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公開番号2025167016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071269
出願日2024-04-25
発明の名称シートバック
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/64 20060101AFI20251030BHJP(車両一般)
要約【課題】バックボードのボード周縁部とバックカバーとの合わせ部に隙間が形成されにくいシートバックを提供すること。
【解決手段】シートバック1は、着座者を弾性的に支持するクッション体2と、クッション体2をシート裏側から支持するバックフレーム5と、バックフレーム5にシート裏側から取り付けられるバックボード6と、を有する。クッション体2は、中央の天板メイン3と、両サイドの天板サイド4と、の3つの分割要素に分割された構成とされる。各天板サイド4は、サイドパッド4Aと、そのパッド裏面に設けられるサイド基材4Bと、サイドパッド4Aをシート表側から被覆すると共に周縁のカバー端末C1がサイド基材4Bの基材裏側の凹部B1に固定されるように引き込まれるサイドカバー4Cと、を有する。バックボード6のボード周縁部6Aが、シート表側に曲がるように延びて凹部B1にシート裏側から差し込まれる差込部とされる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
着座者を弾性的に支持するクッション体と、該クッション体をシート裏側から支持するバックフレームと、該バックフレームにシート裏側から取り付けられるバックボードと、を有するシートバックであって、
前記クッション体が、シート幅方向の中央部分を成す天板メインと、シート幅方向の両サイド部分を成す各天板サイドと、の3つの分割要素に分割され、
各前記天板サイドが、シートパッドを成すサイドパッドと、該サイドパッドのパッド裏面に設けられるサイド基材と、前記サイドパッドをシート表側から被覆すると共に周縁のカバー端末が前記サイド基材に形成されるシート裏側から凹む凹部に固定されるように引き込まれるサイドカバーと、を有し、
前記バックボードのボード周縁部が、シート表側に曲がるように延びて前記凹部にシート裏側から差し込まれる差込部とされるシートバック。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシートバックであって、
前記カバー端末が、前記凹部に対して、前記ボード周縁部をシート裏側から差し込み可能なシート幅方向の隙間を有するように固定され、
前記ボード周縁部が、前記カバー端末とシート幅方向に並ぶように前記隙間に差し込まれるシートバック。
【請求項3】
請求項2に記載のシートバックであって、
前記カバー端末が、該カバー端末に沿って延びる板状の係止プレートを有し、該係止プレートが前記凹部の内側壁の壁奥部から凹内に突出するリブへの当たりと外側壁の壁入口部から凹内に突出する返しへの引掛かりとによって、前記サイドカバーのテンションに抗して前記凹部に前記隙間を形成するように固定されるシートバック。
【請求項4】
請求項3に記載のシートバックであって、
前記リブが、前記係止プレートを差し込みに伴って前記外側壁に漸次寄せるように前記内側壁の壁入口側から壁奥側に向かって凹内への突出を傾斜状に増大させるシートバック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートバックに関する。詳しくは、バックフレームにシート裏側から取り付けられるバックボードを有するシートバックに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートバックの裏面にバックボードが設けられた構成が開示されている。バックボードは、バックフレームにシート裏側から取り付けられている。バックボードのボード周縁部は、シートバックの表面を覆うバックカバーのシート裏側に引き込まれた先の部分にシート裏側から当てられている。それにより、バックボードのボード周縁部とバックカバーとの間の隙間が詰められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-74625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成のように、バックボードのボード周縁部がバックカバーに当てられているだけでは、そのどちらかの撓みによって両者の間に隙間ができやすい。そこで、本発明は、バックボードのボード周縁部とバックカバーとの合わせ部に隙間が形成されにくいシートバックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する手段として、本発明のシートバックは、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、着座者を弾性的に支持するクッション体と、該クッション体をシート裏側から支持するバックフレームと、該バックフレームにシート裏側から取り付けられるバックボードと、を有するシートバックであって、前記クッション体が、シート幅方向の中央部分を成す天板メインと、シート幅方向の両サイド部分を成す各天板サイドと、の3つの分割要素に分割され、各前記天板サイドが、シートパッドを成すサイドパッドと、該サイドパッドのパッド裏面に設けられるサイド基材と、前記サイドパッドをシート表側から被覆すると共に周縁のカバー端末が前記サイド基材に形成されるシート裏側から凹む凹部に固定されるように引き込まれるサイドカバーと、を有し、前記バックボードのボード周縁部が、シート表側に曲がるように延びて前記凹部にシート裏側から差し込まれる差込部とされるシートバックである。
【0007】
第1の発明によれば、ボード周縁部の凹部に対する差し込み深さにずれが生じても、ボード周縁部がその隣接するカバー端末と合わされた状態を維持することができる。よって、ボード周縁部とサイドカバーとの合わせ部に隙間が形成されにくくなる。このような構成を、カバー端末を固定するために各サイド基材に形成される凹部の構成を利用して合理的に得ることができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記カバー端末が、前記凹部に対して、前記ボード周縁部をシート裏側から差し込み可能なシート幅方向の隙間を有するように固定され、前記ボード周縁部が、前記カバー端末とシート幅方向に並ぶように前記隙間に差し込まれるシートバックである。
【0009】
第2の発明によれば、ボード周縁部をカバー端末と干渉させないように凹部に差し込むことができる。その結果、ボード周縁部とその隣接するカバー端末とをより適切に合わせた状態にすることができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記カバー端末が、該カバー端末に沿って延びる板状の係止プレートを有し、該係止プレートが、前記凹部の内側壁の壁奥部から凹内に突出するリブへの当たりと外側壁の壁入口部から凹内に突出する返しへの引掛かりとによって、前記サイドカバーのテンションに抗して前記凹部に前記隙間を形成するように固定されるシートバックである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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