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公開番号2025173824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079620
出願日2024-05-15
発明の名称車両下部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20251120BHJP(車両一般)
要約【課題】車両フレームと蓄電装置との間のシール性をより向上する。
【解決手段】車両下部構造において、蓄電装置20は、車両フレーム10の下側に位置している。蓄電装置20は、蓄電モジュール21と、周壁部22と、一対の補強部23と、上壁部24とを含んでいる。周壁部22は、上下方向から見て蓄電モジュール21を取り囲むようにリング状に延びている。一対の補強部23は、周壁部22の車両左右方向における両側にそれぞれ設けられている。一対の補強部23は、周壁部22と一体的に形成されている。上壁部24は、蓄電モジュール21の上方を覆うように、周壁部22および補強部23の上側に位置している。シール部材30は、車両フレーム10と上壁部24との間をシールしている。シール部材30は、上下方向から見たときに、リング状に延びるとともに周壁部22より外側に位置する部分の全体が補強部23と重なっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両フレームと、
蓄電装置と、
シール部材とを備え、
前記蓄電装置は、前記車両フレームの下側に位置し、
前記蓄電装置は、
蓄電モジュールと、
周壁部と、
一対の補強部と、
上壁部とを含み、
前記周壁部は、上下方向から見て蓄電モジュールを取り囲むようにリング状に延びており、
前記一対の補強部は、前記周壁部の車両左右方向における両側にそれぞれ設けられて、前記周壁部と一体的に形成されており、
前記上壁部は、前記蓄電モジュールの上方を覆うように、前記周壁部および補強部の上側に位置しており、
前記シール部材は、前記車両フレームと前記上壁部との間をシールし、上下方向から見たときに、リング状に延びるとともに前記周壁部より外側に位置する部分の全体が前記補強部と重なっている、車両下部構造。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記蓄電モジュールは、複数の蓄電セルを含み、
前記シール部材は、前記上下方向から見たときに、前記複数の蓄電セルと重なっている、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
中間部材をさらに備え、
前記複数の蓄電セルの各々は、セルケースを含み、
前記セルケースは、水平方向に沿う一方向に向く、前記セルケースの内部の圧力を解放するための圧力解放弁を含み、
前記中間部材は、前記蓄電モジュールに含まれる樹脂部材より耐燃性が高く、前記圧力解放弁の上方に配置されている、請求項2に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記複数の蓄電セルの少なくとも1つにおいて、前記圧力解放弁は、車両前後方向の少なくとも一方側を向いているとともに、前記上下方向から見たときにリング状の前記シール部材の径方向における外側に位置しており、
前記中間部材は、前記上下方向から見たときにリング状の前記シール部材の径方向における外側に位置している、請求項3に記載の車両下部構造。
【請求項5】
第2の中間部材をさらに備え、
前記複数の蓄電セルの少なくとも他の1つにおいて、前記圧力解放弁は、車両前後方向の少なくとも一方側を向いているとともに、前記上下方向から見たときにリング状の前記シール部材の径方向における内側に位置しており、
前記第2の中間部材は、前記蓄電モジュールに含まれる樹脂部材より耐燃性が高く、前記圧力解放弁の上方に配置され、前記上下方向から見たときにリング状の前記シール部材の径方向における内側に位置している、請求項4に記載の車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-142589号公報(特許文献1)には、フロアパネルの下方側に、電池パックが配設されていることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-142589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用の蓄電装置は、そのエネルギー容量がさらに大きくなることが期待されている。たとえば、蓄電装置の一部が車両のフロアパネルの機能を有するような、車両が期待されている。このような車両の場合、車両フレームと蓄電装置との間に水が侵入することが問題となる。このため、車両フレームと蓄電装置との間にシール部材を配置することが考えられる。しかしながら、車両フレームと蓄電装置との間のシール性の向上についてはさらなる改善の余地がある。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、車両フレームと蓄電装置との間のシール性をより向上できる、車両下部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従う車両下部構造は、車両フレームと、蓄電装置と、シール部材とを備えている。蓄電装置は、車両フレームの下側に位置している。蓄電装置は、蓄電モジュールと、周壁部と、一対の補強部と、上壁部とを含んでいる。周壁部は、上下方向から見て蓄電モジュールを取り囲むようにリング状に延びている。一対の補強部は、周壁部の車両左右方向における両側にそれぞれ設けられている。一対の補強部は、周壁部と一体的に形成されている。上壁部は、蓄電モジュールの上方を覆うように、周壁部および補強部の上側に位置している。シール部材は、車両フレームと上壁部との間をシールしている。シール部材は、上下方向から見たときに、リング状に延びるとともに周壁部より外側に位置する部分の全体が補強部と重なっている。
【0007】
本開示のある局面に従う車両下部構造において、好ましくは、蓄電モジュールが、複数の蓄電セルを含んでいる。シール部材は、上下方向から見たときに、複数の蓄電セルと重なっている。
【0008】
本開示のある局面に従う車両下部構造は、好ましくは、中間部材をさらに備えている。複数の蓄電セルの各々は、セルケースを含んでいる。セルケースは、水平方向に沿う一方向に向く、セルケースの内部の圧力を解放するための圧力解放弁を含んでいる。中間部材は、蓄電モジュールに含まれる樹脂部材より耐燃性が高い。中間部材は、圧力解放弁の上方に配置されている。
【0009】
本開示のある局面に従う車両下部構造において、好ましくは、複数の蓄電セルの少なくとも1つにおいて、圧力解放弁が、車両前後方向の少なくとも一方側を向いているとともに、上下方向から見たときにリング状のシール部材の径方向における外側に位置している。中間部材は、上下方向から見たときにリング状のシール部材の径方向における外側に位置している。
【0010】
本開示のある局面に従う車両下部構造は、好ましくは、第2の中間部材をさらに備えている。複数の蓄電セルの少なくとも他の1つにおいて、圧力解放弁は、車両前後方向の少なくとも一方側を向いているとともに、上下方向から見たときにリング状のシール部材の径方向における内側に位置している。第2の中間部材は、蓄電モジュールに含まれる樹脂部材より耐燃性が高い。第2の中間部材は、圧力解放弁の上方に配置されている。第2の中間部材は、上下方向から見たときにリング状のシール部材の径方向における内側に位置している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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