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公開番号2025172843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2025141005,2024130681
出願日2025-08-27,2012-06-27
発明の名称向上した3Dオーディオ作成および表現のためのシステムおよびツール
出願人ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04S 7/00 20060101AFI20251118BHJP(電気通信技術)
要約【課題】オーディオ再生データのオーサリングおよびレンダリングのための改善されたツールが提供される。
【解決手段】いくつかのそのようなオーサリング・ツールは、オーディオ再生データが幅広い多様な再生環境のために一般化されることを許容する。オーディオ再生データは、オーディオ・オブジェクトについてのメタデータを生成することによってオーサリングされうる。メタデータは、スピーカー・ゾーンを参照して生成されてもよい。レンダリング・プロセスの間、オーディオ再生データは特定の再生環境の再生スピーカー・レイアウトに従って再生されてもよい。
【選択図】図22

特許請求の範囲【請求項1】
一つまたは複数のオーディオ・オブジェクトおよび該一つまたは複数のオーディオ・オブジェクトのそれぞれに関連付けられたメタデータを含むオーディオ再生データを受領する段階と;
再生環境における再生スピーカーの数の指示および前記再生環境内の各再生スピーカーの位置の指示を含む再生環境データを受領する段階と;
各オーディオ・オブジェクトに振幅パン・プロセスを適用することにより前記オーディオ・オブジェクトを一つまたは複数のスピーカー・フィード信号にレンダリングする段階であって、前記振幅パン・プロセスは少なくとも部分的には各オーディオ・オブジェクトに関連付けられたメタデータ、一つまたは複数の仮想スピーカーのそれぞれの位置および前記再生環境内の各再生スピーカーの位置に基づき、各スピーカー・フィード信号は、前記再生環境内の再生スピーカーの少なくとも一つに対応する、段階とを含み、
各オーディオ・オブジェクトに関連付けられたメタデータは、前記再生環境内でのそのオーディオ・オブジェクトの意図された再生位置を示すオーディオ・オブジェクト座標とゾーン制約メタデータとを含み、前記ゾーン制約メタデータは、前記オーディオ・オブジェクトのレンダリングが、前記ゾーン制約メタデータによって示されるスピーカー・ゾーン内の一つまたは複数の再生スピーカーを無効にすることを含むかどうかに関わり、前記ゾーン制約メタデータによって示されるスピーカー・ゾーンのうちの少なくとも一つについて、そのゾーン内のすべての再生スピーカーが無効にされる、方法。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記ゾーン制約メタデータによって示されるスピーカー・ゾーンは、前方領域、左領域、右領域、左後方領域、右後方領域、上領域および背後領域のうちの一つまたは複数に対応する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記前方領域が、映画館再生環境の、スクリーンが位置している領域に、あるいは家庭の、テレビジョン・スクリーンが位置している領域に対応する、請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記ゾーン制約メタデータによって示されるスピーカー・ゾーン内の一つまたは複数の再生スピーカーを無効にすることが、前記ゾーン制約メタデータによって示されるスピーカー・ゾーン内の前記一つまたは複数の再生スピーカーをオフであると見なすことによって利得を計算するためのパンの式を適用することを含む、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記ゾーン制約メタデータはスピーカー・ゾーン同定フラグを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
インターフェース・システムと;
論理システムとを含む装置であって、当該装置は、請求項1ないし5のうちいずれか一項記載の方法を実行するよう構成されている、
装置。
【請求項7】
請求項1ないし5のうちいずれか一項記載の方法を実行するコンピュータ・プログラム・プロダクト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は2011年7月1日に出願された米国仮出願第61/504,005号および2012年4月20日に出願された米国仮出願第61/636,076号の優先権を主張するものである。両出願はここに参照によってあらゆる目的について全体において組み込まれる。
続きを表示(約 2,600 文字)【0002】
技術
本開示は、オーディオ再生データのオーサリングおよびレンダリングに関する。特に、本開示は、映画館サウンド再生システムのような再生環境のためのオーディオ再生データのオーサリングおよびレンダリングに関する。
【背景技術】
【0003】
