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公開番号
2025169550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074337
出願日
2024-05-01
発明の名称
紙葉分離搬送装置、及び紙葉取扱装置
出願人
日本金銭機械株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65H
5/06 20060101AFI20251107BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ジャム処理作業、その他のメンテナンス作業性を改善した紙葉分離搬送装置、及び紙葉取扱装置を提供する。
【解決手段】分離部100を構成するフィードローラ110、及び摩擦分離部材130と、分離された一枚の紙葉B1を引出して下流に向けて送出する引出し搬送部250と、少なくとも繰出しローラ、及びフィードローラを紙葉の搬送処理が可能な処理可能位置と紙葉の搬送処理が不能な処理不能位置との間で回動自在に軸支する軸支部650、660と、を備え、繰出しローラ、及びフィードローラが処理可能位置にある時にフィードローラは引出し搬送部250と近接した位置にあり、繰出しローラ、及びフィードローラが処理不能位置に退避した時にフィードローラは引出し搬送部から離間する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
紙葉受入れ処理ユニットを紙葉収納処理ユニットに固定した第1モジュールと、該第1モジュールと着脱可能に連結された下流側モジュールと、各種制御対象を制御する制御手段と、を備えた紙葉分離搬送装置であって、
前記紙葉受入れ処理ユニットは、前面に紙葉を受入れる開口部を備えたフレームと、該フレームの前面に着脱自在に取り付けられる給紙トレイと、前記給紙トレイ上の紙葉束から紙葉を繰出す繰出しローラと、該繰出しローラにより繰出された重送状態にある紙葉を一枚に分離する分離部を構成するフィードローラ、及び摩擦分離部材と、前記分離部により分離された一枚の紙葉を引出して下流に向けて送出する引出し搬送部と、少なくとも前記繰出しローラ、及び前記フィードローラを紙葉の搬送処理が可能な処理可能位置と紙葉の搬送処理が不能な処理不能位置との間で揺動自在に前記フレームに対して軸支する軸支部と、を備え、
前記繰出しローラ、及び前記フィードローラが前記処理可能位置にある時に前記フィードローラは前記引出し搬送部と近接した位置にあり、前記繰出しローラ、及び前記フィードローラが前記処理不能位置に退避した時に前記フィードローラは前記引出し搬送部から離間することを特徴とする紙葉分離搬送装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記紙葉受入れ処理ユニットは、前記引出し搬送部から送出されてきた紙葉を前記紙葉収納処理ユニットへ向けて搬送する第1搬送機構と、前記紙葉収納処理ユニットから逆送されてきた紙葉を受ける返却紙葉集積部に返却搬送する第2搬送機構と、を備え、
前記軸支部は、第1可動ベースを前記フレームに対して回動自在に軸支する第1軸支部と、該第1可動ベースに対して第2可動ベースを回動自在に軸支する第2軸支部と、を備え、
前記第1可動ベースには少なくとも前記第2搬送機構を構成する搬送部品の一部が搭載され、
前記第2可動ベースには少なくとも前記繰出しローラ、前記フィードローラ、及び前記第1搬送機構を構成する搬送部品の他の一部が搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉分離搬送装置。
【請求項3】
初期状態においては前記繰出しローラ、及び前記フィードローラを前記処理可能位置に係止すると共に、解除操作されたときに前記係止を解除して前記繰出しローラ、及び前記フィードローラが前記処理不能位置に回動することを許容するラッチ機構を備え、
前記ラッチ機構は、前記紙葉受入れ処理ユニットから前記給紙トレイを取り外した状態でのみ前方から解除操作が可能な第1解除機構と、前記紙葉受入れ処理ユニットに前記給紙トレイが装着された状態で前方以外の方向から解除操作が可能な第2解除機構と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の仕様分離搬送装置。
【請求項4】
前記ラッチ機構は、前記第2可動ベース側に進退自在に設けられて固定部に設けた固定側係止部に対して係脱するラッチ部材と、該ラッチ部材を前記固定側係止部に係止する方向に付勢する弾性部材と、前記ラッチ部材に設けられて前方からの操作により該ラッチ部材を前記固定側係止部から解除させる方向へ移動させる第1解除操作部と、前記固定部側に進退自在に設けられて前記ラッチ部材を前方とは異なる方向からの操作により前記固定側係止部と解除させる方向へ移動させる第2解除操作部と、を備え、
