TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025167555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072310
出願日2024-04-26
発明の名称通信端末、プログラム、遠隔会議方法、遠隔会議システム、及びサーバ
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 7/15 20060101AFI20251030BHJP(電気通信技術)
要約【課題】遠隔会議における情報セキュリティを強化し得る技術を提供する。
【解決手段】通信端末(10)は、複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置(20)を介して他の拠点と通信する。通信端末(10)は、取得部、判断部、及び第1出力部を備える。取得部は、一の拠点における遠隔会議中の映像(S10)を取得する。判断部は、取得した映像に所定の被写体が含まれるか否か判断する(S13、S16)。第1出力処理部は、所定の被写体が含まれていると判断された場合、映像から所定の被写体の部分を除いた第1映像部分を外部装置に出力する第1出力処理を行う(S14、S17)。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する通信端末であって、
前記一の拠点における前記遠隔会議中の映像を取得する取得部と、
取得した前記映像に所定の被写体が含まれるか否か判断する判断部と、
前記映像に前記所定の被写体が含まれていると判断された場合、前記映像から前記所定の被写体の部分を除いた第1映像部分を前記外部装置に出力する第1出力処理を行う出力部と
を備える通信端末。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
取得した前記映像から人物部分を特定する特定部を備え、
前記判断部は、前記映像において、特定された前記人物部分を含む第2映像部分に、前記所定の被写体が含まれているか否か判断する、請求項1に記載の通信端末。
【請求項3】
前記出力部は、前記第1映像部分の領域のサイズが閾値以下である場合、前記第1映像部分を他の映像に差し替える指示を前記外部装置に出力する第2出力処理を行う、請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項4】
前記映像に前記所定の被写体が含まれていると判断された場合、前記映像に前記所定の被写体が写っていることを示す情報を報知する報知部をさらに備える、請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項5】
前記出力部は、前記他の拠点において前記遠隔会議に参加する参加者を識別する参加者識別情報を取得し、取得した前記参加者識別情報に特定の参加者の前記参加者識別情報が含まれる場合、前記第1出力処理を行い、取得した前記参加者識別情報が前記特定の参加者の前記参加者識別情報でなければ、前記第2映像部分を前記外部装置に出力する第3出力処理を行う、請求項2に記載の通信端末。
【請求項6】
複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する通信端末のコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、
前記処理は、
前記一の拠点における前記遠隔会議中の映像を取得するステップと、
取得された前記映像に所定の被写体が含まれるか否か判断するステップと、
前記映像に前記所定の被写体が含まれていると判断された場合、前記映像から前記所定の被写体の部分を除いた映像部分を前記外部装置に出力するステップと
を含むプログラム。
【請求項7】
複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する通信端末を用いた遠隔会議方法であって、
前記一の拠点における前記遠隔会議中の映像を取得するステップと、
取得された前記映像に所定の被写体が含まれるか否か判断するステップと、
前記映像に前記所定の被写体が含まれていると判断された場合、前記映像から前記所定の被写体の部分を除いた映像部分を前記外部装置に出力するステップと
を含む遠隔会議方法。
【請求項8】
複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する通信端末と、前記外部装置とを備える遠隔会議システムであって、
前記通信端末は、
前記一の拠点における前記遠隔会議中の映像を取得する取得部と、
取得した前記映像に所定の被写体が含まれるか否か判断する判断部と、
前記映像に前記所定の被写体が含まれていると判断された場合、前記映像から前記所定の被写体の部分を除いた映像部分を前記外部装置に出力する出力部とを備え、
前記外部装置は、
前記通信端末から前記映像部分を取得して前記他の拠点に送信する、遠隔会議システム。
【請求項9】
複数の拠点間で行う遠隔会議において前記複数の拠点に設けられた複数の通信端末と通信を行うサーバであって、
前記複数の拠点それぞれにおける前記遠隔会議中の映像を取得する取得部と、
取得した前記複数の拠点の前記映像の中に所定の被写体が含まれた拠点の映像がある場合、当該拠点の映像から前記所定の被写体の部分を除いた映像部分を、当該拠点以外の他の拠点の前記通信端末に送信する送信部と