1927年に映画に音声が導入されて以来、映画サウンドトラックの芸術的な意図を捉えてそれを映画館環境で再現するために使われる技術は着実に進歩を遂げてきた。1930年代にはディスク上の同期されたサウンドはフィルム上の可変領域サウンドに取って代わられ、それは1940年代にはさらに、劇場の音響の考察および改善されたスピーカー設計により改善された。それとともにマルチトラック録音および方向制御可能な再生(音を動かすために制御トーンを使う)の早期の導入があった。1950年代および1960年代には、フィルムの磁気ストライプにより劇場での多チャネル再生が可能になり、サラウンド・チャネル、高級なシアターでは5つのスクリーン・チャネルまでを導入した。
【0004】
1970年代には、ドルビーは、ポストプロダクションおよびフィルム上の両方におけるノイズ削減を、3つのスクリーン・チャネルおよびモノのサラウンド・チャネルとの混合をエンコードおよび配布するコスト効率のよい手段とともに、導入した。映画館サウンドの品質は1980年代には、ドルビー・スペクトラル・レコーディング(SR: Spectral Recording)ノイズ削減およびTHXのような認証プログラムによってさらに改善された。ドルビーは1990年代に、離散的な左、中央および右スクリーン・チャネル、左および右のサラウンド・アレイおよび低域効果のためのサブウーファー・チャネルを与える5.1チャネル・フォーマットをもって映画館にデジタル・サウンドをもたらした。2010年に導入されたドルビー・サラウンド7.1は、既存の左および右サラウンド・チャネルを四つの「ゾーン」に分割することによって、サラウンド・チャネルの数を増やした。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
V. Pulkki、Compensating Displacement of Amplitude-Panned Virtual Sources、Audio Engineering Society (AES) International Conference on Virtual, Synthetic and Entertainment Audio
D. de Vries、Wave Field Synthesis、AES Monograph 1999
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
チャネル数が増え、スピーカー・レイアウトが平面的な二次元(2D)アレイから高さを含む三次元(3D)アレイに遷移するにつれ、サウンドを位置決めし、レンダリングするタスクはますます難しくなる。改善されたオーディオ・オーサリングおよびレンダリング方法が望ましいであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示において記述される主題のいくつかの側面は、オーディオ再生データをオーサリングおよびレンダリングするためのツールにおいて実装できる。そのようないくつかのオーサリング・ツールは、オーディオ再生データが幅広い多様な再生環境のために一般化されることを許容する。そのような実装のいくつかによれば、オーディオ再生データは、オーディオ・オブジェクトについてのメタデータを生成することによってオーサリングされる。メタデータは、スピーカー・ゾーンを参照して生成されてもよい。レンダリング・プロセスの間、オーディオ再生データは特定の再生環境の再生スピーカー・レイアウトに従って再生されてもよい。
【0008】
本稿に記載されるいくつかの実装は、インターフェース・システムおよび論理システムを含む装置を提供する。論理システムは、インターフェース・システムを介して、一つまたは複数のオーディオ・オブジェクトおよび関連するメタデータを含むオーディオ再生データならびに再生環境データを受け取るよう構成されていてもよい。再生環境データは、再生環境における再生スピーカーの数の指示および再生環境内の各再生スピーカーの位置の指示を含んでいてもよい。論理システムは、少なくとも部分的には関連するメタデータおよび再生環境データに基づいて、オーディオ・オブジェクトを一つまたは複数のスピーカー・フィード信号にレンダリングするよう構成されていてもよい。ここで、各スピーカー・フィード信号は、再生環境内の再生スピーカーの少なくとも一つに対応する。論理システムは、仮想スピーカー位置に対応するスピーカー利得を計算するよう構成されていてもよい。
【0009】
再生環境はたとえば、映画館サウンド・システム環境であってもよい。再生環境はドルビー・サラウンド5.1構成、ドルビー・サラウンド7.1構成または浜崎22.2サラウンド・サウンド構成を有していてもよい。再生環境データは、再生スピーカー位置を示す再生スピーカー・レイアウト・データを含んでいてもよい。再生環境データは、再生スピーカー領域および該再生スピーカー領域と一致する再生スピーカー位置を示す再生スピーカー・ゾーン・レイアウト・データを含んでいてもよい。
【0010】
メタデータは、オーディオ・オブジェクト位置を単一の再生スピーカー位置にマッピングするための情報を含んでいてもよい。レンダリングは、所望されるオーディオ・オブジェクト位置、該所望されるオーディオ・オブジェクト位置から参照位置までの距離、オーディオ・オブジェクトの速度またはオーディオ・オブジェクト・コンテンツ型の一つまたは複数に基づいて総合利得を生成することに関わってもよい。メタデータは、オーディオ・オブジェクトの位置を一次元曲線または二次元面に制約するためのデータを含んでいてもよい。メタデータはオーディオ・オブジェクトについての軌跡データを含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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