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公開番号2025171296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076481
出願日2024-05-09
発明の名称有機化合物および有機発光素子
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 487/04 20060101AFI20251113BHJP(有機化学)
要約【課題】高いT1エネルギーを有する有機化合物を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表されることを特徴とする有機化合物。
(A)n1-L-(B)n2・・・(1)一般式(1)において、Aは一般式(2)で表される構造を有し、Bは一般式(3)または一般式(4)で表される構造を有する。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(1)で表されることを特徴とする有機化合物。
(A)
n1
-L-(B)
n2
(1)
一般式(1)において、Aは一般式(2)で表される構造を有し、Bは一般式(3)または一般式(4)で表される構造を有する。
TIFF
2025171296000030.tif
73
166
一般式(2)において、R
101
乃至R
111
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選択される。R
101
乃至R
111
のいずれかは、Lとの結合位置である。
一般式(3)において、R
201
乃至R
208
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選択される。R
209
乃至R
210
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選択される。R
201
乃至R
208
のいずれかは、Lとの結合位置である。
一般式(4)において、R
301
乃至R
308
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選択される。R
301
乃至R
308
のいずれかは、Lとの結合位置である。R
309
乃至R
316
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選択される。
Lは、置換または無置換のフェニル基から誘導される連結基、置換または無置換のナフチル基から誘導される連結基、これらの組み合わせ、または、直接結合である。
n1およびn2は、1以上3以下の整数であり、n1が2以上の時、Aはそれぞれ同じ構造であってもよく、異なる構造であってもよく、n2が2以上の時、Bはそれぞれ同じ構造であってもよく、異なる構造であってもよい。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
一般式(2)において、R
102
、R
103
、R
104
、R
105
、R
106
、またはR
107
のいずれかが、Lと結合することを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項3】
一般式(2)において、R
102
またはR
107
が、Lと結合することを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項4】
一般式(3)または(4)において、R
202
、R
203
、R
204
、R
205
、R
206
、またはR
207
のいずれかがLと結合する、または、R
302
、R
303
、R
304
、R
305
、R
306
、またはR
307
のいずれかがLと結合することを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項5】
一般式(3)または(4)において、R
203
またはR
206
がLと結合する、または、R
303
またはR
306
がLと結合することを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項6】
一般式(1)において、Bが一般式(4)で表される構造であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項7】
一般式(1)が一般式(5)乃至一般式(8)のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
TIFF
2025171296000031.tif
115
169
一般式(6)において、Rは重水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基、またはシアノ基である。aは0以上4以下の整数であり、mは1以上4以下の整数である。Rが複数ある時、Rは同じであっても、異なっていてもよい。
一般式(7)において、Rは重水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基、またはシアノ基である。bは0以上4以下の整数であり、oは1以上4以下の整数である。Rが複数ある時、Rは同じであっても、異なっていてもよい。
【請求項8】
一般式(1)が一般式(7)であることを特徴とする請求項7に記載の有機化合物。
【請求項9】
一般式(1)が一般式(6)または一般式(8)であることを特徴とする請求項7に記載の有機化合物。
【請求項10】
一般式(2)において、R
101
乃至R
111
は、水素原子、重水素原子、フッ素原子、炭素原子数1以上4以下のアルキル基、炭素原子数1以上4以下のアルコキシ基、トリメチルシリル基からなる群からそれぞれ独立して選択されることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機化合物およびそれを用いた有機発光素子に関する。
続きを表示(約 960 文字)【背景技術】
【0002】
有機発光素子(「有機エレクトロルミネッセンス素子」、あるいは「有機EL素子」と称する場合がある)は、一対の電極とこれら電極間に配置される有機化合物層とを有する電子素子である。これら一対の電極から電子及び正孔を注入することにより、有機化合物層中の発光性有機化合物の励起子を生成し、該励起子が基底状態に戻る際に、有機発光素子は光を放出する。
【0003】
有機発光素子の最近の進歩は著しく、その特徴として、低駆動電圧、多様な発光波長、高速応答性、発光デバイスの薄型化・軽量化が可能であること等が挙げられる。
【0004】
ところで、現在までに有機発光素子に適した化合物の創出が盛んに行われている。高性能の有機発光素子を提供するにあたり、素子寿命特性の優れた化合物の創出が重要であるからである。特許文献1には、これまでに創出された化合物として、化合物1-aが記載されている。
【0005】
JPEG
2025171296000001.jpg
77
137
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許出願公開第2016/0260908号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、化合物1-aはフルオレンがインドロカルバゾールとジベンゾフランを置換基として有する2置換フルオレンであるため、最低励起三重項(T1)エネルギーが低い値を示す。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされるものであり、その目的は、T1エネルギーが大きい値を示す有機化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る有機化合物は、一般式(1)で表されることを特徴とする。
(A)
n1
-L-(B)
n2
(1)
【0010】
一般式(1)において、Aは一般式(2)で表される構造を有し、Bは一般式(3)または一般式(4)で表される構造を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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