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公開番号
2025176037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2025137577,2022559750
出願日
2025-08-21,2021-04-01
発明の名称
アリピプラゾール治療の投薬開始のための方法
出願人
大塚製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
31/496 20060101AFI20251126BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】それを必要とする患者へのアリピプラゾール治療に対する投薬開始の方法を提供する。
【解決手段】投薬開始の方法であって、アリピプラゾール筋肉内(IM)デポ製剤の2回の別個の注射を投与することを含み、各注射が、別個の臀部筋肉部位、三角筋部位、およびこれらの組合せから選択される注射部位における患者への約10mg~約500mgのアリピプラゾール、ならびに単回用量の経口アリピプラゾールを含み、投与するステップが治療1日目に行われる方法とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
それを必要とする患者へのアリピプラゾール治療に対する投薬開始の方法であって、
アリピプラゾール筋肉内(IM)デポ製剤の2回の別個の注射を投与することを含み、各注射が、別個の臀部筋肉部位、三角筋部位、およびこれらの組合せから選択される注射部位における患者への約10mg~約500mgのアリピプラゾール、ならびに単回用量の経口アリピプラゾールを含み、投与するステップが治療1日目に行われる方法。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
2回の別個の注射のそれぞれが400mgのアリピプラゾールを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
治療1日目の後、毎月単回の、アリピプラゾールIMデポ製剤の維持注射を投与することをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
毎月単回の維持注射が、アリピプラゾール約300mgおよび約400mgのアリピプラゾールIMデポ製剤から選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
患者がCYP2D6プアメタボライザーであるか、または患者が14日より長く、同時投与されるCYP3A4阻害剤もしくはCYP2D6阻害剤を服用している場合、毎月単回の維持注射が、アリピプラゾール160mgおよび200mgのアリピプラゾールIMデポ製剤から選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
アリピプラゾールIMデポ製剤の2回の別個の注射が、患者の臀部筋肉の別個の注射部位に投与される、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
アリピプラゾールIMデポ製剤の2回の別個の注射が、患者の臀部筋肉および三角筋の注射部位に投与される、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
アリピプラゾールIMデポ製剤の2回の別個の注射が、患者の三角筋の別個の注射部位に投与される、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
患者が統合失調症を有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
患者が双極性障害I型を有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年4月1日に出願した米国仮出願第63/003,544号の優先権を主張するものであり、この出願の内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ドーパミン(D2)およびセロトニン5-HT1A受容体における部分アゴニスト、ならびにセロトニン5-HT2A受容体におけるアンタゴニストであるアリピプラゾールは、成人における統合失調症および双極性障害I型の治療に対して、臨床試験で有効性を実証した非定型抗精神病剤である。アリピプラゾールの筋肉内(IM)デポ製剤であるエビリファイメンテナ(Abilify Maintena)(登録商標)は、長期放出懸濁注射剤である。これは、経口アリピプラゾールで安定化された成人患者における統合失調症の維持療法に対して多くの国で承認されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
毎月1回のアリピプラゾールは、経口アリピプラゾールで安定化した成人患者において、統合失調症および双極性障害I型の維持療法に適応されるアリピプラゾールの持効性IM注射製剤である。現在認可されている医薬品エビリファイメンテナ(登録商標)において、第1の用量は、経口アリピプラゾールで安定化した成人患者に、連続して14日間同時投与される経口アリピプラゾール(10mg~20mg)と共に投与される。アドヒアランスに関連した再発または最適以下の治療結果に対する潜在的な危険性があると考えられる患者集団(例えば、持効性注射剤(LAI)の患者集団)において、治療での血漿中濃度の達成は治療上の利点をもたらすことができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この開始段階に対する追加オプションを提供するため、治療1日目のアリピプラゾールの単回経口投与を伴う、別個の臀部筋肉および/または三角筋の注射部位へのアリピプラゾールの毎月1回の2回の別個の投与を含む、2回の注射を開始する開始レジメンが、母集団薬物動態学的(popPK;ポピュレーションPK)モデリングおよびシミュレーションに基づき提供される。例えば、本開示は、より短期間の経口投与と重複する、アリピプラゾール筋肉内(IM)デポ製剤、例えば、エビリファイメンテナ(登録商標)の2回の別個の投与の代替開始レジメンを対象とする。治療1日目における経口アリピプラゾールの単回投与を伴う、アリピプラゾール筋肉内(IM)デポ製剤の、臀部筋肉および/または三角筋の別個の注射部位での2回の注射の代替開始レジメンのシミュレーションは十分であることを示し、代替開始レジメンはエビリファイメンテナ(登録商標)の開始に対する追加のオプションとなり得る。
【0005】
いくつかの態様では、本開示は、それを必要とする患者へのアリピプラゾール治療に対する投薬開始の方法であって、アリピプラゾール筋肉内(IM)デポ製剤の2回の別個の注射を投与することを含み、各注射が、別個の臀部筋肉および/または三角筋注射部位における患者への約10mg~約500mgのアリピプラゾール、ならびに単回用量の経口アリピプラゾールを含み、投与するステップが治療1日目に行われる方法を対象とする。
【0006】
追加の態様では、2回の別個の注射のそれぞれは約400mgのアリピプラゾールを含む。さらに、本開示の方法は、治療1日目の後に、毎月単回の、アリピプラゾールIMデポ製剤の維持注射を投与することをさらに含む。例えば、他の態様では、毎月単回の維持注射は、アリピプラゾールIMデポ製剤中の約300mgおよび約400mgのアリピプラゾールから選択される。さらなる態様では、患者がCYP2D6プアメタボライザーであるか、または患者が14日より長く、同時投与されるCYP3A4阻害剤もしくはCYP2D6阻害剤を服用している場合、毎月単回の維持注射は、アリピプラゾールIMデポ製剤中の160mgおよび200mgのアリピプラゾールから選択される。
【0007】
さらなる態様では、アリピプラゾールIMデポ製剤の2回の別個の注射は、患者の臀部筋肉の別個の注射部位に投与される。さらに、アリピプラゾールIMデポ製剤の2回の別個の注射は患者の臀部筋肉の注射部位および三角筋の注射部位に投与される。さらに例えば、アリピプラゾールIMデポ製剤の2回の別個の注射は、患者の三角筋の別個の注射部位に投与される。
【0008】
本開示の態様では、患者は統合失調症を有する。他の態様では、患者は1型双極性障害を有する。
【0009】
いくつかのさらなる態様では、経口アリピプラゾールの単回用量は、約2mg~約30mgの範囲のアリピプラゾールである。例えば、経口アリピプラゾールの単回用量は約10mg~約30mgの範囲である。さらに、例えば、経口アリピプラゾールの単回用量は20mgである。また、いくつかのさらなる態様では、経口アリピプラゾールの単回用量は10mgである。
【0010】
いくつかのさらなる態様では、患者がCY2D6プアメタボライザーである場合、2回の別個の注射のそれぞれは約300mgのアリピプラゾールを含み、経口アリピプラゾールの単回用量は約20mgである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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