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公開番号2025174600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024081078
出願日2024-05-17
発明の名称人物追跡支援装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H04N 7/18 20060101AFI20251120BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザがカメラによって撮像された映像に映る人物を追跡するときの追跡作業の効率化を可能とする人物追跡支援装置を提供する。
【解決手段】人物追跡支援装置は、複数の映像の少なくとも1つに映る1又は複数の人物を同定する。また人物追跡支援装置は、複数の映像の中から選択された監視映像を映像時間の間で同期再生して表示する第1表示部と、1又は複数の人物ごとに映像時間の中で監視映像の少なくとも1つに映し出される出現区間を表示する第2表示部と、を含む人物追跡画面を表示装置に表示する。さらに、ユーザが1又は複数の人物の中の対象人物に関する出現区間の一時点を指定する操作を行ったとき、人物追跡支援装置は、指定された一時点の1又は複数の監視映像のスナップショットを表示し、スナップショットの中で対象人物が映る部分をユーザに認識させる人物追跡用情報を人物追跡画面に表示する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
複数のカメラによって撮像された複数の映像のデータを格納する記憶装置と、
処理回路と、
を備え、
前記処理回路は、
前記複数の映像の少なくとも１つに映る１又は複数の人物を同定し、
前記複数の映像の中から選択された１又は複数の監視映像を映像時間の間で同期再生して表示する第１表示部と、前記１又は複数の人物ごとに前記映像時間の中で前記１又は複数の監視映像の少なくとも１つに映し出される出現区間を表示する第２表示部と、を含む人物追跡画面を表示装置に表示する
ように構成され、
ユーザが前記人物追跡画面に対して前記１又は複数の人物の中の対象人物に関する前記出現区間の一時点を指定する操作を行ったとき、前記処理回路は、
前記第１表示部において、前記一時点の前記１又は複数の監視映像のスナップショットを表示し、
前記スナップショットの中で前記対象人物が映る部分を前記ユーザに認識させる人物追跡用情報を前記人物追跡画面に表示する
ことを特徴とする人物追跡支援装置。
続きを表示（約 830 文字）【請求項２】
請求項１に記載の人物追跡支援装置であって、
前記処理回路は、さらに、
前記第１表示部に表示される前記１又は複数の監視映像に前記１又は複数の人物を囲むバウンディングボックスを重畳表示する
ように構成され、
前記人物追跡用情報は、前記スナップショットから前記対象人物を囲む前記バウンディングボックスの領域を切り出した画像と前記１又は複数の監視映像のうち前記対象人物を映す対象監視映像を特定する情報とが関連づけられた情報である
ことを特徴とする人物追跡支援装置。
【請求項３】
請求項２に記載の人物追跡支援装置であって、
前記対象監視映像を特定する情報は、前記複数のカメラのうち前記対象監視映像を撮像したカメラの情報である
ことを特徴とする人物追跡支援装置。
【請求項４】
請求項１に記載の人物追跡支援装置であって、
前記処理回路は、さらに、
前記映像時間の間の前記１又は複数の人物の動作を仮想空間上のオブジェクトで表現する仮想空間映像を生成し、
前記仮想空間映像を前記１又は複数の監視映像と同期再生するように前記人物追跡画面に表示する
ように構成されている
ことを特徴とする人物追跡支援装置。
【請求項５】
複数のカメラによって撮像された複数の映像のデータを格納する記憶装置と、
処理回路と、
を備え、
前記処理回路は、
前記複数の映像の各々について映像内の人物を同定し、
前記人物が映る映像のスナップショットから前記人物を囲む領域を切り出し、前記スナップショットから切り出された前記人物を囲む領域の画像と前記複数のカメラのうち前記人物が映る映像を撮像したカメラの情報とを関連付けた人物追跡用情報を生成する
ことを特徴とする人物追跡支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、カメラによって撮像された映像に映る人物の追跡を支援する技術に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、カメラ画像に含まれる人物の不審行動を特定する防犯システムを開示している。防犯システムは、監視カメラによって時系列に沿って連続的に撮像された複数のカメラ画像に含まれる人物の行動を監視する。防犯システムは、複数のカメラ画像に含まれる人物の人物領域をそれぞれ検出し、人物領域に含まれる人物画像データに基づいて複数のカメラ画像に含まれる人物を時系列に沿って同定する追跡処理を行う。そして防犯システムは、追跡処理による同定が途中で失敗に遷移した場合、不審行動の人物がカメラ画像に含まれていると判定する。
【０００３】
その他、本技術分野の技術レベルを示す文献として、以下の特許文献２および３がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－０８６４７１号公報
特開２０２３－１５６９６３号公報
特開２０２４－０３２３４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ユーザが映像を確認しながら映像に映る特定の人物を追跡しようとする場合を考える。この場合、人物の追跡は、通常、複数のカメラによって撮像された複数の映像に渡って行われる。従って、人物の追跡を行うユーザは、複数の映像ごとに映像時間の間で追跡対象の人物を見定めていくことが求められる。従来、この追跡作業は、少なくない人的コスト又は時間的コストを要していた。
【０００６】
本開示は、上記の課題を鑑みてなされたものである。本開示の１つの目的は、ユーザが映像に映る人物を追跡するときの追跡作業の効率化を可能とする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の１つの観点は、人物追跡支援装置に関する。人物追跡支援装置は、複数のカメラによって撮像された複数の映像のデータを格納する記憶装置と、処理回路と、を備える。処理回路は、複数の映像の少なくとも１つに映る１又は複数の人物を同定する。また処理回路は、複数の映像の中から選択された１又は複数の監視映像を映像時間の間で同期再生して表示する第１表示部と、１又は複数の人物ごとに映像時間の中で１又は複数の監視映像の少なくとも１つに映し出される出現区間を表示する第２表示部と、を含む人物追跡画面を表示装置に表示する。さらに、ユーザが人物追跡画面に対して１又は複数の人物の中の対象人物に関する出現区間の一時点を指定する操作を行ったとき、処理回路は、第１表示部において、指定された一時点の１又は複数の監視映像のスナップショットを表示し、スナップショットの中で対象人物が映る部分をユーザに認識させる人物追跡用情報を人物追跡画面に表示する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、選択された１又は複数の監視映像を映像時間の間で同期再生して表示する第１表示部と、同定された１又は複数の人物ごとに映像時間の中で１又は複数の監視映像の少なくとも１つに映しだされる出現区間を表示する第２表示部と、を含む人物追跡画面が表示される。これにより、ユーザは、映像に映る各人物がどの区間で映し出されているのかを容易に判断することができる。そして、ユーザが対象人物に関する出現区間の一時点を指定する操作を行うと、一時点の１又は複数の監視映像のスナップショットと人物追跡用情報が表示される。これにより、ユーザは、出現区間の間の各時点で対象人物が映る部分を容易に認識することができる。このように、本開示によれば、ユーザによる追跡作業を効率化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態に係る人物追跡支援装置の概要を説明するための概念図である。
実施形態に係る人物追跡支援装置の基本的な構成を示すブロック図である。
実施形態に係る人物追跡支援装置が実行する処理に関連する機能構成を示すブロック図である。
図３に示す人物同定部によって生成される人物同定情報の一例を示す図である。
人物追跡画面の画面構成の一例を示す図である。
ユーザが人物追跡画面において対象人物の追跡を行う場合の操作について説明するための図である。
ユーザが人物追跡画面において対象人物の追跡を行う場合の処理シーケンスを示す図である。
仮想空間映像の表示について説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して、本開示の実施形態を説明する。なお、各図において同一又は相当する構成には同一符号を付してその説明を簡略化し又は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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