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公開番号2025173262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078762
出願日2024-05-14
発明の名称水中油型乳化化粧料組成物又は水系化粧料組成物
出願人株式会社資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/49 20060101AFI20251119BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】水分散性紫外線吸収剤を含んでおり、かつ良好な耐水性を有する水中油型乳化化粧料組成物又は水系化粧料組成物を提供する。
【解決手段】水中油型乳化化粧料組成物又は水系化粧料組成物であって、水相中に、25℃で固体の水分散性紫外線吸収剤、会合性増粘剤、カルボン酸変性シリコーン、及び塩基性化合物を含む、組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
水中油型乳化化粧料組成物又は水系化粧料組成物であって、
水相中に、
２５℃で固体の水分散性紫外線吸収剤、
会合性増粘剤、
カルボン酸変性シリコーン、及び
塩基性化合物
を含む、組成物。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記水分散性紫外線吸収剤が、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、トリスビフェニルトリアジン、及びビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンからなる群より選択される少なくとも１つを含む、請求項１に記載の組成物。
【請求項３】
前記会合性増粘剤が、疎水変性ポリエーテルウレタン及び／又は疎水変性アルキルセルロースを含む、請求項１に記載の組成物。
【請求項４】
前記疎水変性ポリエーテルウレタンが、下記式（１）で示す構造を有する、請求項３に記載の組成物：
JPEG
2025173262000011.jpg
17
145
式（１）において、
Ｒ
１１
、Ｒ
１２
及びＲ
１４
は、それぞれ独立に炭化水素基を表し、
Ｒ
１３
は、ウレタン結合を有していてもよい炭化水素基を表し、
Ｒ
１５
は、直鎖、分岐鎖又は２級の炭化水素基を表し、
ｍは、２以上の数であり、
ｈは、１以上の数であり、かつ
ｋ及びｎは、それぞれ独立して、０～１０００の数である。
【請求項５】
前記疎水変性ポリエーテルウレタンが、Ｒ
１１
－［（Ｏ－Ｒ
１２
）
ｋ
－ＯＨ］
ｍ
で表される１種又は２種以上のポリエーテルポリオールと、Ｒ
１３
－（ＮＣＯ）
ｈ＋１
で表される１種又は２種以上のポリイソシアネートと、ＨＯ－（Ｒ
１４
－Ｏ）
ｎ
－Ｒ
１５
で表される１種又は２種以上のポリエーテルモノアルコールとの反応物である、請求項３に記載の組成物。
【請求項６】
前記カルボン酸変性シリコーンが、下記式（４）で示す構造を有する、請求項１に記載の組成物：
JPEG
2025173262000012.jpg
22
76
式（４）において、
Ｒｃは、一般式：－Ｒ
１
－（ＯＲ
２
）ｖ－（Ｏ）ｗ－Ｒ
３
－ＣＯＯＨ（ここで、Ｒ
１
は、炭素数２～２２の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を表し、Ｒ
２
は、炭素数２～４の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を表し、Ｒ
３
は、結合手（－）又は炭素数１～２２の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を表し、ｖは、０～２００の数を表し、ｗは０又は１の数を表す）で示されるカルボキシル基含有有機基を表し、
各Ｒｘは、それぞれ同一又は異なり、炭素数１～２２のアルキル若しくはアルコキシ基又はフェニル基を表し、
各Ｒｙは、Ｒｃ又はＲｘを表し、
ａ及びｂは、それぞれ、正の数であり、
ａ＋ｂは、２～２０の範囲の数であり、かつ
ａ／ｂは、０．３～３．０の範囲である。
【請求項７】
水中油型乳化化粧料組成物であって、かつ
油相中に、油性の紫外線吸収剤を更に含む、
請求項１に記載の組成物。
【請求項８】
日焼け止め化粧料用である、請求項１～７のいずれか一項に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、水中油型乳化化粧料組成物又は水系化粧料組成物に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、サンケア製品として、みずみずしい使用性をもつ水中油型乳化化粧料組成物が消費者に好まれている。
【０００３】
