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公開番号
2025168674
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-11
出願番号
2025117612,2023555377
出願日
2025-07-11,2021-04-26
発明の名称
L-リジン生産能が向上したコリネバクテリウム・グルタミカム変異株およびこれを用いたL-リジンの生産方法
出願人
デサン・コーポレイション
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
1/21 20060101AFI20251104BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】1つには、L-リジン生産能が向上したコリネバクテリウム・グルタミカム(Corynebacterium glutamicum)変異株を提供すること。
【解決手段】本発明は、L-リジン生産能が向上したコリネバクテリウム・グルタミカム変異株およびこれを用いたL-リジンの生産方法に関し、前記変異株は、アスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼを暗号化する遺伝子の発現を増加または強化させることにより、親菌株に比べてL-リジンの生産収率を向上させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼの活性が強化されてL-リジン生産能が向上したコリネバクテリウム・グルタミカム(Corynebacterium glutamicum)変異株。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記アスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼの活性の強化は、アスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼを暗号化する遺伝子に位置特異的変異を誘発するものである、請求項1に記載のコリネバクテリウム・グルタミカム変異株。
【請求項3】
前記アスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼを暗号化する遺伝子は、配列番号1のアミノ酸配列で表されるものである、請求項2に記載のコリネバクテリウム・グルタミカム変異株。
【請求項4】
前記変異株は、配列番号3または5で表されるアミノ酸配列を含むものである、請求項1に記載のコリネバクテリウム・グルタミカム変異株。
【請求項5】
a)請求項1に記載の変異株を培地で培養するステップと、
b)前記変異株または変異株が培養された培地からL-リジンを回収するステップとを含むL-リジンの生産方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、L-リジン生産能が向上したコリネバクテリウム・グルタミカム変異株およびこれを用いたL-リジンの生産方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
L-リジンは、人間や動物の体内で合成されない必須アミノ酸であって外部から供給されなければならず、一般的に、細菌や酵母のような微生物を用いた発酵によって生産される。L-リジンの生産は、自然状態で得られた野生型菌株やそのL-リジン生産能が向上するように変形された変異株を用いることができる。最近は、L-リジンの生産効率を改善させるために、L-アミノ酸およびその他の有用物質の生産に多く用いられる大腸菌、コリネバクテリウムなどの微生物を対象に遺伝子組換え技術を適用して、優れたL-リジン生産能を有する多様な組換え菌株または変異株およびこれを用いたL-リジンの生産方法が開発されている。
【0003】
韓国登録特許第10-0838038号および第10-2139806号によれば、L-リジンの生産に関連する酵素を含むタンパク質を暗号化する遺伝子の塩基配列またはアミノ酸配列を変更してその遺伝子の発現を増加させたり不要な遺伝子を除去することにより、L-リジン生産能を向上させることができる。また、韓国公開特許第10-2020-0026881号には、L-リジンの生産に関与する酵素を暗号化する遺伝子の発現を増加させるために、遺伝子の既存のプロモーターを強い活性を有するプロモーターに変更する方法を開示している。
【0004】
このようにL-リジン生産能を増加させる多様な方法が開発されているが、L-リジンの生産に直接間接的に関連づけられた酵素、転写因子、輸送タンパク質などタンパク質の種類が数十余種に達するため、このようなタンパク質の活性変化によるL-リジン生産能の増加の有無に関して依然として多くの研究が必要なのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国登録特許第10-0838038号
韓国登録特許第10-2139806号
韓国公開特許第10-2020-0026881号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、L-リジン生産能が向上したコリネバクテリウム・グルタミカム(Corynebacterium glutamicum)変異株を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、前記変異株を用いたL-リジンの生産方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、コリネバクテリウム・グルタミカム菌株を用いてL-リジン生産能が向上した新しい変異株を開発するために研究した結果、L-リジン生合成経路に関与するアスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼを暗号化するasd遺伝子のアミノ酸配列のうち特定位置のアミノ酸を置換した場合、L-リジンの生産量が増加することを確認することにより、本発明を完成した。
【0009】
本発明の一態様は、アスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼの活性が強化されてL-リジン生産能が向上したコリネバクテリウム・グルタミカム変異株を提供する。
【0010】
本発明で使用された「アスパルテートセミアルデヒドデヒドロゲナーゼ(aspartate-semialdehyde dehydrogenase)」は、L-リジン生合成経路の三番目の段階に関与する酵素としてNADPHを用いて、アスパルチルホスフェート(4-aspartyl phosphate)からアスパルテートセミアルデヒド(aspartate 4-semialdehyde)を生成する反応を触媒する酵素を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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