TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025156767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-15
出願番号
2024059417
出願日
2024-04-02
発明の名称
ゼオライトの製造方法
出願人
エヌ・イーケムキャット株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01B
39/48 20060101AFI20251007BHJP(無機化学)
要約
【課題】籾殻をアルカリ溶液と反応させる工程を必要とせずに、煤捕集性能と圧損の長期性能に優れるゼオライトの製造方法を提供する。
【解決手段】0.3~3.0重量%のカリウムを含む籾殻由来のシリカ源と構造規定剤とを含む混合物を準備する工程、上記混合物を加熱し、ゼオライト前駆体を得る工程、および上記ゼオライト前駆体を焼成する工程を含む、ゼオライトの製造方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
0.3~3.0重量%のカリウムを含む籾殻由来のシリカ源と構造規定剤とを含む混合物を準備する工程、
前記混合物を加熱し、ゼオライト前駆体を得る工程、および
前記ゼオライト前駆体を焼成する工程
を含む、ゼオライトの製造方法。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記準備工程が、
籾殻を焼成する工程、および
酸処理によって、前記シリカ源のカリウム量を0.3~3.0重量%にする工程
を含む工程により前記籾殻由来のシリカ源を得る工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記酸がクエン酸を少なくとも含む、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記構造規定剤が、四級アンモニウム化合物を少なくとも含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記構造規定剤が、テトラプロピルアンモニウム化合物およびジメチルジプロピルアンモニウム化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記混合物が、フッ化物をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記混合物が籾殻由来シリカ源以外のアルカリ溶液を含まない、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
前記混合物が、モル比で以下の要件:
・0.001以下のAl
2
O
3
/SiO
2
・0.0002~0.02のTPA
+
/SiO
2
・0.02~0.2のDMDPA
+
/SiO
2
・0.5~5のH
2
O/SiO
2
・0.01~0.5のOH
-
/SiO
2
、および
・0.01~0.4のF
-
/SiO
2
を満たす、請求項1に記載の製造方法。
【請求項9】
前記ゼオライトのSARが100以上である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項10】
前記ゼオライトがMFI型構造である、請求項1に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ゼオライトを製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ゼオライトは、有機合成用触媒や、自動車排ガスからのPM粒子の除去フィルター、自動車用のNOxを低減する排ガス浄化触媒として様々に使用されている。
特にアンモニアまたはアンモニア前駆体が還元剤として使用される選択的還元プロセス触媒(SCR触媒)には、ゼオライトが数多く含まれている。
【0003】
近年、自動車業界では、持続可能な社会のために、自動車に利用する再生プラの割合が新たな規制項目に加えられ、製造~廃棄までに係る温室効果ガスの排出量(LCA)についての規制が増えている。そのため、低LCAや低環境負荷な材料由来のゼオライトの需要が増えている。なかでも、非可食バイオマスであり、シリカ含有量の高い籾殻の灰をシリカ源に用いたゼオライトの研究が盛んに行われている。
【0004】
例えば、特許文献1では、籾殻をアルカリ性水溶液と反応させて得られるケイ素含有アルカリ性溶液をシリカ源として用いて水熱合成反応を行うゼオライトの合成方法が開示されている。
【0005】
また、ガソリン自動車用の排ガス浄化フィルター向けとしては、柱形MFI型ゼオライトを添加することで圧力損失が改善されることが特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平01-037412号公報
特開2022―66003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1で提案されているゼオライトの合成方法は、籾殻をアルカリ溶液と反応させる工程を含んでおり、その後の工程でH型にするためにイオン交換工程が追加で必要になるため、生産性の点で不利な場合がある。また、特許文献2で開示されているゼオライトは、煤捕集性能と圧損の長期性能で一定程度の効果が得られているものの、満足できるものではなかった。
【0008】
本開示は、上記課題に鑑み、籾殻をアルカリ溶液と反応させる工程を必要とせずに、煤捕集性能と圧損の長期性能に優れるゼオライトの製造方法を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示者は、鋭意検討した結果、籾殻由来のシリカ源におけるカリウム含量を所定範囲にすることで、煤捕集性能と圧損の長期性能に優れ、生産性に優れるゼオライトを製造できることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
本開示の一実施態様によれば、0.3~3.0重量%のカリウムを含む籾殻由来のシリカ源と構造規定剤とを含む混合物を準備する工程、上記混合物を加熱し、ゼオライト前駆体を得る工程、および上記ゼオライト前駆体を焼成する工程を含む、ゼオライトの製造方法が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社タクマ
固体炭素化設備
今日
三菱重工業株式会社
加熱装置
今日
東ソー株式会社
CHA型ゼオライトの製造方法
10日前
東ソー株式会社
CHA型ゼオライトの製造方法
10日前
日揮触媒化成株式会社
珪酸液およびその製造方法
3日前
株式会社小糸製作所
水分解装置
18日前
株式会社小糸製作所
水素発生装置
18日前
デンカ株式会社
窒化ケイ素粉末
2日前
デンカ株式会社
窒化ケイ素粉末
2日前
株式会社三井E&S
アンモニア改質装置
10日前
三菱ケミカル株式会社
槽の洗浄方法及びシリカ粒子の製造方法
8日前
デンカ株式会社
窒化ケイ素粉末の製造方法
7日前
デンカ株式会社
セラミックス粉末の製造方法
7日前
大阪瓦斯株式会社
酸化物複合体
8日前
トヨタ自動車株式会社
光触媒を用いた水素ガス製造装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
光触媒を用いた水素ガス製造装置
8日前
大阪瓦斯株式会社
水素製造装置及びその運転方法
8日前
トヨタ自動車株式会社
光触媒を用いた水素ガス製造装置
今日
デンカ株式会社
窒化ホウ素粉末の製造方法
8日前
アサヒプリテック株式会社
濃縮方法
8日前
アサヒプリテック株式会社
濃縮方法
8日前
日揮触媒化成株式会社
粉体及びその製造方法、並びに樹脂組成物
7日前
株式会社レゾナック
球状アルミナ粉末
7日前
日本化学工業株式会社
コアシェル型負熱膨張材およびその製造方法
22日前
東ソー株式会社
アルカリ金属の除去方法
9日前
南海化学株式会社
塩基性塩化アルミニウム含有組成物
18日前
南海化学株式会社
塩基性塩化アルミニウム含有組成物
18日前
日本電気株式会社
繊維状カーボンナノホーン集合体の接着分離方法
3日前
デンカ株式会社
窒化ホウ素粉末、及び樹脂成形体
3日前
日揮触媒化成株式会社
シリカ微粒子分散液およびその製造方法
14日前
デンカ株式会社
窒化ホウ素粉末、及び樹脂成形体
3日前
エヌ・イーケムキャット株式会社
ゼオライトの製造方法
2日前
株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ
四塩化チタン製造方法
7日前
デンカ株式会社
窒化ケイ素粉末、及びその製造方法
7日前
デンカ株式会社
窒化ケイ素粉末、及びその製造方法
7日前
日揮触媒化成株式会社
多孔質の三次粒子を含む粉体、及びその製造方法
3日前
続きを見る
他の特許を見る