前記ラッチ機構は、前記第2可動ベースにより支持された前記繰出しローラ、及び前記フィードローラが前記処理可能位置にある時には前記ラッチ部材が前記固定側係止部に係止された状態を維持し、前記第1解除操作部、又は第2解除操作部が解除操作された時に前記繰出しローラ、及び前記フィードローラが前記処理不能位置に移動することを許容することを特徴とする請求項1に記載の紙葉分離搬送装置。
【請求項5】
前記下流側モジュールに対して前記第1モジュールを着脱自在に連結するロック機構を備え、
前記ロック機構は、前記紙葉受入れ処理ユニットの固定部により前後方向へ進退自在に支持されたリリース操作片と、前記紙葉受入れ処理ユニットの固定部に設けた軸により回動自在に軸支されて前記リリース操作片により回動操作される被操作片と、前記紙葉収納処理ユニットの固定部に設けた軸により回動自在に軸支され、前記下流側モジュールの固定部に対して係止するロック姿勢と該係止を解除したロック解除姿勢との間を回動するロック片と、を備え、
前記リリース操作片を後方に押し込むか、或いは前方へ引き出すことにより前記被操作片が前記ロック片を前記解除方向へ作動させることを特徴とする請求項1に記載の紙葉分離搬送装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか一項に記載の紙葉分離搬送装置を備えたことを特徴とする紙葉取扱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は紙葉分離搬送装置、及び紙葉取扱装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
入金部にセットされた紙幣束から一枚ずつ取り出して搬送して金庫に収納する紙幣分離搬送装置は、紙幣入金機、紙幣計数機、各種自動販売機、遊技場の遊技媒体貸出機等の紙幣取扱装置に装備される。
例えば、小売店に設置される紙幣分離搬送装置では、キャッシュレジスターから集めた売上の紙幣を受入れて一括管理する。
紙幣分離搬送装置において紙幣の重送が発生すると識別を含めた正確な入金処理、計数処理等が妨げられるため重送防止機構が装備される。重送防止機構を通過した一枚の紙幣は識別装置により真贋、金種等を判定され、受入れ可能であると判定されたものが金庫に収納される。
金庫は、現金を警送する警備会社等の特別の権限を有した者によってのみ取外しや内部の紙幣へのアクセスが可能とされている。一方、金庫よりも上流側の紙幣の搬送経路においてジャム等が発生したことにより装置が停止した場合には、通常の管理者によるジャム処理が求められることが多い。即ち、セキュリティーエリアとしての金庫と、セキュリティーエリアでない上流側の搬送経路とを予め分けておき、該上流側の搬送経路で発生したジャムは通常の管理者に処理させる。また、ジャム処理の利便性向上の要請から、紙幣分離搬送装置を紙幣取扱装置に装着したままでジャム処理ができることが求められている。
【0003】
特許文献1のバルクドキュメントフィーダ(文書処理装置)は、トレイ上にセットされた紙葉束から一枚ずつ取り出して搬送するピックアップ部、重送されてきた紙葉を分離する分離部、及び分離部により分離された紙葉を引出して下流側に搬送する引出し部を備えたバルクフィーダモジュールと、引出し部を通過した紙葉を金庫に向けて搬送するアクセプタモジュールと、両モジュールの直下に配置された金庫と、を備える。バルクフィーダモジュールはアクセプタモジュールに対して着脱可能に結合している。金庫にアクセスするために設けられたドアがバルクフィーダモジュールの前面を塞ぐように配置されているが、このドアにはトレイ上の紙葉を受入れる狭い開口部が形成されている。トレイを備えたベゼルがこの開口部の外側に着脱される。
この従来例では紙幣分離搬送装置を紙幣取扱装置に装着したままでジャム処理ができるようにするために前記開口部を利用している。即ち、搬送経路でジャムが発生した場合、トレイを備えたベゼルを取り外して開口部を露出させた上で、ジャム発生箇所が開口部から見える内部位置であれば、開口部を利用した外部からの作業によりジャム処理を行うようにしている。また、ピックアップ部を構成するフィーダプーリ、分離部を構成する高摩擦プーリ、及び引出し部の一部をカートリッジ化しておき、開口部から見えない内奥部でジャムが起きている場合には、開口部からの操作によりこのカートリッジをバルクフィーダモジュールの残りの部分に対して取外し可能としている。取り外したカートリッジを開口部から外部へ取り外すことにより紙幣搬送経路の内奥部を露出させることができ、開口部からの操作によりアクセプタモジュールの内奥部で発生したジャム紙幣の処理を可能としている。
