よりも前記第1の方向における前記他方の側、かつ、対応する側の前記側面から連続的に形成された前記板バネの端部側に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ接続端子。
【請求項3】
前記内側突出面は、対応する側の前記側面を構成する金属板が、前記第1の方向及び前記第2の方向と垂直な第3の方向における当該側面の端部側から延出して取り出されて形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒューズ接続端子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒューズ等が装着されて用いられるヒューズ接続端子に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等においては、電気的な部品(配線を含む)を機械的に固定して電気的に接続する接続端子が用いられる。接続端子の一形態として、例えば一般的な配線同士を接続するコネクタがある。一般的には、多数本の配線が束ねられたハーネスが用いられ、ハーネス同士を連結するため、このようなコネクタにおいては、同時に配線毎の接続が行われるような、多数の端子が配列して設けられた多極型のものが広く用いられている。
【0003】
一方で、ヒューズのように、その溶断時や定期点検時等、場合に応じて交換が想定される部品も、接続端子に装着されて用いられる。ヒューズの端子は通常は2つのみであり、かつこの端子には大電流が流されて使用されるため、その構造は、前記の一般的な配線用のものとは大きく異なる。前記の配線用のコネクタにおいて用いられる端子としては、配列が可能な接触面積の小さな小型のものが用いられるのに対し、このためのヒューズ側の端子は、特に、大電流に対応するために、面積の大きな平板状の端子(タブ端子)とされ、これが装着されるヒューズ接続端子もこれに対応した構造とされる。
【0004】
前記のような配線用のコネクタにおいては、連結される一方の配線(ハーネス)が固定された端子が設けられたコネクタと、他方の配線(ハーネス)が固定された端子が設けられたコネクタとが連結されて、各配線に対応した多数の端子同士が同時に連結される構造とされる。この際、各端子は、コネクタの連結の際の移動方向と垂直な面内で多数が配列されて設けられることによって、同時に多数の端子同士を連結することができる。この構造の場合、一方のコネクタ側の端子に対して他方のコネクタ側の端子が傾斜した状態で連結されることはない。
【0005】
これに対して、前記のヒューズ接続端子においては、ヒューズ側のタブ端子が傾斜した状態で装着されることがありえる。このため、ヒューズ接続端子は、このような状況も想定した上で確実に端子同士を連結でき、これらの間で大電流を流すことができるような構造とされる。このような構造は、例えば特許文献1、2に記載されている。このヒューズ接続端子においては、タブ端子をその両面側から固定する2つの大きな板バネが用いられる。前記の配線用のコネクタでは各端子を小さくする必要があったのに対し、ヒューズ接続端子はこれよりも大型となるため、このように大型の板バネで両側からタブ端子を固定する構造は有効となる。
【0006】
このような板バネは、ヒューズ接続端子と別体の部品ではなく、1枚の金属板をヒューズ接続端子を構成するように加工する際に、ヒューズ接続端子の一部として形成することができる。これによって、このヒューズ接続端子を安価に製造することができ、この板バネのヒューズ接続端子中における固定強度も高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-73781号公報
特開2015-156753号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように2つの板バネでタブ端子を固定するヒューズ接続端子によれば、傾斜した状態でも挿入されたタブ端子を固定することができるものの、このように傾斜した状態のタブ端子が挿入された場合には、一方の板バネに偏って大きな負荷がかかり、特に板バネが形成される際の根元部分でこの負荷は大きくなった。これにより、この板バネの変形が特に大きくなり、板バネが塑性変形して劣化する場合や破断する場合があった。このため、このヒューズ接続端子の耐久性は低くなり、耐久性の高いヒューズ接続端子が求められた。
【0009】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、ヒューズと接続された板状のタブ端子を両面側から挟持して固定するヒューズ接続端子であって、前記タブ端子の表面と平行な中心軸に沿った第1の方向に沿って一方の側から他方の側に向けて挿入された前記タブ端子を固定する端子部が用いられ、前記端子部は、挿入された前記タブ端子の表面と垂直な第2の方向における一方の側の側面、他方の側の側面の前記第1の方向における前記一方の側から前記中心軸側に向け、更に前記第1の方向における前記他方の側に向けて曲げ加工された板バネを、前記第2の方向における前記一方の側、前記他方の側でそれぞれ具備し、前記板バネの各々は、前記第2の方向において前記中心軸側に向けて突出するタブ端子当接部と、前記第2の方向において前記中心軸がある側と反対側に突出する外側支持部と、を具備し、前記タブ端子は、前記第2の方向における前記一方の側の前記板バネにおける前記タブ端子当接部と、前記第2の方向における前記他方の側の前記板バネにおける前記タブ端子当接部に挟持される構成とされ、前記第2の方向における前記一方の側の前記側面、前記他方の側の前記側面には、前記第1の方向において、対向する側の前記外側支持部が存在する領域と重複し、前記中心軸側に突出するように当該側面を構成する金属板が前記中心軸側に曲げ加工されて構成された内側突出面が、それぞれ形成されている。
前記板バネにおいて、前記外側支持部は、前記タブ端子当接部よりも前記第1の方向における前記他方の側、かつ、対応する側の前記側面から連続的に形成された前記板バネの端部側に形成されていてもよい。
前記内側突出面は、対応する側の前記側面を構成する金属板が、前記第1の方向及び前記第2の方向と垂直な第3の方向における当該側面の端部側から延出して取り出されて形成されていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
矢崎総業株式会社
端子
7日前
矢崎総業株式会社
端子
1か月前
矢崎総業株式会社
端子台
2日前
矢崎総業株式会社
箱状体
1か月前
矢崎総業株式会社
箱状体
1か月前
矢崎総業株式会社
端子台
2日前
矢崎総業株式会社
端子台
2日前
矢崎総業株式会社
箱状体
1か月前
矢崎総業株式会社
端子台
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
8日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
電源回路
15日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
16日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
15日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
15日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
8日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
照明装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
今日
矢崎総業株式会社
コネクタ
今日
矢崎総業株式会社
コネクタ
今日
矢崎総業株式会社
接合装置
今日
矢崎総業株式会社
バスバー
1か月前
矢崎総業株式会社
照明装置
1か月前
矢崎総業株式会社
報知装置
1か月前
矢崎総業株式会社
照明装置
1か月前
矢崎総業株式会社
照明装置
1か月前
矢崎総業株式会社
接続構造
1か月前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
2日前
矢崎総業株式会社
カバー構造
1か月前
矢崎総業株式会社
電流センサ
1日前
矢崎総業株式会社
照明ユニット
9日前
続きを見る
他の特許を見る