を備えるサーバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末、プログラム、遠隔会議方法、遠隔会議システム、及びサーバに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通信回線を介した遠隔会議システムの活用が高まっているが、遠隔会議においても、機密情報の流出を防止する対応が必要である。例えば、下記特許文献1には、通信相手と文書等のコンテンツを共有する閲覧機能を有する遠隔会議システムが開示されている。この遠隔会議システムでは、遠隔会議の参加者に応じてコンテンツの閲覧を制限する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-107645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
遠隔会議システムでは、各拠点に設けられた通信端末により、拠点における映像及び音声が他の拠点へ送信される。映像には通信相手には見せたくない機密情報等の被写体が写りこんでいる場合がある。映像をそのまま送信すると、意図せず機密情報等が通信相手に知られるリスクがあるため、送信映像についてセキュリティ強化が求められる。
【0005】
本開示は、遠隔会議におけるセキュリティを強化し得る技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る通信端末は、複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する。通信端末は、取得部、判断部、及び出力部を備える。取得部は、一の拠点における遠隔会議中の映像を取得する。判断部は、取得した映像に所定の被写体が含まれるか否か判断する。出力部は、映像に所定の被写体が含まれていると判断された場合、映像から所定の被写体の部分を除いた第1映像部分を外部装置に出力する第1出力処理を行う。
【0007】
本開示に係るプログラムは、複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する通信端末のコンピュータに処理を実行させる。上記処理は、一の拠点における遠隔会議中の映像を取得するステップと、取得された映像に所定の被写体が含まれるか否か判断するステップと、映像に所定の被写体が含まれていると判断された場合、映像から所定の被写体の部分を除いた映像部分を外部装置に出力するステップとを含む。
【0008】
本開示に係る遠隔会議方法は、複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する通信端末を用いる。遠隔会議方法は、一の拠点における遠隔会議中の映像を取得するステップと、取得された映像に所定の被写体が含まれるか否か判断するステップと、映像に所定の被写体が含まれていると判断された場合、映像から所定の被写体の部分を除いた映像部分を外部装置に出力するステップとを含む。
【0009】
本開示に係る遠隔会議システムは、複数の拠点間で行う遠隔会議において一の拠点に設けられ、外部装置を介して他の拠点と通信する通信端末と、外部装置とを備える。通信端末は、取得部、判断部、及び出力部を備える。取得部は、一の拠点における遠隔会議中の映像を取得する。判断部は、取得した映像に所定の被写体が含まれるか否か判断する。出力部は、映像に所定の被写体が含まれていると判断された場合、映像から所定の被写体の部分を除いた映像部分を外部装置に出力する。外部装置は、通信端末から上記映像部分を取得して他の拠点に送信する。
【0010】
本開示に係るサーバは、複数の拠点間で行う遠隔会議において複数の拠点と通信を行う。サーバは、取得部、及び送信部を備える。取得部は、複数の拠点それぞれにおける遠隔会議中の映像を取得する。送信部は、取得した複数の拠点の映像の中に所定の被写体が含まれた拠点の映像がある場合、当該拠点の映像から所定の被写体の部分を除いた映像部分を、当該拠点以外の他の拠点の通信端末に送信する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

シャープ株式会社
送風機
8日前
シャープ株式会社
表示装置
23日前
シャープ株式会社
端末装置
24日前
シャープ株式会社
加熱機器
22日前
シャープ株式会社
筐体構造
22日前
シャープ株式会社
走行装置
29日前
シャープ株式会社
通信端末
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
シャープ株式会社
通信装置
10日前
シャープ株式会社
端末装置
29日前
シャープ株式会社
表示装置
8日前
シャープ株式会社
表示装置
8日前
シャープ株式会社
画像形成装置
24日前
シャープ株式会社
画像形成装置
3日前
シャープ株式会社
アンテナ装置
23日前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
17日前
シャープ株式会社
画像形成装置
17日前
シャープ株式会社
イオン発生装置
29日前
シャープ株式会社
緩衝材及び梱包体
24日前
シャープ株式会社
端末装置および測定方法
19日前
シャープ株式会社
通信装置および制御方法
1か月前
シャープ株式会社
端末装置および通信方法
1か月前
シャープ株式会社
端末装置および通信方法
9日前
シャープ株式会社
トナー及びその製造方法
1か月前
シャープ株式会社
決済システム及び決済方法
25日前
シャープ株式会社
情報処理装置及び設定方法
22日前
シャープ株式会社
端末および端末の制御方法
1か月前
シャープ株式会社
動画像符号化装置、復号装置
22日前
シャープ株式会社
補助電源回路および電源装置
1か月前
シャープ株式会社
動画像符号化装置、復号装置
25日前
シャープ株式会社
給紙装置および画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
定着装置および画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
端末装置、および、基地局装置
1か月前
シャープ株式会社
端末装置、および、基地局装置
24日前
シャープ株式会社
画像処理装置及び表示制御方法
8日前
続きを見る