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公開番号
2025168975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-12
出願番号
2024073892
出願日
2024-04-30
発明の名称
樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、ペレット、成形体、射出成形体及び機器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20251105BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】優れた難燃性を有する熱可塑性樹脂組成物の提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂を主成分とするマトリックス1と、粒子径が0.1μm以上である複数の難燃剤粒子2と、粒子径が0.1μm以上である複数のエラストマー粒子3と、を含有する樹脂組成物であって、複数のエラストマー粒子3を構成するエラストマー材料は、熱可塑性エラストマーであり、複数のエラストマー粒子3は、マトリックス1中に分散しており、複数のエラストマー粒子3のうちの第1のエラストマー粒子3aと第2のエラストマー粒子3bとが20μm以下の間隔で存在し、第1のエラストマー粒子3aの中に複数の難燃剤粒子2のうちの第1の難燃剤粒子2aが存在し、第2のエラストマー粒子3bの中に複数の難燃剤粒子2のうちの第2の難燃剤粒子2bが存在する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂を主成分とするマトリックスと、粒子径が0.1μm以上である複数の難燃剤粒子と、粒子径が0.1μm以上である複数のエラストマー粒子と、を含有する樹脂組成物であって、
前記複数のエラストマー粒子を構成するエラストマー材料は、熱可塑性エラストマーであり、
前記複数のエラストマー粒子は、前記マトリックス中に分散しており、
前記複数のエラストマー粒子のうちの第1のエラストマー粒子と第2のエラストマー粒子とが20μm以下の間隔で存在し、
前記第1のエラストマー粒子の中に前記複数の難燃剤粒子のうちの第1の難燃剤粒子が存在し、前記第2のエラストマー粒子の中に前記複数の難燃剤粒子のうちの第2の難燃剤粒子が存在することを特徴とする樹脂組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1の難燃剤粒子を含む第1の難燃剤粒子群が、前記第1のエラストマー粒子中に分散しており、
前記第2の難燃剤粒子を含む第2の難燃剤粒子群が、前記第2のエラストマー粒子中に分散していることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記樹脂組成物の断面の10
2
μm
2
以上かつ130
2
μm
2
以下の面積範囲における10個以上の前記エラストマー粒子の50個数%以上は、前記マトリックスを介して離隔していることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記樹脂組成物の断面の10
2
μm
2
以上かつ130
2
μm
2
以下の面積範囲における10個以上の前記難燃剤粒子の50個数%以上は、前記複数のエラストマー粒子を構成するエラストマー材料を介して離隔していることを特徴とする請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記樹脂組成物の断面の、前記第1のエラストマー粒子、前記第2のエラストマー粒子、前記第1の難燃剤粒子および前記第2の難燃剤粒子を含む10
2
μm
2
以上かつ130
2
μm
2
以下の面積範囲における占有率は、
前記マトリックスが30面積%以上かつ90面積%以下であり、前記複数の難燃剤粒子が1面積%以上かつ50面積%以下であり、前記複数のエラストマー粒子を構成するエラストマー材料が1面積%以上かつ50面積%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記樹脂組成物中の、前記第1のエラストマー粒子、前記第2のエラストマー粒子、前記第1の難燃剤粒子および前記第2の難燃剤粒子を含む100
3
μm
3
以上かつ1mm
3
以下の体積範囲における組成は、
前記マトリックスが30質量%以上かつ90質量%以下であり、前記複数の難燃剤粒子が1質量%以上かつ50質量%以下であり、前記複数のエラストマー粒子を構成するエラストマー材料が1質量%以上かつ50質量%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記複数の難燃剤粒子は、250℃以上300℃以下で固体であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
前記複数の難燃剤粒子の粒子径は、0.1μm以上50μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項9】
前記複数の難燃剤粒子は、ホスフィン酸金属塩の粒子であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
前記複数の難燃剤粒子は、メラミンシアヌレートの粒子であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
熱可塑性樹脂にエラストマーや難燃剤を添加することで、力学特性や難燃性をコントロールできる。特許文献1乃至3には、エラストマーと難燃剤を含有する樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-152033公報
特開2010-47749号公報
特開平7-331033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1乃至3で開示されている樹脂組成物では、難燃性に改善の余地がある。そこで、本実施形態の一態様は、優れた難燃性を有する熱可塑性樹脂組成物の提供に向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の樹脂組成物は、
熱可塑性樹脂を主成分とするマトリックスと、粒子径が0.1μm以上である複数の難燃剤粒子と、粒子径が0.1μm以上である複数のエラストマー粒子と、を含有する樹脂組成物であって、
前記複数のエラストマー粒子を構成するエラストマー材料は、熱可塑性エラストマーであり、
前記複数のエラストマー粒子は、前記マトリックス中に分散しており、
前記複数のエラストマー粒子のうちの第1のエラストマー粒子と第2のエラストマー粒子とが20μm以下の間隔で存在し、
前記第1のエラストマー粒子の中に前記複数の難燃剤粒子のうちの第1の難燃剤粒子が存在し、前記第2のエラストマー粒子の中に前記複数の難燃剤粒子のうちの第2の難燃剤粒子が存在することを特徴とする
【発明の効果】
【0006】
本実施形態によれば、優れた難燃性を有する樹脂組成物を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の樹脂組成物のモルフォロジーを説明する模式図である。
本実施形態の樹脂組成物を成形してなる成形体における衝撃の緩和を説明する模式図である
本実施形態の樹脂組成物がフィラーを含有する場合のモルフォロジーを説明する模式図である。
本実施形態の機器を説明する模式図である。
実施例1、比較例1の断面SEM画像である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
≪樹脂組成物≫
本実施形態に係る樹脂組成物について詳細に説明する。図1は、本実施形態の樹脂組成物のモルフォロジーを説明する模式図である。図1(a)は、本実施形態の樹脂組成物のモルフォロジーを示し、図1(b)は、比較形態の樹脂組成物のモルフォロジーを示す。図1において、1はマトリックス、2は難燃剤粒子、3はエラストマー粒子である。
【0009】
図1(a)に示すように、本実施形態の樹脂組成物10は、マトリックス1と、難燃剤粒子2と、エラストマー粒子3と、を含有する。
【0010】
マトリックス1の主成分は、熱可塑性樹脂である。したがって、樹脂を主成分とするマトリックス1をマトリックス樹脂あるいは樹脂マトリックスと称することできる。複数の難燃剤粒子2の主成分は、有機材料であっても無機材料であってもよい。また、難燃剤粒子2の表面処理は必要に応じて実施しても良い。複数のエラストマー粒子3の主成分は、典型的には有機材料であるが、無機材料であってもよい。有機材料を主成分とするエラストマー粒子3を有機エラストマー粒子と称することができる。熱可塑性樹脂を主成分とするマトリックス1においては、主成分たる熱可塑性樹脂の質量が最も大きく、主成分たる熱可塑性樹脂のマトリックス1における質量は50質量%以上であることが好ましく、75質量%以上であることがより好ましく、90質量%以上であることがさらに好ましい。熱可塑性樹脂を主成分とするマトリックス1は、熱可塑性樹脂である主成分の他に、副成分を含んでいてもよく、この副成分は熱可塑性樹脂でなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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