【0004】
一方、バルクフィーダモジュールとアクセプタモジュールを紙幣取扱装置内に残した状態では、狭い開口部からの作業により処理できるジャムの範囲に限界がある。特に下流側に位置するアクセプタモジュール内で発生したジャム処理は難しい。このため、バルクフィーダモジュールとアクセプタモジュールを、金庫を含むモジュールから取外して紙幣取扱装置の外部でジャム処理できるようにしている。
【0005】
しかし、この場合も、カートリッジを取り外した後での装置内奥部のジャム処理は狭い開口部からの作業となるため作業性が悪かった。また、装置内奥部に位置する搬送ローラや、通紙センサの光学部品のクリーニングについても作業性が悪かった。
このため、これらの問題点の改善が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第8、662、490号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ジャム処理作業、その他のメンテナンス作業性を改善した紙葉分離搬送装置、及び紙葉取扱装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る紙葉分離搬送装置は、紙葉受入れ処理ユニットを紙葉収納処理ユニットに固定した第1モジュールと、該第1モジュールと着脱可能に連結された下流側モジュールと、各種制御対象を制御する制御手段と、を備え、前記紙葉受入れ処理ユニットは、前面に紙葉を受入れる開口部を備えたフレームと、該フレームの前面に着脱自在に取り付けられる給紙トレイと、前記給紙トレイ上の紙葉束から紙葉を繰出す繰出しローラと、該繰出しローラにより繰出された重送状態にある紙葉を一枚に分離する分離部を構成するフィードローラ、及び摩擦分離部材と、前記分離部により分離された一枚の紙葉を引出して下流に向けて送出する引出し搬送部と、少なくとも前記繰出しローラ、及び前記フィードローラを紙葉の搬送処理が可能な処理可能位置と紙葉の搬送処理が不能な処理不能位置との間で揺動自在に前記フレームに対して軸支する軸支部と、を備え、前記繰出しローラ、及び前記フィードローラが前記処理可能位置にある時に前記フィードローラは前記引出し搬送部と近接した位置にあり、前記繰出しローラ、及び前記フィードローラが前記処理不能位置に退避した時に前記フィードローラは前記引出し搬送部から離間することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ジャム処理作業、その他のメンテナンス作業性を改善した紙葉分離搬送装置、及び紙葉取扱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の紙葉分離搬送装置の一例の外観斜視図である。
(a)及び(b)は回動開閉機構が初期位置にある紙葉分離搬送装置の外観斜視図、及び内部構成を示す縦断面図である。
(a)及び(b)は回動開閉機構が第1の開放位置にある紙葉分離搬送装置の外観斜視図、及び内部構成を示す縦断面図である。
(a)及び(b)は回動開閉機構が第2の開放位置にある紙葉分離搬送装置の外観斜視図、及び内部構成を示す縦断面図である。
(a)及び(b)は回動開閉機構が第3の開放位置にある紙葉分離搬送装置の外観斜視図、及び内部構成を示す縦断面図である。
本発明の一実施形態に係る繰出し部、分離部、及び引出し搬送部の具体的な構成例を示す斜視図である。
(a)(b)(c)は給紙トレイの着脱構造を示す説明図である。
(a)は回動開閉機構が初期位置にある初期状態において給紙トレイをベゼルから取り外したことにより露出した開口部内、及びその周辺の斜視図であり、(b)は(a)の要部(XーX)縦断面図である。
(a)は回動開閉機構を作動させるラッチ機構を前面側から操作した場合の関連部品の動作を示す説明図であり、(b)はラッチ機構を側面側から操作した場合の関連部品の動作を示す説明図である。
ラッチ機構の細部構成を示す要部説明図である。
ロック機構Lとその周辺部品を示す斜視図である。
(a)、及び(b)は図11の要部縦断面図である。
図2、及び図6中に示された各可動部品と、それらに駆動力を伝達するギヤとの関係を示すギヤ配置図である。
(a)乃至(d)は、回動開閉機構Aが初期位置から第3の開放位置に回動する過程を示すと共に、第1可動ベースと第2可動ベース上にどのギヤが搭載されているかを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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