例えば、特許文献１では、（Ａ）特定の構造を有し、室温（２５℃）で液状のカルボン酸変性シリコーン、（Ｂ）水溶性増粘剤、（Ｃ）塩基性化合物、及び（Ｄ）疎水性微粒子金属酸化物からなる無機紫外線防御剤を含み、成分（Ｄ）が水相中に分散した構造を有する、化粧料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開第２０２０／０３６０６４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
サンケア製品に使用されうる紫外線防御剤として、水分散性紫外線吸収剤が知られている。しかしながら、水分散性紫外線吸収剤を配合している化粧料は、高い紫外線防御効果を示せる一方で、耐水性が劣っているという課題がある。
しかしながら、
【０００６】
本発明は、上記の事情を改善しようとするものであり、その目的は、水分散性紫外線吸収剤を含んでおり、かつ良好な耐水性を有する水中油型乳化化粧料組成物又は水系化粧料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の目的を達成する本発明は、以下のとおりである。
【０００８】
〈態様１〉
水中油型乳化化粧料組成物又は水系化粧料組成物であって、
水相中に、
２５℃で固体の水分散性紫外線吸収剤、
会合性増粘剤、
カルボン酸変性シリコーン、及び
塩基性化合物
を含む、組成物。
〈態様２〉
前記水分散性紫外線吸収剤が、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、トリスビフェニルトリアジン、及びビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンからなる群より選択される少なくとも１つを含む、態様１に記載の組成物。
〈態様３〉
前記会合性増粘剤が、疎水変性ポリエーテルウレタン及び／又は疎水変性アルキルセルロースを含む、態様１又は２に記載の組成物。
〈態様４〉
前記疎水変性ポリエーテルウレタンが、下記式（１）で示す構造を有する、態様３に記載の組成物：
JPEG
2025173262000001.jpg
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145
式（１）において、
Ｒ
１１
、Ｒ
１２
及びＲ
１４
は、それぞれ独立に炭化水素基を表し、
Ｒ
１３
は、ウレタン結合を有していてもよい炭化水素基を表し、
Ｒ
１５
は、直鎖、分岐鎖又は２級の炭化水素基を表し、
ｍは、２以上の数であり、
ｈは、１以上の数であり、かつ
ｋ及びｎは、それぞれ独立して、０～１０００の数である。
〈態様５〉
前記疎水変性ポリエーテルウレタンが、Ｒ
１１
－［（Ｏ－Ｒ
１２
）
ｋ
－ＯＨ］
ｍ
で表される１種又は２種以上のポリエーテルポリオールと、Ｒ
１３
－（ＮＣＯ）
ｈ＋１
で表される１種又は２種以上のポリイソシアネートと、ＨＯ－（Ｒ
１４
－Ｏ）
ｎ
－Ｒ
１５
で表される１種又は２種以上のポリエーテルモノアルコールとの反応物である、態様３又は４に記載の組成物。
〈態様６〉
前記カルボン酸変性シリコーンが、下記式（４）で示す構造を有する、態様１～５のいずれか一項に記載の組成物：
JPEG
2025173262000002.jpg
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式（４）において、
Ｒｃは、一般式：－Ｒ
１
－（ＯＲ
２
）ｖ－（Ｏ）ｗ－Ｒ
３
－ＣＯＯＨ（ここで、Ｒ
１
は、炭素数２～２２の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を表し、Ｒ
２
は、炭素数２～４の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を表し、Ｒ
３
は、結合手（－）又は炭素数１～２２の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を表し、ｖは、０～２００の数を表し、ｗは０又は１の数を表す）で示されるカルボキシル基含有有機基を表し、
各Ｒｘは、それぞれ同一又は異なり、炭素数１～２２のアルキル若しくはアルコキシ基又はフェニル基を表し、
各Ｒｙは、Ｒｃ又はＲｘを表し、
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、水分散性紫外線吸収剤を含んでおり、かつ良好な耐水性を有する水中油型乳化化粧料組成物を提供することができる。
【００１０】
また、本発明によれば、水分散性紫外線吸収剤を含んでおり、かつ良好な耐水性を有する水系化粧料組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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