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公開番号
2025169040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-12
出願番号
2024074002
出願日
2024-04-30
発明の名称
液晶性樹脂及び液晶性樹脂組成物
出願人
ポリプラスチックス株式会社
代理人
個人
主分類
C08G
63/60 20060101AFI20251105BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】低誘電率及び低誘電正接を有する液晶性樹脂及びそれを含む液晶性樹脂組成物の提供。
【解決手段】本発明に係る液晶性樹脂は、溶融時に光学異方性を示し、下記構成単位(I)~(III)を含有し、下記構成単位(IV)及び(V)の各々を含有し又は含有せず、全構成単位に対し、構成単位(I)の含有量は2.5~30モル%、構成単位(II)の含有量は30~90モル%、構成単位(III)の含有量は5~35%、構成単位(IV)の含有量は0~32.5モル%、構成単位(V)の含有量は0~25モル%である。式中、Ar
1
及びAr
2
は、それぞれ独立して、フェニレン基等を、Y及びZは、それぞれ独立して、酸素原子又はイミノ基を表す。
(I)ジ-t-ブチルヒドロキノン及びそれらの誘導体
(II)6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸
(III)-(C=O)-Ar
1
-(C=O)-
(IV)-Y-Ar
2
-Z-
(V)4-ヒドロキシ安息香酸
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
溶融時に光学異方性を示す液晶性樹脂であって、
前記液晶性樹脂は、下記構成単位(I)、(II)、及び(III)を含有し、下記構成単位(IV)及び(V)の各々を含有し又は含有せず、
構成単位(I)の含有量は、全構成単位に対し、2.5~30モル%であり、
構成単位(II)の含有量は、全構成単位に対し、30~90モル%であり、
構成単位(III)の含有量は、全構成単位に対し、5~35%であり、
構成単位(IV)の含有量は、全構成単位に対し、0~32.5モル%であり、
構成単位(V)の含有量は、全構成単位に対し、0~25モル%である、
液晶性樹脂。
TIFF
2025169040000007.tif
34
134
(式中、Xは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1以上6以下の脂肪族鎖状炭化水素基を表す。)
TIFF
2025169040000008.tif
62
134
(式中、Ar
1
及びAr
2
は、それぞれ独立して、フェニレン基、ナフチレン基、又はビフェニリレン基を表す。Y及びZは、それぞれ独立して、酸素原子又はイミノ基を表す。)
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
構成単位(I)~(V)の合計の含有量は、全構成単位に対し、100モル%である、請求項1に記載の液晶性樹脂。
【請求項3】
前記構成単位(I)は、2,5-ジ-tert-ブチルヒドロキノン、2,6-ジ-tert-ブチルヒドロキノン、tert-ブチルヒドロキノン、及びそれらの誘導体からなる群より選ばれる1種又は2種以上に由来する構成単位である、請求項1又は2に記載の液晶性樹脂。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の液晶性樹脂を含む、液晶性樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の液晶性樹脂からなる成形品。
【請求項6】
請求項4に記載の液晶性樹脂組成物からなる成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶性樹脂及び液晶性樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶性樹脂は、優れた機械的強度、耐熱性、耐薬品性、電気的性質等をバランス良く有し、優れた寸法安定性も有するため高機能エンジニアリングプラスチックとして広く利用されている。一方、近年、携帯電話;無線LAN;GPS、VICS(登録商標)、ETC等のITS技術等の情報通信分野において著しい技術発達がなされている。これに応じて、マイクロ波、ミリ波等の高周波領域において適用できる高性能な高周波対応電子部品のニーズが強くなっている。このような電子部品を構成する材料は、個々の電子部品の設計に応じて、適切な誘電特性を有することが求められている。
【0003】
例えば、特許文献1には、2,3,5-トリメチルヒドロキノンに由来する構成単位を含む全芳香族ポリエステル樹脂は、高周波帯域での誘電特性が良好であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2021-187872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、本発明者らの検討によれば、液晶性樹脂において、誘電特性を向上させるために、アルキル基で置換されたヒドロキノンに由来する構成単位の含有量を増加させると、誘電率は低下しやすくなる反面、誘電正接は上昇しやすくなることが判明した。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑み、低誘電率及び低誘電正接を有する液晶性樹脂及びそれを含む液晶性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、tert-ブチル基で置換されたヒドロキノンから誘導される構成単位、6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸から誘導される構成単位、及びアリーレンジカルボン酸から誘導される構成単位を含有し、アレーンジオール、アレーンジアミン、又はヒドロキシアリールアミンから誘導される構成単位及び4-ヒドロキシ安息香酸から誘導される構成単位の各々を含有し又は含有せず、各構成単位の含有量が特定の範囲である液晶性樹脂により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的に、本発明は、以下のものを提供する。
【0008】
(1) 溶融時に光学異方性を示す液晶性樹脂であって、
前記液晶性樹脂は、下記構成単位(I)、(II)、及び(III)を含有し、下記構成単位(IV)及び(V)の各々を含有し又は含有せず、
構成単位(I)の含有量は、全構成単位に対し、2.5~30モル%であり、
構成単位(II)の含有量は、全構成単位に対し、30~90モル%であり、
構成単位(III)の含有量は、全構成単位に対し、5~35%であり、
構成単位(IV)の含有量は、全構成単位に対し、0~32.5モル%であり、
構成単位(V)の含有量は、全構成単位に対し、0~25モル%である、
液晶性樹脂。
【0009】
TIFF
2025169040000001.tif
34
134
(式中、Xは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1以上6以下の脂肪族鎖状炭化水素基を表す。)
【0010】
TIFF
2025169040000002.tif
62
134
(式中、Ar
1
及びAr
2
は、それぞれ独立して、フェニレン基、ナフチレン基、又はビフェニリレン基を表す。Y及びZは、それぞれ独立して、酸素原子又はイミノ基を表す。)
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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