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公開番号
2025176092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2025144358,2022556681
出願日
2025-09-01,2021-03-18
発明の名称
中枢神経系への分子輸送系
出願人
エスアールアイ インターナショナル
,
SRI International
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07K
7/08 20060101AFI20251126BHJP(有機化学)
要約
【課題】カーゴをCNSの細胞に分配することができる様々な機能的カーゴを脳脊髄液内に保有することができる分子輸送系(MTS)ペプチドを特定するための脈絡叢の生理学を利用する選択プラットフォームの提供。
【解決手段】特定のアミノ酸配列を含むMTSペプチド又は標的化ペプチドが開示される。ペプチドを含む組成物であって、ペプチドが、カーゴにコンジュゲート化された第1のMTSペプチドを含む、組成物が開示される。MTSペプチドを使用する方法も開示される。例えば、カーゴをCNSに輸送する方法であって、開示される組成物のうちの1つ以上を、それを必要とする対象に投与することを含み、カーゴにコンジュゲート化されたペプチドが、CNSに入る、方法が開示される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ペプチドであって、
DAYKLQTSLDWQMWNP(配列番号1)
DGYKLQTSLDWQMWNP(配列番号2)、
NQEYQHHKIKVRPSHQ(配列番号3)、
FPSWTSKNQQWTNQRQ(配列番号4)、
AHMSQKRLPHQVHQHQ(配列番号5)、
AGNKYEYTMHQKHNK(配列番号6)、
SKETYSMNAQRQHERS(配列番号7)、
HRYDADRHHSFTPQYH(配列番号8)、
NEEMHQAQRHHVQW(配列番号9)、又は
ALEPWGYKQVIKMAPN(配列番号10)のアミノ酸配列を含む、ペプチド
。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記ペプチドが、N末端保護基を有する、請求項1に記載のペプチド。
【請求項3】
前記N末端保護基が、アセチル基である、請求項2に記載のペプチド。
【請求項4】
前記ペプチドが、リンカーを更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のペプチド
。
【請求項5】
前記リンカーが、ポリエチレングリコール(PEG)リンカーである、請求項4に記載
のペプチド。
【請求項6】
前記PEGリンカーが、PEG11である、請求項5に記載のペプチド。
【請求項7】
前記リンカーが、前記ペプチドのC末端上にある、請求項4~6のいずれか一項に記載
のペプチド。
【請求項8】
カーゴにコンジュゲート化された第1の分子輸送系(MTS)ペプチドを含むペプチド
であって、前記第1のMTSペプチドが、
DAYKLQTSLDWQMWNP(配列番号1)
DGYKLQTSLDWQMWNP(配列番号2)、
NQEYQHHKIKVRPSHQ(配列番号3)、
FPSWTSKNQQWTNQRQ(配列番号4)、
AHMSQKRLPHQVHQHQ(配列番号5)、
AGNKYEYTMHQKHNK(配列番号6)、
SKETYSMNAQRQHER(配列番号7)、
HRYDADRHHSFTPQYH(配列番号8)、
NEEMHQAQRHHVQW(配列番号9)、又は
ALEPWGYKQVIKMAPN(配列番号10)のアミノ酸配列を含む、ペプチド
。
【請求項9】
前記カーゴが、タンパク質、ペプチド、核酸、抗体、又は化合物である、請求項8に記
載のペプチド。
【請求項10】
前記化合物が、撮像剤である、請求項9に記載のペプチド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年3月18日に出願された米国仮特許出願第62/991,465
号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
配列表への参照
2021年3月16日に作成され、3,389バイトのサイズを有する「37794_
0096P1_Sequence_Listing.txt」という名称のテキストファ
イルとして2021年3月18日に提出された配列表は、米国特許規則1.52(e)(
5)に従って参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
中枢神経系(CNS)へのアクセスは、神経治療薬の開発において、ボトルネックであ
る。このことは、中枢神経系(CNS)を保護する一連の特殊かつ高度に選択的な細胞関
門である血液脳関門(BBB)に起因する。通常の生理学の下では必要であるが、BBB
は、神経治療薬等の多くの化学エンティティの脳への侵入を防ぐ。その結果、小分子薬物
の5%未満が、BBBを通過する。更に、抗体及び遺伝子療法等のより新しい生物学的療
法は、BBBに起因して、CNSから本質的に除外される。100年以上前にBBBが発
見されたのにもかかわらず、CNSへの送達のための一般的な解決策は作られていない。
このため、多くのCNS障害には治療の選択肢がない。
【0004】
現時点で、他のものがCNSへの送達に使用されるアプローチはいくつか存在する。1
つのアプローチは、BBB透過性化合物を使用することである。BBB透過性化合物を使
用する際の問題点は、BBB透過性化合物が、生体分布特性が悪く、オフターゲット効果
を有する傾向があることである(多くの場合、高度に脂質可溶性である傾向があるため)
。また、小分子の5%未満しかBBBを透過しないため、BBB透過性化合物はほとんど
存在しない。BBB透過性薬剤は、適応症も限定的である。
【0005】
CNSにアクセスするための別のアプローチは、脊髄又は脳への直接注射によるもので
ある。この方法は、侵襲的であり、周囲の組織に対する構造的損傷のリスクがあり、感染
のリスクも増加する。
【0006】
BBBの破壊は、使用される別の方法である。この方法は、CNSへの化合物、細胞、
及び病原体の大量輸送を可能にする。この方法は、構造的損傷に加え、神経細胞の機能障
害を引き起こす可能性がある。
【0007】
鼻腔内送達も使用されてきた。この方法は、親油性の小分子薬物に限定される。鼻腔内
送達は、CNSを介した分布が良くないことが示されている。更に、鼻腔内送達は、用量
と患者との間で吸収が変動する。
【0008】
受容体媒介性送達(トロイの木馬)法も使用されてきた。この方法は、多くの場合、単
一のカーゴに対してしか有効ではないため、普遍性を欠いている。受容体は、複数の組織
内で発現することができ、CNSにおける取り込みが悪く、毒性がある。更に、ほとんど
の受容体媒介性送達は、BBBを通って送達されると細胞特異性を有しておらず、CNS
全体への分布は、一貫していない。
【0009】
CNSへの薬物及び巨大分子の輸送に影響を与える固有の開発機会を与える、血液脳脊
髄液関門を超えてカーゴを輸送するための既知の脈絡叢輸送剤又は代替的な方法は存在し
ない。したがって、CNSを標的化するための組成物及び方法が本明細書で開示される。
【発明の概要】
【0010】
カーゴをCNSの細胞に分配することができる様々な機能的カーゴを脳脊髄液内に保有
することができる分子輸送系(MTS)ペプチドを特定するための脈絡叢の生理学を利用
する選択プラットフォームが本明細書に記載される。脳に対するカーゴ(例えば、生物学
的に活性なカーゴ)のCNS送達のためのMTSペプチドが本明細書で開示される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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