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公開番号2025173489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2025079651
出願日2025-05-12
発明の名称軸方向磁束モータの固定子構造
出願人台達電子工業股ふん有限公司,DELTA ELECTRONICS,INC.
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 3/28 20060101AFI20251119BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】軸方向磁束モータの固定子構造を提供する。
【解決手段】軸方向磁束モータの固定子構造は、軟磁性材料本体と複数本の導体とを備える。軟磁性材料本体は、複数の磁極及び複数のスロットを有し、前記複数のスロットの各々は、軸方向に沿って配列された複数の層位を含む。複数本の導体は、複数の巻線を構成するように、それぞれ前記複数のスロットの前記複数の層位を貫通する。前記複数本の導体の各々は、前記複数の層位の最下層位を貫通した後、次の前記磁極位置に進むたびに、前記複数の層位の1層高い層位を貫通するように上昇し、前記複数の層位の最上層位を貫通するまで上昇する。前記複数本の導体は、第1本の導体及び第2本の導体を含み、前記第1本の導体及び前記第2本の導体が全ての前記複数のスロットにおいて前記軟磁性材料本体外へ突出する部分の相対位置は、前記複数本の導体が前記軟磁性材料本体に巻き付けられる場合、不変に保持される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
複数の磁極位置を有する複数の磁極と、
複数の層位と、
複数の巻線を構成するように、それぞれ前記複数の磁極位置の１つの磁極位置から別の磁極位置まで前記複数の層位を貫通する複数本の導体と、
を備え、
前記複数本の導体の各々は、前記複数の層位の最下層位を貫通した後、次の前記磁極位置に進むたびに、前記複数の層位の１層高い層位を貫通するように上昇し、前記複数の層位の最上層位を貫通するまで上昇し、
前記複数本の導体は、少なくとも第１本の導体及び第２本の導体を含み、前記第１本の導体の全ての部分は、前記第２本の導体の全ての部分に対して軸方向の相対位置を不変に保持する軸方向磁束モータの固定子構造。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造の軸心を囲む内部空間に位置する複数の内径突出部を含み、且つ前記内径突出部の各々の２つの半部の前記軸方向での位置同士は、１層分の差異を有する請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項３】
前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造外に露出する複数の外径突出部を含み、且つ前記外径突出部の各々の２つの半部の前記軸方向での位置同士は、１層分の差異を有する請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項４】
前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造の軸心を囲む内部空間に位置する複数の内径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記内径突出部の各々の半部は、前記軸方向において前記第１本の導体の隣接する前記内径突出部の半部の上方に位置する請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項５】
前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造外に露出する複数の外径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記外径突出部の各々の半部は、前記軸方向において前記第１本の導体の隣接する前記外径突出部の半部の上方に位置する請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項６】
前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造の軸心を囲む内部空間に位置する複数の内径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記内径突出部の各々の前記軸方向での位置は、少なくとも一部が前記第１本の導体の対応する前記内径突出部の上方に位置する請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項７】
前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造外に露出する複数の外径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記外径突出部の各々の前記軸方向での位置は、少なくとも一部が前記第１本の導体の対応する前記外径突出部の上方に位置する請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項８】
前記複数本の導体の各々は、連続した線状導体を折り曲げて形成され、又は複数の線状導体を含んで組み立て又は溶接して形成される請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項９】
前記複数本の導体の各々は、螺旋状又は星状に配列されるように、前記軸方向磁束モータの固定子構造に巻き付けられる請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
【請求項１０】
磁極及び複数のスロットを有する軟磁性材料本体を更に備え、前記複数のスロットの各々は、軸方向に沿って配列された前記複数の層位を含む請求項１に記載の軸方向磁束モータの固定子構造。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、モータ構造に関し、特に、軸方向磁束モータの固定子の巻線構造に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
モータは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換するための部品であり、すでに日常生活に広く適用されている。従来、分布巻線の軸方向モータが採用されており、導体は、固定子スロット内に対応する磁極位置に従って周方向のスロットに沿って蛇行して設けられる。導体の配列がスロット内の空間を効果的に満たしてスロット充填率（ｓｌｏｔｆｉｌｌｆａｃｔｏｒ）を向上させるために、隣接するスロットの２本の導体は、次の磁極に進む前に突出部で位置を軸方向に上下に入れ替える必要がある。このように、各導体は曲げ成形後に更に完全な巻線に組み立てることができず、巻線全体は、複雑な成形形態及び設備を採用して製作する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明は、先行技術の課題を解決するために、軸方向磁束モータの固定子構造を提案する。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明のいくつかの実施例によると、複数の磁極位置を有する複数の磁極と、複数の層位と、複数の巻線を構成するように、それぞれ前記複数の磁極位置の１つの磁極位置から別の磁極位置まで前記複数の層位を貫通する複数本の導体と、を備え、前記複数本の導体の各々は、前記複数の層位の最下層位を貫通した後、次の前記磁極位置に進むたびに、前記複数の層位の１層高い層位を貫通するように上昇し、前記複数の層位の最上層位を貫通するまで上昇し、前記複数本の導体は、少なくとも第１本の導体及び第２本の導体を含み、前記第１本の導体の全ての部分は、前記第２本の導体の全ての部分に対して前記軸方向の相対位置を不変に保持する軸方向磁束モータの固定子構造である。
【０００５】
本発明のいくつかの実施例によると、前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造の軸心を囲む内部空間に位置する複数の内径突出部を含み、且つ前記内径突出部の各々の２つの半部の前記軸方向での位置同士は、１層分の差異を有する。
【０００６】
本発明のいくつかの実施例によると、前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造外に露出する複数の外径突出部を含み、且つ前記外径突出部の各々の２つの半部の前記軸方向での位置同士は、１層分の差異を有する。
【０００７】
本発明のいくつかの実施例によると、前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造の軸心を囲む内部空間に位置する複数の内径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記内径突出部の各々の半部は、前記軸方向において前記第１本の導体の隣接する前記内径突出部の半部の上方に位置する。
【０００８】
本発明のいくつかの実施例によると、前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造外に露出する複数の外径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記外径突出部の各々の半部は、前記軸方向において前記第１本の導体の隣接する前記外径突出部の半部の上方に位置する。
【０００９】
本発明のいくつかの実施例によると、前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造の軸心を囲む内部空間に位置する複数の内径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記内径突出部の各々の前記軸方向での位置は、少なくとも一部が前記第１本の導体の対応する前記内径突出部の上方に位置する。
【００１０】
本発明のいくつかの実施例によると、前記複数本の導体の各々は、前記軸方向磁束モータの固定子構造外に露出する複数の外径突出部を含み、且つ前記第２本の導体の前記外径突出部の各々の前記軸方向での位置は、少なくとも一部が前記第１本の導体の対応する前記外径突出部の上方に位置する。
（【００１１】以降は省略されています）

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