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公開番号2025172431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024077933
出願日2024-05-13
発明の名称比表面積を低下させた粉体の製造方法及び粉体製造装置
出願人日本コンクリート工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C01F 11/18 20060101AFI20251118BHJP(無機化学)
要約【課題】比表面積を低下させた粉体を容易に製造可能な比表面積を低下させた粉体の製造方法及び粉体製造装置を提供する。
【解決手段】金属イオンを含む溶液3に対して二酸化炭素を含むガスGを供給することで金属イオンと炭酸イオンとを反応させて中間体7を生成する反応工程と、中間体7を溶液3から分離して粉体である炭酸塩鉱物粉体2を生成する分離工程と、を備える。反応工程中に、中間体7の比表面積を低下させるための界面活性剤Sを溶液3に添加する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属イオンを含む溶液に対して二酸化炭素を含むガスを供給することで前記金属イオンと炭酸イオンとを反応させて中間体を生成する反応工程と、
前記中間体を前記溶液から分離して粉体である炭酸塩鉱物粉体を生成する分離工程と、を備え、
前記反応工程中に、前記中間体の比表面積を低下させるための界面活性剤を前記溶液に添加する
ことを特徴とする比表面積を低下させた粉体の製造方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
粉体は、フレッシュコンクリート用の混和材またはアスファルト混合物用のフィラー材であり、
金属イオンは、カルシウムイオンである
ことを特徴とする請求項1記載の比表面積を低下させた粉体の製造方法。
【請求項3】
金属イオンを含む溶液が導入される反応槽と、
この反応槽に導入された前記溶液に対して二酸化炭素を含むガスを供給するガス供給手段と、
このガス供給手段により前記ガスを前記溶液に対して供給しているときに、前記金属イオンと炭酸イオンとの反応により生じる中間体の比表面積を低下させるための界面活性剤を前記溶液に添加する添加手段と、
前記中間体を前記溶液から分離して粉体である炭酸塩鉱物粉体を生成する分離手段と、
を備えることを特徴とする粉体製造装置。
【請求項4】
粉体は、フレッシュコンクリート用の混和材またはアスファルト混合物用のフィラー材であり、
金属イオンは、カルシウムイオンである
ことを特徴とする請求項3記載の粉体製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体である炭酸塩鉱物粉体を製造する比表面積を低下させた粉体の製造方法及び粉体製造装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばコンクリート製造工程で発生するコンクリートスラッジに対して加水撹拌し、溶出したカルシウム成分に対して二酸化炭素を反応させることにより炭酸カルシウムを得て、その炭酸カルシウムを分離・脱水することにより粉体として生成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7257582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように製造された粉体は、粒径が1~100μm程度であり、表面に不規則な凹凸があり、また微小な孔も全面に散らばって存在しているので、比表面積(BET比表面積)が非常に大きく、5~50m

/g程度である。そのため、この粉体を例えばフレッシュコンクリートの混和材として用いた場合やアスファルト混合物のフィラー材として用いた場合に、コンクリート配合における混和剤(薬様)やアスファルト乳剤、添加剤の多くが粉体表面の凹凸や孔に付着し、必要な性能を得るための使用量が多く、製造単価が高くなるという課題がある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、比表面積を低下させた粉体を容易に製造可能な比表面積を低下させた粉体の製造方法及び粉体製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の比表面積を低下させた粉体の製造方法は、金属イオンを含む溶液に対して二酸化炭素を含むガスを供給することで前記金属イオンと炭酸イオンとを反応させて中間体を生成する反応工程と、前記中間体を前記溶液から分離して粉体である炭酸塩鉱物粉体を生成する分離工程と、を備え、前記反応工程中に、前記中間体の比表面積を低下させるための界面活性剤を前記溶液に添加する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、比表面積を低下させた粉体を製造可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態の粉体製造装置の例を模式的に示す説明図である。
同上粉体製造装置を用いて比表面積を低下させた粉体の製造方法により製造された粉体である炭酸塩鉱物粉体の一部を拡大して模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1において、1は粉体製造装置である。粉体製造装置1は、原素材を用い、二酸化炭素を固定化した乾燥状態の粉体である炭酸塩鉱物粉体2(以下、単に粉体2という)を製造する二酸化炭素固定化装置である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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